でもその骨組みには、いろんなサンゴが付いていてまるで何かのオブジェのような風格がありました。そして漁礁のように生物たちに格好の住処を提供していました。

そのサンゴのオブジェのような骨組みに付いていたヤギには紅白の格子柄がお洒落なクダゴンベが棲みついていたり、その骨組みの上や中にはヤマブキスズメダイやオキナワスズメダイ、キンギョハナダイやメラネシアンアンティアス、ニシキヤッコにソメワケヤッコなどのカラフルな熱帯魚達がとっても絵になりました。

沈船の下は砂地とゴロタ岩が転がっていて、そこにはルブロマクラータスやスキンスポットドワーフゴビーやリングアイドワーフゴビーなどのべニハゼの仲間や、ニチリンダテハゼやハタタテシノビハゼなどの共生ハゼの仲間や、フィリピンやマレーシアやインドネシアの一部にしかいないカンムリニセスズメ(パープルバック・ドティーバック)などが我々の目を楽しませてくれました。

ふと上を見るといつの間にかこの鉄枠にナンヨウツバメウオが群れで登場してくれ、広角の被写体としてなかなか絵になりました。

そして浅場にいたイイジマフクロウニの仲間の上に、な、な、なんとコールマンシュリンプのカップルが乗っかっているではありませんか!

最後はもっと浅場のユビエダハマサンゴの群生に移動してアカメハゼとお昼間からニシキテグリとメッチャ贅沢な安全停止をしてからみんなでご機嫌さんで浮上しました!(^^)v

ホンマどんな海やねん!ここは!(^^)


2本目はいったんリゾートに帰ってちょっと休憩してから「カテドラル」に繰り出しました。

カトリック教会の大聖堂を意味するここ「カテドラル」には水深15m程の海底に十字架がありました。

ここを通るキリスト教信者のダイバーは十字を切って通過するところで、今回の我々のフィリピン人水中ガイドのミックも例外ではありませんでした。

今では十字架にはイボヤギなどのカラフルなサンゴが付いていて凄く雰囲気がありました。

ガイドのミックがパンを袋に入れて持って来ていて、彼がそのパンを袋から出すととたんに隣のダイバーが見えなくなるくらい色んな熱帯魚達がいーっぱい寄ってきました。

周りの砂地ではゴールドスペックジョーフィッシュやヤマブキハゼがいたり、浅場のサンゴ礁では毎度お馴染みタルボットダムゼルやローランドダムゼルやオキナワスズメダイなどのスズメダイの仲間や、下を向いて泳ぐヘコアユの群れや、ミカドチョウチョウウオやシチセンチョウチョウウオやミゾレチョウチョウウオなどのチョウチョウウオの仲間や、メラネシアンアンティアスやキンギョハナダイなどのハナダイの仲間が群れていてとっても華やか&癒しの世界でした(^ー^)