T's 通信  4月号

3月は去るとはよく言ったもので月日が経つのは早く2020年が明けてもう3ヶ月が経ちましたね。
最近めっきり春らしくなりとても過ごしやすくなってきた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?

最近新型コロナウイルスのおかげで日本を含め世界中が大変な状態になっていますよね。
日本では感染者は29日、新たに計140人が判明し、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の
乗員乗客を含めた国内の感染者は計2574人となったそうです。

これからさらなる感染者が出てくるでしょうが、一刻も早く早く新型コロナウイルスを
直接やっつけられる薬やワクチンが出来てほしいものですね。
そして日本を含め世界中が一刻も早く「コロナショック」から立ち直りたいですね。


こんなときに不謹慎かもしれませんが、
我々ダイバーにとって興味深いニュースがあったので紹介させて頂きます。

今年の2月の半ばにオーストラリアのグレート・バリア・リーフ最南端で、フィンランド人の
海洋写真家のクリスチャン・レインさんがピンク色のマンタ(オニイトマキエイ)の撮影に成功しました。
その個体は「世界で唯一の可能性」とされており、今話題になっているそうです。

横幅約7メートル近く、体長3.4メートルほど、そして体重およそ2トンとされるこのピンク色のマンタが
目撃されたのは、実は今回が初めてではないそうで最初の目撃は2015年で、
それ以降8〜10回ほどしか目撃されなかったそうです。

綺麗なパステルピンク色のマンタは、生物学者らに映画『ピンク・パンサー』に出てくるキャラクターに
ちなんで「クルーゾー警部」というニックネームで呼ばれているそうです。

今回、サンゴ礁が美しく広がるクイーンズランド州のレディーエリオット島で目撃された
クルーゾー警部ことピンク色マンタは、世界で唯一の可能性が高いと言われています。

クルーゾー警部が目撃された回数は非常に少ないのですが、生物学者らは、
なぜピンク色なのかをずっと調査してきました。

通常、マンタはジンベイザメと同じように歯がないため、オキアミやプランクトンを主食にしています。
しかしクルーゾー警部については、甲殻類を主食にしていてフラミンゴ同様に食生活の影響で
ピンク色に変色したのかもしれない、もしくは皮膚の病気ではないかと推測されていました。

そこで、2016年に皮膚サンプルの採取に成功し生体検査を行ったところ、そのどちらが原因でもない
ことが明らかになりました。ナンヨウマンタは、通常全身が真っ黒か真っ白、もしくは白黒という
3パターンに分類さますが、白黒パターンが最も一般的です。

現在の調査では、クルーゾー警部のピンク色の原因は、正常な色素が欠乏した非常に稀な遺伝的変異
「エリスリズム(erythrism)」の可能性が高いと言われていますが、はっきりとは確定されていません。

「エリスリズム」というメラニンを発現させる遺伝子変異は、髪や皮膚、羽根や卵の殻などがピンク色
または赤みを帯びた色になります。今や一般的に認知されているアルビノ(白皮症)は同様の現象です。

クルーゾー警部の姿はあまりにも珍しいピンク色で、写真を見るとまるでCGのように見えますが、
既に「プロジェクト・マンタ」で研究を何年も続けている科学者らは、このピンクのマンタは
間違いなく本物であると述べているそうです。

僕達も一度実際に海の中でこの「クルーゾー警部」に出会いたいものですね(^-^)



    通常のマンタ         クルーゾー警部こと、ピンクのマンタ(^^)

それではここらで先日行ってきたミクロネシア大将 パラオツアー報告にまいりましょうか!

パラオは久々だったのですがお天気も透視度もメッチャよく、相変わらず海の中の生物も
いっぱいだったので、すっかりエエように癒されて帰ってまいりました(^-^)>

そして名物のミルキーウエイでは皆さん子供に戻って真っ白い泥を全身に塗りたくって
泥パックをしたりして、とっても楽しかったですよ(^^)v

どういう風に癒されたか?楽しかったか?どんな生物達に出会えたのか?百聞は一見に如かず!
下の写真を見てやって下さいませm(^-^)m






  


このように海の中はいつもと変わらず本当エエ感じですので、
ぜひまた近々色んな海に感動と癒しを求めてご一緒させて下さいね~!(^ー^)>