3日目1本目は阿嘉島の西側のある「西浜」

真っ白い砂地のなだらかなスロープを下っていくとポツンの一つの小さな根が現れました。

その小さな根が、ケラマで最も有名な小さな根、「アザハタの根」です。

この根にはスカシテンジクダイやキンメモドキ、ケラマハナダイやカシワハナダイ、フタイロハナゴイなどのハナダイの仲間達のハーレム、そして名前の通り大きなアザハタのカップルが彼らの王様のように偉そうに君臨しており、さすがに迫力がありました。

良く見ると甲殻類も多く、アカスジモエビやホワイトソックスやオシャレカクレエビ、スザクサラサエビなどがいっぱい棲みついておりました。

アカスジモエビに手を差し伸べると、指の上に乗っかり爪の間や指先をクリーニングしてくれて、とっても可愛かったですよ。

2本目は「海底砂漠」

ここは無人島ガヒ(嘉比)島の東側にあるポイントで、ご存知無機質な海底砂漠が広がるところであります。

でも良く見ると、砂地はハゼ天国でありました。あちこちに我々ダイバーのアイドルのヤシャハゼがカップルでホバーリングしていました。その合間には負けじとヒレナガネジリンボウもホバーリングしていたりして、皆さんマイハゼを見つけて独り占めして暫し遊んでもらいました。

浅場は小さなサンゴ根があちこちあり、サンゴにはブルーが鮮やかなナンヨウハギやデバスズメダイ、そしてフタスジリュウキュウスズメダイの幼魚などが覆いかぶさるように群れていてとっても美しくメッチャ可愛かったですよ(^^)v

3本目は座間味島の南側の「シル」

ここは浅場はサンゴのガレバとサンゴ礁、ガレバのなだらかなスロープを少し下ると白い砂地に変わります。

その砂地のスロープを下っていくと、大きなキクメイシ(サンゴ)の仲間が現れました。

ここはさながら砂漠のオアシスのように色んな生物達の棲家になっておりました。

毎度お馴染みケラマハナダイのハーレム、ヨスジフエダイやウメイロモドキの幼魚の群れ、隙間にはスカシテンジクダイやキンメモドキがいーっぱい群れていてとても見応えがありました。

そのサンゴの裏側に回ってみると、目をキラキラ輝かせていたハダカハオコゼのカップルと目が合ったり、下を見ると例のクリーニング屋さんのアカスジモエビが指をクリーニングしてくれたりで、僕たちもこの海の中のオアシスにすっかり癒されてしまいました(^^)
最終日の1本目は無人島安室島の東側の「ウフタマ」

ここもケラマらしい真っ白い砂地に小ぢんまりしたサンゴ根が点在するところで、サンゴ根にはケラマのお約束のケラマハナダイやカシワハナダイ、キンギョハナダイ、ハナゴイなどの綺麗どころが我々を出迎えてくれました。

そしてサンゴ根のもう一つのお約束、スカシテンジクダイやキンメモドキの大群がお天道様の光をいっぱい受けてキラキラ光り輝いて見えました。

その美しさに引かれてか、どこからとも無くカスミアジのカップルが彼らの上を旋回しておりました。

そしてここでのスペシャルは、アゴハタが見れたことでした。

普通アゴハタはー40m前後の深い海に生息しているのですが、ここではー15m前後にいて、それもジックリ観察させてくれてとってもラッキーでした(^^)v