T's通信 2003年 7月号
 最近梅雨らしいうっとうしい日が続きますが皆様、いかがお過ごしでしょうか?
しかし今年の阪神タイガースはうっとうしい梅雨も何のその!6/29横浜スタジアムで横浜と対戦、6−2で逆転勝ちし、今季両リーグ通じて一番乗りの50勝目をマークしました。これは昭和39年に南海(今のダイエー)が記録した7/2達成を塗り替える最速記録であり史上初の6月中での50勝達成となりました。暗いニュースが多い中で本当に我々に希望と勇気と元気を与えてくれていますよね。でも星野さん!オチはいらんで!そのまま突っ走ってや〜!!

海の中も同じようににぎやかで我々に一杯元気を与えてくれてますよ。ただ今南紀の水温は24℃、気温の方も晴れると30℃以上もありウエットスーツが快適です。それに黒潮がまともに入ってきたので透明度がよくブルーがとってもきれいで本当気持ちが良いですよ。もう夏ですね。

 先月号でも書きましたが、水温も20℃を境に色んな生物の求愛行動、産卵行動、子育て行動?があちこちでみられます。この前南紀の白崎、南部に行ってきたら、ただ今マウスブリーダー(口内保育をする魚)のクロホシイシモチやキンセンイシモチ、オオスジイシモチなどのテンジクダイの仲間たちの産卵行動、子育て行動があちこちでみられました。
スズメダイの仲間は♂がすべすべした岩を探して藻などを掃除して産卵床と呼ばれる部分を作ります。それからお気に入りの♀をそこに連れて来て卵を産ませた後精子を振り掛けてその後は♂が卵がふ化するまで世話をします。ただ今ヤマブキスズメダイ、マツバスズメダイ、スズメダイ、クマノミなどのお父さんがせっせと子育てに励んでいるところもあちこちで観察出来ます。

 回遊魚達にも遭遇率が高くなってきましたよ。カンパチの大群などが盛んに小魚にアタックしているシーンを目にします。そうそうこの前、南紀南部の「ショウガセ」でシイラが興奮して頭部あたりを白く変色させながらしきりに小魚の群れにアタックを繰り返していたのが見れました。
 シイラは水中ではなかなかお目にかかれないので本当にラッキーでした。いつもながら野生の世界の弱肉強食の厳しい世界ではありますが、そういう時の彼らはやはりエキサイティングでかっこいいですね。

ネジリンボウなどのハゼの仲間もあちこち見られるようになりました。もちろんヤシャハゼも健在ですよ。イザリウオは今年も当たり年で南紀や四国の色んなポイントに出没しております。
 南部の「ミサチ」の2cm位のクマドリイザリウオやイロイザリウオがとっても可愛いですよ。 テーブルサンゴなどのハードコーラルやトサカなどの色とりどりのソフトコーラルも元気一杯でそれらに鮮やかなブルーのソラスズメダイやオレンジのキンギョハナダイの群れやフィリピンや沖縄の方からやって来た色とりどりの熱帯魚たちが夏のお天道様にからんだ日にゃあ、あんた、体全体の疲れやストレスがスーっと抜け落ちていくのが分かります。やはり母なる海なのですね。海の中にいるだけで何か気分が落ち着いて来るんですよね。
 
さあこれからは海の中の役者さんだけでなく、我々のホームゲレンデも南紀や四国、そして日本海方面と役者がそろいます。もうすぐ梅雨明け!さあ今年の夏も色んな母ある海に一緒に繰り出しましょうね!!ほら海のことを思っただけで、気分がスーッとして来たでしょう?スーッと。

今月の愉快な仲間たち
習田 様 7/5 中澤 様 7/7 煎谷 様 7/7 飯田 様 7/9
伏見 様 7/10 山本 様 7/10 山下 様 7/10 石川 様 7/12
林  様 7/17 森川 様 7/18 西尾 様 7/18 大西 様 7/18
森口 様 7/20 土井 様 7/21 竹内 様 7/29 今東 様 7/29


ささやかなプレゼントを送らせていただきます )^o^(