2007年も明けて早、もう2月になってしまいましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
そして2月と言えば節分、そしていよいよ春を迎えます。
節分と言えば、「豆まき」でしたが最近は「恵方巻き」が猛烈な勢いで全国区になりつつあります。

「恵方巻き」とは、皆様もご存知だと思いますが節分の夜にその年の恵方を向いて無言で丸かじりする巻き寿司のことですよね。この風習は江戸時代末期〜明治時代初期にかけて大阪の船場商人が商売繁盛の祈願事として小じんまりと始まったらしいのですが、今のように全国区のイベントにしたのもやはり商魂逞しい大阪商人でした。大阪の海苔問屋さん達が1977年に海苔の売り上げ促進の為、巻き寿司の早食い競争等のイベントをを始めたことから段々全国に広がって行ったそうですよ。

バレンタインデイのチョコレートしかり、仕来りや風習も最初はこんなもんかもしれませんね(^^)
でもその年の縁起の良い方角を向いて福を巻き込んだ「恵方巻き」を縁を切らないように丸かじリするとその年必ず幸福が訪れると言う、なんと夢のある素敵な風習じゃーありませんか!
「世界中のみんなが平和で豊かで幸せに暮らせますように!!」今年の恵方は北北西ですよ(^^)v

いつも言ってますがその点我々ダイバーは幸せですよね。いつでも海に潜ってみると大自然の雄大さに触れ、癒されそしていやなことも忘れさせてくれ、元気を与えてくれますものね。そして我々日本のダイバーはいつでもその海に潜りたいときに潜る事ができますものね(^^)v

それではここらで、今年も母なる海でリラックス&癒されて来た「南紀南部ツアー」報告にまいりましょうかね〜(^ー^)
T's通信 2月号
最近お天気の巡り会わせが悪く、なかなか海に繰り出せなかったのですが、
今週は久々南紀南部に行ってまいりました(^^)

やはり冬の海は、いいですねぇ〜!海の中が澄んでます!
それに昨今の地球温暖化と暖冬のせいで、陸上も暖かいですし海の中も20℃前後ととっても快適でしたよ(^^)v

1本目は「ミサチ」に潜りました。
今回は透明度が良かったので南側の大きな水路を通って浮遊感を楽しんだ後、メインの根に帰ってじっくり生物ウォッチングを楽しんできました。
ウミウシの仲間も段々増えてきてキイボキヌハダウミウシ(右の写真)やマダライロウミウシ、サラサウミウシなどが見れました。ピカチュウことウデフリツノザヤウミウシもちらほら出てまいりましたし、彼らの仲間はこれからが楽しみですよね(^^)

根の上のイソギンチャク畑には相変わらずミツボシクロスズメダイやクマノミがいっぱいいたり、カシワハナダイの♂が婚姻色を出して♀に求愛していたり、ナマコにナマコマルガザミのカップルが仲良くしがみ付いていたりしてここも暖冬の影響でしょうか海の中はもう春を感じることができましたよ(^^)v
2本目は「Wアーチ」に潜りました。

ここは田辺湾の内湾にあるところですが、偉大な黒潮がうまいこと流れ込むのか昔からレア物と言われる生物が多く見られます。
と言うことで今回のレア物は柏島で有名なジャパニーズピグミーシーホース、それにフリソデエビのカップルが見れました。

柏島のジャパニーズピグミーシーホースは大きな根の壁にいますので探すのが結構大変なのですが、「Wアーチ」では砂地に一抱えくらいの小岩にいるので結構探しやすいし、それに写真撮影がとってもしやすいんです。
右の写真は大きく写っていますが実際は1cm前後でピグミーと名前が付くだけのことはあります。でもとっても可愛いでしょう?
フリソデエビも小さな根の窪みにカップルで寄り添っていますのでこちらもじっくりあの美しいボディを見ることが出来ますし、こちらもとっても撮りやすかったですよ。

そして別の窪みにはソリハシコモンエビのクリーニング屋さんが出来ていたり、エダサンゴの間にはホシゴンベの幼魚がはさまっていたり、いつものソラスズメダイやクマノミ、ツノダシやチョウチョウウオの仲間などもたくさん出会うことが出来たし2本目の「ハナレ」でも透明度も水温も高くいっぱいの南国の仲間達と一緒に楽しむことができました(^^)
こういう海に潜っていると我々ダイバーもついついつられてとっても元気が出てくるんですよね。これが(^^)
このように、海の中はいつも僕達に感動と安らぎを与えてくれ、そして元気をあたえてくれますよね。
この安らぎと元気が与えられると我々人間は、いろんな人や物に優しくなれますよね。
これも自然に接するダイビングの良いところであり止められないところでもあります。

これからも、皆さんと近場や遠方を問わず色んな海にこの感動と安らぎと元気をを求めて
一緒に繰り出すつもりでおりますので、懲りずに宜しくお願いしますね!!(^ー^)>