T's 通信  4月号

3月は去るとはよく言ったもので月日が経つのは早く2023年が明けてもう3ヶ月が経ちましたね。
最近あちこちで桜が花を開き、めっきり春らしくなりとても過ごしやすくなってきた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?

春と言えば多くの海洋生物が生まれる時期ですが、先日の新聞に大阪の海遊館のイトマキエイが妊娠中と書かれてありました。

イトマキエイとはご存じマンタことオニイトマキエイやナンヨウマンタの親戚で、形はほぼ同じ、違いは先ず大きさ。マンタは5~8mに成長しますがイトマキエイは3mほど。それと口の位置と大きさが違います。マンタの口は幅広く頭部の前方にありますが、イトマキエイの口は腹部側にあり幅が狭いです。(今度海遊館に行かれた時、口の位置を確認してみて下さい(^^))

では話を戻しましょう。飼育下におけるイトマキエイの妊娠は世界初なんですよ。なのでより万全な出産環境を整えるため2022年12/15から「太平洋水槽」に仕切り網を設置しています。

イトマキエイは2008年に海遊館が世界で初めて展示に成功した種で、現在も雄雌それぞれ1頭、計2頭が元気に暮らしています。2022年2月頃から交尾行動が確認され始め、超音波検査によって同年8/17に胎仔1尾の妊娠を確認したそうです。

イトマキエイは胎内で仔をある程度成長させてから産む「胎生」であり70~90cmまで成長してから生れ出てくるそうです。8月現在胎仔は約50cm程らしく、2023年3月頃に誕生すると予想されています。
ということはこのT’s通信が皆様の手元に届くころにはイトマキエイの赤ちゃんが生まれているかもしれませんね.。 生まれたらぜひ見に行きたいものです(^^)



それではここらで先日行ってきた南紀串本大島の須江ツアー報告にまいりましょうか!

今回の須江では、期間限定ポイント(10/1~3/31)の内浦ビーチに潜ってきたのですが、いろんなユニークな生物や大群の生物に出会えてメッチャ癒されましたしとっても楽しかったですよ。

どういう風に癒されたか?楽しかったか?どんな生物達に出会えたのか?百聞は一見に如かず!
下の写真を見てやって下さいませm(^-^)m



このように近場の春の海は生物で賑やかだし幼魚達もいっぱいで本当エエ感じですので、
ぜひまた近々パワフルな春の海に感動と癒しを求めてご一緒させて下さいね~!(^ー^)>