月日が経つのは早いものですね。もう6月になってしまいました。
それにしても最近は特に春眠暁を覚えず(もう初夏ですが)で、朝のお布団がとっても気持ちがよく、一年中で一番気持ち良い季節の今日この頃、メンバーの皆様いかがお過ごしでしょうか?
でもお昼間のお天気のよい日なんかは、もうすっかり夏の雰囲気ですよね(^^)

我々のホームゲレンデ南紀や四国も、気温も水温もぐんぐん上がってきてこちらの方もすっかり夏の雰囲気ですよ。
最近の初夏の海の中の出来事と申しますと、色んな魚達が産卵し始めていてとっても活気があります。

この時期の産卵行動の代表選手は色々いるのですが、今回はテンジクダイの仲間のことを紹介しましょう(^^)

キンセンイシモチやクロホシイシモチに代表されるテンジクダイの仲間達の産卵は、先ず雄が雌のおなか辺りを軽く突っついて産卵を促します。突っつかれた雌は次第にその気になって産卵し始めます。それを見て雄はすかさず精子を振りかけ、その後雄は自分の口の中に卵を頬張り、口内保育を始めます。
その時の雄の口ははち切れそうに膨らんでいるのですぐに分かります。
お父さんはたまに口の中の卵達に新鮮な海水を与えるために卵達を口から出したり入れたりして位置を変えてローテーションさせます
雄の口の中の卵は最初はオレンジ色ですが日が一週間ほどたつと銀色に変わりそのうち卵一個一個に目玉が出来、2週間前後でお父さんの口から孵化して一斉に巣立っていきます。(それまではお父さんは絶食で頑張るらしいです)
孵化は日没後30分〜1時間の間に行われます。この時間帯に潜ってみると孵化の瞬間が見れるかも?ですよ。

このようなシーンは6月〜夏過ぎ頃まで見れるので、ぜひこの感動の瞬間にご一緒したいものですね(^^)>

それではここらで、一足先に夏してきたゴールデンウィークの慶良間ツアー報告に参りましょうか(^^)
T's通信 6月号
慶良間諸島は那覇の西約40Kmに浮かぶ大小30ほどの島々の総称で、今回はその中の阿嘉島に行ってまいりました。

大小30余りの島々に囲まれた慶良間の海は、サンゴ礁、砂地、穴、ドロップオフなどがコンパクトにまとまった箱庭のような海(ポイントまで5〜20分程度)
喰っちゃあ潜り、潜っちゃあ飲んで寝えのでまさにダイバーズヘブン(天国)の慶良間の海を満喫してきましたよ〜!(^^)

と言う訳で4/29の朝、神戸空港を飛び立ち、那覇空港から泊港に移動して、高速艇クイーンざまみに乗って阿嘉島に着いたのはお昼の14:00頃でした。

着いた日の阿嘉島はお天気はええ天気で真夏そのものでした!と言いたいところでしたが、生憎曇り空でした。

しかし!そんなんでめげるT'sのメンバーではありません!

「さぁ行くで〜!」と着いてさっさと水着に着替えて慶良間の海に繰り出し、最初に飛び込んだのは阿嘉島の「前浜」でした

と言う訳で初日の「前浜」から始まって今回も合計10本とよー潜ってきましたよ〜(^^)


それでは前置きはこのくらいにしてぼちぼちここいらで慶良間ダイビングリポートにまいりましょうかね(^^)> 先ず慶良間でのファーストダイブは「前浜」

白い砂地に大小の根が点在する沖縄らしいところで、大きなアオウミガメの遭遇率が高いポイントです。

今回残念ながらウミガメはお留守だったのですが、根の上や周りには、スカシテンジクダイやキンメモドキの大群、色鮮やかなヨスジフエダイの群れやスズメダイ、チョウチョウウオの仲間達。どこからともなく現れたグルクン(クマザサハナムロ)の大群。そして彼らを狙う大きなカスミアジの小編隊が現れたりしました。

そう言う彼らとこのロケーションに「今回も沖縄に来たぞ〜!」と言う気持ちが沸々と湧いてきました。

と同時に、いつもの沖縄の仲間達が我々の慶良間お初ダイブを歓迎してくれたので、いつの間にやら長旅の疲れもどこかにすっ飛んでしまいました。(^−^)