それにしてもことしの梅雨は本当に長かったし、激しかったですね。九州など各地で記録的な豪雨を観測しました。
これは南の太平洋高気圧と北のオホーツク海高気圧がともに優勢で、梅雨前線がそれらに挟まれた状態で日本列島付近に停滞したのがどうも直接の原因だったみたいです。
でも皆様、お待たせしました!やっとうっとうしい梅雨が明けましたね(^^)v これからは我々ダイバーの季節「夏」本番ですよ!日本海でも南紀でも四国でもどこでもいけるのもこれからです。そしてこれからの日本海側、太平洋側の海は水温も25〜28℃と急に上がってきてとっても暖かく、それにつられて只今お魚はいっぱいだしサンゴも生き生きしてとってもカラフルで活気に溢れております。
ぜひ近々この活気ある夏の海にご一緒させてくださいね。いつも言ってますがそれにつられて本当に元気になれるんですよね。これが(^^)

それではここらで、うっとうしい梅雨の神戸を離れて、一足先に夏して元気になってきた「T's西表島ツアー報告」に参りましょうか(^^)
時は7/14、関西空港から我々を乗せたANA1719便が定刻通り飛び立つ・・・予定だったのですが、それが台風4号の予想外の進路と進行スピードの遅さで急に欠航になってしまいました。
そんなあほな!でもこんなことで諦めるT's AREAのメンバーではありません。こんな時はまず腹ごしらえと、みんなで朝ごはんを食べながら作戦会議です。それでみんなで決めた作戦通り、那覇まで飛んでその日は那覇で一泊。その晩は国際通りで宴会?次の日石垣島まで飛んで、船に乗り換え、西表に着いたのは夕方でした。着いてからは器材の準備をして、夕ご飯を食べ軽くいっぱい飲んで次の日からのダイビングに備えて早めに休みました。
次の日から、めーいっぱい潜ったのは言うまでもありません。初日3ダイブ、二日目は4ダイブと合計7ダイブと、アクシデントがあったにもかかわらず今回もよー潜って来ましたよ〜!(^^)v
それでは、どういうところを潜ってきたか、皆さんに紹介させて頂きましょうかね(^^)>
T's通信 6月号
台風4号の影響で那覇で足止めをくらったので、やっと2日目の夕方西表島に着くことができました。
でもさすが沖縄です。もう夕方だと言うのにカーッと照りつけるお天道様と、むーっとした夏のあの香がわれわれを迎えてくれました(^^)
このお天道様と香りを嗅ぐといつもながら、沖縄に来たぞ〜!と気合が入るのは私だけではありますまい。
と言う訳でダイビングは7/16から楽しんできましたよ(^^)
1本目は「伊武田干瀬(インダビシ)」
上原港から15分くらい走ったところのあるバラス島の近くにあるサンゴの斜面がきれいなポイントでありました。
サンゴの斜面では少し流れがあったので、サンゴのリーフの中に入ってゆーったりと今年の西表島での初潜りを楽しみました。
その流れに乗ってクマザサハマムロやタカサゴなどのグルクンの仲間達がそれを知ってか、我々の周りをぐるぐると回って迎えてくれたので、長旅の疲れもどこかにすっ飛んでしまいました。(^−^)
2本目は「イソロク」というところに潜りました。
ここは砂地にエダサンゴ(スギノキミドリイシ)が点在する不思議なところでありました。そのサンゴにヘコアユの群れがまたうまい事隠れていましたよ。
小ぢんまりしたサンゴ根にはスカシテンジクダイやリュウキュウハタンポの大群に彼らを狙うアザハタやユカタハタがユラーリ。ノコギリダイやヨスジフエダイの群れも加わって、これまた毎度おなじみTHE沖縄の世界が広がり、長いことみんなで見とれてしまいました(^^)
3本目は「天竺」
最大水深ー5mの泥っぽい砂地にユビエダハマサンゴの群生が点在しそこに名前の通りテンジクダイの仲間がいっぱいいるところでした。クロオビアトヒキテンジクダイ、イトヒキテンジクダイ、スカシテンジクダイ、ネオンテンジクダイ、サンギルテンジクダイ、ナミダテンジクダイなどが見られました。
特にナミダテンジクダイは僕は初めて見たのでとってもラッキーでした。(ビデオでしっかり写してきたのでぜひショップに見に来て下さいね)
砂地には人懐っこい黄色のギンガハゼのカップルがいて、もう寄り放題でみんなで至近距離からストロボ攻撃でした。もちろん皆さん銀河模様もくっきりのええ写真を撮っていましたよ。
そして再びユビエダハマサンゴに目を移すとニシキテグリが、イチモンジコバンハゼの幼魚が、チョウチョウコショウダイの超幼魚が我々の目の前に現れてくれて本当にここは宝石箱のようなところでしたよ(^^)v
と言う訳で今回のT's AREA西表島珍道中ツアーもこうして無事、そして楽しく終了したさぁ〜v(^^)v
次回のT's AREAビッグツアーは、9/14(木)〜9/18(日)の沖縄の「宮古島」です。
今回残念ながら一緒に行けなかった方も、次回はぜひ一緒に行こうね(^^)
そしてみんなで素晴らしい海での思い出をつくろうね(^^)>

そして、近場の海も忘れちゃあ困ります。只今水温の方は26〜28℃魚影も透明度も夏のパワー全開で絶好調です。
さぁ夏の日本海に太平洋にと色んな海にお供させて頂きますよ〜!ぜひのんびり癒されに来て下さいませね〜(^^)v

4本目はあわよくばニシキテグリの産卵狙いで「船浦マンダリン」潜ってみました(^^)>
彼らの産卵は残念ながら見れなかったのですが、ユビエダハマサンゴの間にあちこちでちょろちょろトリッキーな動きで現れてはいなくなりを繰り返していました。
彼らを見つけるコツは、あまり泳ぎ回らなくてここかなと思うところで、じーっとして首だけ左右に振って酔っ払いのおっさんのようなうつろな目で、かつ動くものには敏感に感じながら探すのです。
そうしているうちにだんだん目が慣れてきて彼らの美しいボディが目に入ってきます。そのうち行動パターンが読めるようになってきたらこっちのものです。みんなお地蔵さんのように動かないこと約1時間。何が面白いねんと!と思われるかもしれませんがそれがあんたはまりますねん。
ガイドの梅ちゃんと目が合わないようにしていたのですが、ついに目が合ってしまって無情にも?浮上のサインでみんなで仕方なしに?いや満足顔で浮上しました(^^)
3本目は、お待たせしました!われらが「ティーズエリア」に潜りましたよ(^^)v
ここはやはり面白いですね。ユビエダハマサンゴの群生の上にはスカシテンジクダイ、ネオンテンジクダイ、クロオビアトヒキテンジクダイ、イトヒキテンジクダイの綺麗どころが覆いかぶさり、サンゴの間には、これまた我々ダイバーのアイドル、マンジュウイシモチの幼魚や、僕の大好きなイチモンジコバンハゼの幼魚が愛くるしい瞳で僕を見つめていました。
砂地では、茶色と黄色の2種類のギンガハゼが同じ穴に仲良く同居していました。その砂地を浅場に移動すると水深1〜2mのところに海草(アマモの仲間)がたくさん生息しています。よーく見るとその間には全長5mm位のマンジュウイシモチの超幼魚が潜んでいてとっても可愛かったですよ!
ここもやはり宝箱でした(^^)
2本目は西表島西側の網取湾の「網取浅場」
ここは真っ白い砂地にサンゴ根が点在する素晴らしいロケーションのところであります。各サンゴ根にはそれぞれスカシテンジクダイの群れ、ケラマハナダイ、カシワハナダイ、キンギョハナダイのハーレム、それらを狙うユカタハタやオニカサゴなど水中の生態系を凝縮したような小宇宙が存在しておりました。
砂地にはガーデンイールがあちこちでユラユラしていて、砂地に寝そべって彼らを見ていると何か心が癒されてくるのは僕だけでしょうか?ボーっと癒されていると、ガイドの梅ちゃんがどこで見つけてきたのかガーデンイールの幼魚を見つけてきて僕達に見せてくれました。
チンアナゴとはよく言ったものです。じーっくりみると彼の顔は本当に犬のチンにそっくりでしたよ。長いこと梅ちゃんの手乗りチンアナゴになっていたので、これもみんなのストロボ攻撃にさらされたのは言うまでもありません。チンアナゴの赤ちゃん、本当に怖がらせてごめんね!(^−^)
2日目1本目は西表島の北側の「トカキン曽根」
トカキンとは沖縄の方言でイソマグロのこと。名前の通り、大物狙いのポイントなのでサンゴと岩盤のリーフ沿いにみんなで流していきました。
ここは潮通しもよいので、色んな魚が集まっておりまして、こういうところには付き物のカスミチョウチョウウオやウメイロモドキやタカサゴ、クマザサハナムロなどのグルクンの仲間達がいつの間にか我々を取り囲むように現れました。
なんか出そうやなと予感がしていたら、でたー!10時の方向にバラクーダーの大きな群れの登場です。みんな興奮しつつも冷静に慎重に寄っていくと彼らも安心したのか全然逃げずに我々に銀色の美しいボディを惜しげもなく披露してくれました。
今回は残念ながらトカキンは現れませんでしたが、その代わりにといっては何ですが、沖縄では珍しいほど大型のバラクーダーの大きな群れに遭遇して本当にラッキーでした(^^)v