T's通信 2003年 8月号
 むし暑いっすね〜!の今日この頃、メンバーの皆さんご機嫌の方はいかがでしょうか?
 今年も先日の7/23は年間を通じて最も暑いとされている「大暑」を迎えました。さぞかし暑いやろうなぁと覚悟をしていたのですが、どっこい大陸から冷たい空気が入り込んで肌寒い一日となりました。でも近畿地方もついに梅雨明けしていよいよ夏本番ですよ!今年の夏はメチャ暑そうですよ。くれぐれもご自愛して下さいませ!
 でも我々ダイバーにとっては、めちゃエエ季節になってきました。我々ダイバーが自愛する最もよい方法はやはり海に繰り出すことですよね。ザブーンと海に飛び込んだ時の気持のよいこと!ということで一足先に真夏の海にザブーン!自愛の旅「T’s西表ツアー」報告に参りましょうか!

 ときは平成15年7月18日AM8:35。我々「T’s AREA愉快な仲間たち」を乗せたANK671便が定刻通り石垣島に向かって飛び立ち、石垣島でゆっくり郷土料理の昼食をとって、高速艇で西表島に着いたのはPM2:10でした。もちろんこのままおとなしくしている「仲間たち」ではありません。早速メッシュバッグに器材を詰め込んで、さあ行くで〜!しかし。と今年も恒例の「T’s西表ツアー」の始まり始まりでした。
 今回もよう潜りましたで〜!4日間でトータル10ダイブしてきました。
 初日、「バラス西西」ここは西表島の北側にあるサンゴの美しい根が続くポイントでカスミチョウチョウウオやブルーの鮮やかなハナゴイが「また来たんかい」と我々を迎えてくれました。

 2日目「オグリキャップ」「鹿ノ川中の瀬」ここは西表島の南側になり潮のあたりもよく透明度もよく白い砂地にパッチ状に点在する小さなサンゴ根は、まさに「THE沖縄」の世界で本当に気持ちよかったですよ。サンゴ根には黄色が鮮やかなヨスジフエダイとキュウセンフエダイの親戚同士の群れや骨まで透けて見えるスカシテンジクダイやキンメモドキの群れが覆い被さる様に小宇宙を作っていました。そうそう大きなナポレオンに少し小ぶりのアオウミガメがしれーっと通って行きました。ホンマええ感じやねぇ〜!
 3本目は北側に帰ってきて「バラス北」の浅場のポイントで潜りました。ここはなかなかマニアックなところでフリソデエビ、コマチテッポウエビ、コシオリエビ、ウミシダウバウオなど探せばもっと色々出てきそうでした。サンゴ根も発達しててそこにはアカネハナゴイがいっぱい群れてとってもうっとりでした。アデヤッコに出会い頭に会えてラッキーでした。一瞬でしたけどね。

 3日目「石崎マンタスクランブル」今年もやってくれましたわ!今回は大ぶりのマンタが我々の真上を優雅に何度も舞ってくれてみんなやんややんやで大興奮でした。本当にマンタはカッコ良いですね。
「ヒナイビーチ」ここは透明度は少し悪いのですが、魚はいっぱいでした。直径5mくらいの小岩があってそこにはスカシテンジクダイの大群、ケラマハナダイの幼魚達、それを狙ってユカタハタがゆら〜り。よく見るとフタイロカエルウオやヒトスジギンポ、オイランヨウジやオキナワベニハゼ、茶色の岩と化したウルマイザリウオやミヤマウミウシなど色んな生物が共存する小宇宙状態でした。この小岩から少し離れたところに珍しいトウアカクマノミの夫婦がいて卵をせっせと世話をしていました。少しマニアックですがホンマ面白いポイントでした。

 4日目「ハナゴイの根」名前の通りブルーが本当に鮮やかなハナゴイや、何とも言えない美しさのアカネハナゴイ、サロンパスフイッシュのスミレナガハナダイがうっとりのポイントでした。そしてここには人差し指くらいの黄色いジョーフィッシュがいます。とっても可愛かったです。
 レア物のアカネハゼの成魚がー15m位にいてびっくりでした。(普通ー30〜40mにいます)
 「ノースコーナー」ここは昔[うなりざき]の五十嵐さんと梅ちゃんが開拓したポイントで島の南西に位置します。潮通しのよいポイントでいつも安定した透明度を誇ります。サンゴと岩礁のショートドロップオフのここは大物も好調です。今回はイソマグロがジェット機の編隊のようにかっこよく登場してくれました。−26mのオーバーハングに僕の大好きなハナゴンベがいてとっても可愛かったですよ。「ティーズエリア」やっぱりここは面白いですね!ユビエダハマサンゴの間や上にはイトヒキテンジクダイ、アトヒキテンジクダイ、クロオビアトヒキテンジクダイ、スカシテンジクダイに赤い点が鮮やかなネオンテンジクダイやキャンディのようなマンジュウイシモチなどテンジクダイ科の宝庫です。まわりの砂地には黄色と茶色の2種類のギンガハゼがあちこち!浅場のアマモの林に行ってみるとめちゃ小さくて可愛いマンジュウチビモチ(1cm位の)やアマモにうまく擬態していたフチドリカワハギなど本当にここは変な海です。思わず1時間以上も楽しんでしまったではありませんか。

 今回宿泊は「うえはら館」といって島一番のメインストリート(スーパーが一軒とおみやげ屋さんとアクセサリー屋さんが数軒あるだけ)にある民宿に泊まったので、アフタ―ダイビングは皆さんめいめいに街中に繰り出しておられました。これがまたのんびりしてええ感じやねん!て。

 夕食は皆で2回外食をしました。1回目は島の漁師さんがやってる割烹居酒屋さんの「初枝」、さすが漁師さんだけあって魚介類の刺身や煮物、焼き物、揚げ物は本当においしかったです。
もう一軒は「うえはら館」のすぐとなりのイタリア料理屋さんの「KaKe:Ta」ここは結構本格的なイタリア料理を出してくれる店です。2軒ともワイン、オリオンビール、泡盛のフルコースで盛り上がったのは言うまでもありません。帰りにほろ酔い気分で空を見上げると夜空にこんなにあったんかの星たち!天の川も真上を流れていました。地球もこんなにきれいんかなぁ?
 そして宿に帰ったあと皆で泡盛片手に(まだ飲むんかい)その日のビデオを見ながら今回の西表島での思い出話に花を咲かせる時の幸せなこと。年齢、性別、身分などまったく関係なくみんな子供のころのような同じ顔をして話ができるのもダイビングのええとこですよね。

 このようにして今回の「T’s AREA西表島ツアー」も無事終了しました。思い起こせばサンゴのきれいな所も行けたし鹿ノ川のような透明度抜群の海も行けたし、ティーズエリアのようなマニアックな海にもいけたし、マンタにも会えたし今回の西表島もサービス満点でした。
 今回も「ホットマングローブ」の梅ちゃんをはじめスタッフの皆様、「うえはら館」のお父さん、お母さんやスタッフの皆様。そして何より参加して下さったメンバーの皆様のおかげで本当にすばらしくのんびりとそして思い出がいっぱい残った ツアーになりました。本当にありがとうございました!
次回のビックツアーはダイバーズヘブン沖縄の「座間味島」です。今回参加できなかったメンバーの皆様も次回はぜひご一緒させて下さい。きっと海での素晴らしい思い出が出来ますよ!
 そしてメンバーの皆様、我々のホームゲレンデも水温26℃とウエットスーツでも快適ですよ。

ホームゲレンデといえば、南紀や四国に日本海も加わってきて、いよいよ我らダイバーのシーズン到来です。さあ母なるわれらが愛する海へみんなで繰り出そうではありませんか!
ストレスも何もかも吹っ飛んで、ほんまええこんころ持ちですよ〜!!

今月の愉快な仲間たち
内田 様 8/7 小峰 様  8/9 房安 様 8/11 宮本 様 8/15
山本 様 8/16 竹本 様 8/16 藤田 様 8/17 札場 様 8/18
豊崎 様 8/27 西田 様 8/31


ささやかなプレゼントを送らせていただきます )^o^(