それにしても月日が経つのは早いものですね。もう6月になってしまいました(^^)
最近は特に春眠暁を覚えず(もう初夏ですが)で、朝のお布団がメチャ気持ちが良いこと!一年中で一番気持ち良い季節の今日この頃、メンバーの皆様いかがお過ごしでしょうか?
でもお昼間でお天気のよい日なんかは、もうすっかり夏の雰囲気ですよね(^^)

我々のホームゲレンデ南紀や四国も、最近気温も水温もぐんぐん上がってきてこちらの方もすっかり夏の雰囲気です。
海の中も、色んな生物達が産卵や子育てし始めていてとっても活気があります。

この時期の産卵&子育ての代表選手はやはりクマノミでしょうか。

クマノミの産卵は、先ず雄がイソギンチャクの触手に隠れた岩の表面から海藻などを口で摘んで掃除し始めます。
(その間雌はと言うと産卵に備えていっぱいご飯を食べ続けます。)掃除がし終わると、いよいよ産卵です。

夫婦でイソギンチャクの触手を噛んで触手を引っ込めさせ、そのスキに雌が岩肌(産卵床)に卵を産み付ける訳ですが、卵は明るいオレンジ色で粘着糸によってしっかり産み付けられます。

ひとしきり卵が産み付けられると、雄がその後を正確にたどりながら精子を振り掛けていきます。このような動作を繰り返しながら、1時間以上かけて約1000個の卵を産むんです。

産みたての卵は鮮やかなオレンジ色なのですが、水温によりますが1週間〜2週間位で透明になり中には稚魚がはっきり確認できるようになり、そうなると間もなくハッチアウトです。孵化は日没後30分〜1時間の間に行われます。
この時間帯に潜ってみると孵化の瞬間が見れるかも?ですよ(^^)

子育てはどうかというと、雌が卵を産み付けたあとはかわって雄が卵に新鮮な水を送ったり、口でごみなどを取り除いたりします。雌は外敵を追い払う役目をします。クマノミは雄から雌に性転換する魚ですから、当然雌の方が強いんですね。(人間社会も同じですかね?)

ちなみに雌雄を区別の仕方はお分かりですか?そうなんです(^^)雌は身体が大きく、尾ビレが白く、雄は少し小さめの体で尾ビレが黄色いのですぐ見分けられますよね。

このようなシーンは6月〜夏過ぎ頃まで見れるので、ぜひ一度この感動の瞬間にご一緒させてくださいね〜!
(^^)>

それではここらで、一足先に夏してきたゴールデンウィークの沖縄は久米島ツアー報告に参りましょうかね〜!(^^)
T's通信 6月号
今回、台風一号が発生して、一瞬ヒヤッとしたのですが、今回のツアー中は全然影響がなく、予定通り一足先に夏の雰囲気を楽しんでまいりましたよ(^^)

と言う訳で5/1の朝、神戸空港を飛び立ち、那覇空港を経て久米島空港に着いたのはお昼の14:05でした。

着いた日の久米島はお天気はええ天気で真夏そのものでしたが風が強く、波が高かったのですが、そんなんでめげるT'sのメンバーではありません。
「さぁ行くで〜!」と着いて早速、水着に着替えて久米島の海に繰り出したのは「ガラサー山沖」でした。

さすが沖縄ですね。カーッと照りつけるお天道様と、むーっとしたあの夏の香がわれわれを迎えてくれ、テンションを上げていってくれました(^^)

と言う訳で初日の「ガラサ山沖」から始まって今回も合計10本とよー潜ってきましたよ〜(^^)


先ず1本目、この日は北の風が強かったので、久米島の南側のここ「ガラサ山沖」の潜りました。

ここの船の下は、岩盤の緩やかなスロープになっていて、そこにはとっても可愛いハタタテハゼやユロユリハゼ、アカハチハゼ達があちこちいました。

緩やかなスロープを下っていくと、ストーンと落ち込むドロップオフがあり、そのドロップオフの渕をみんなで遊覧飛行しました。

飛行中、クマザサハナムロやウメイロモドキなどのグルクンの仲間や、ハナゴイやアカネハナゴイ、アケボノチョウチョウウオ、フウライチョウチョウウオ、セナキルリスズメダイ、アサドスズメダイやカクレクマノミなどの沖縄の仲間達が我々の久米島お初ダイブを歓迎してくれたので、いつの間にやら長旅の疲れもどこかにすっ飛んでしまいました。(^^)