日中は相変わらず暑い日が続きますが、朝夕は秋を思わせる日が多くなってきました。メンバーの皆様いかがお過ごしでしょうか?夏大好き人間の私にとっては少し寂しい気がするのですが、でも海の中の真夏はこれからですからこちらの方はこれからがとっても楽しみですね。

熱い?と言えば、おーおーおおー!阪〜神タイガーース!!粘る落合中日ドラゴンズを振り切って9/29,ついにセントラルリーグ優勝を果たしました!そして岡田監督率いる我が阪神タイガースは、10月には日本シリーズでパリーグの覇者(おそらくソフトバンク)をやっつけ20年振りの日本一になり、11月には今年から始まるアジアシリーズで中国、台湾、韓国をもやっつけ初代アジアチャンピオンをもくろんでおります。そう言うたら春先に岡田監督が言うてました。「今年は11月まで野球をやる」って。我々プロ野球ファンにとってこれからまだまだ楽しめそうですね!

これからまだまだと言えば、我々の愛する海はこれからがベストシーズンです。 「もう秋やからダイビングも終わりと器材を片付けようとしているのは誰です?」毎年言ってますがこれから太平洋側は黒潮がまともにあたりだすので水温も透明度もそして海の仲間達の多さも最高のベストシーズンに突入です。そして陸上は暑くなくポカポカ陽気でとっても気持ちよいし、水中は年中で一番暖かい真夏でそんでもって透明度も抜群でお魚もいっぱいとくるのでもうあんた気分は最高です。
さぁ我々ダイバーの、そして、海の中の真夏はこれからですから〜!v(^^)v

今回ものっけから野球ネタで本当に申し訳ありませんでしたm(==)m
それにしても今年もホンマええかげんにせえ!!と言うくらい台風が発生していますよね。もう19個も出来ました。それではこのへんで台風の合間をぬって楽しんできた、「T’s宮古島ツアー」報告にまいりましょうか。
出発時は台風17号と18号がほぼ同時に発生し冷や冷やしたのですが、ここは悪運とアクの強いT'sのメンバーです。1つは関東沖に、もう1つは中国の方にと、宮古島を避けるように離れて行きました。
と言うわけでお昼過ぎに宮古島に着いて一服してから早速海に繰り出したのを皮切りに予定通り合計10本と今回もよー潜りましたわ(^^)>
それじゃあここらでぼちぼちどんなところに潜ってきたのか順番にリポートさせて頂きましょうかね0(^^)0
T's通信 10月号
宮古島でのファーストダイブは伊良部島の「白鳥幼稚園」に潜りました。
ここは色んな魚たちの幼魚ちゃんがまるで幼稚園のように集まってくるところからこういう名前が付けられました。。
浅いサンゴと岩盤のリーフの斜面を下っていくと白い砂だまりと小石と小さな根が点在するフラットな海底が広がりいかにも幼魚達が集まってきそうな環境です。
特にベラ系の幼魚が多くツユベラ、トカラベラ、カンムリベラ、イトヒキベラ系などの幼魚達が可愛かったです。浅い岩盤にはタテジマキンチャクダイの幼魚がふらふら、そしてモンツキカエルウオが「こんにちは!」としきりに僕達にお辞儀をしてくれたし、ここの園児はみんな本当に行儀がよかったですよ(^^)
本当に癒されました。
2日目1本目は伊良部島の「クロスホール」
ここは水深−25m〜-5mまで垂直に抜ける、宮古島では3本の指に入る、縦穴がウリのポイントであります。
ちょうど僕たちがこの縦穴を抜ける時はお日さんが上にあって光のカーテンがとっても美しく、浮上していくメンバーの皆の姿はまるで天に昇っていく天使のようでしたよ。
(ちょっと言い過ぎたかなぁ?)
お昼前にもう一本と潜ったのが「Wアーチ」
ここも伊良部島のポイントで、珊瑚の浅いリーフにアーチやトンネル、クレバスなどがあり地形の面白いところでした。
-6mと-15mのところにあるアーチと中層に浮く我々とがとっても幻想的にマッチして不思議な世界がひろがりました。
穴の暗いところではアカマツカサやミナミハタンポなどが群れ、奥のほうを照らしてみるとシモフリタナバタウオがゆらりと身を翻していました。
3本目は宮古島の北部の集落、狩俣の前なので「狩俣下」
ここは−10mの真っ白い砂地にサンゴ根が点在のTHE沖縄の癒しのポイントであります。エントリーするとまず砂地の生首のようなミナミホタテウミヘビに皆で手を合わせてから、サンゴ根を転々移動して楽しみました。
やはり砂地のサンゴ根には砂漠のオアシスのようにいっぱいのいろんな生物が集まってきますね。ケラマハナダイやキンギョハナダイなどの仲間、ハナビラクマノミやヒレナガスズメダイやルリホシスズメダイなどの仲間、スカシテンジクダイやスミツキアトヒキテンジクダイなどの仲間、ニセアカホシカクレエビなどの甲殻類の仲間達が我々の目を楽しませてくれました。
ネーミングがいかにも宮古島って言う感じの「魔王の宮殿」
人が2〜3人位通れる入口を入っていくと真っ暗なトンネルがありいかにも何か出てきそうな感じです。ひるまずライトを頼りに進んでいくと1の部屋に入ります。ここは、天井が大きく開いていて結構明るくなんやこのていどかと思いきやまだ先にまた真っ暗なトンネルがありました。
みんないるのか?ときょろきょろしながら恐る恐る進んでいくと、ボヤ−ッと明かりが見えてきました。構わず進んでいくと太陽の光がまるでスポットライトのように差し込むホールに出てきました。
魔王の宮殿とはうまいことつけたものです。「誰の許しを得てここに来たのじゃ!」「ひぇ〜!お、お許しを!!」思わず空想の世界を楽しんでしまいました。
そしてそのスポットライトに銀色のハタンポの群れが絡むものですから長い間息をするのも忘れて見とれてしまいました。
しばらくしてわれに帰った我々は、宮殿の天井から脱出することに成功しました。
勿論全員無事で(^^)>
二本目は「グロートマーケット」
ここはさっきと正反対の癒しのポイントで−10mの白い砂地にパッチ状にサンゴ根が点在するところでありました。
サンゴ根にはスカシテンジクダイやキンメモドキの大きな群れが覆いかぶさるように群れ彼らを狙うユカタハタがゆらり、ケラマハナダイ忘れちゃあ困ると我々に挨拶しに来てくれたりと定番の沖縄の世界に身も心も揉み解されていきました。右の写真はサンゴ根のテーブルサンゴにいたヤリカタギの幼魚です。かわゆいでしょう?本当に癒されました。
最終日1本目は下地島の「通り池」
やはり宮古島にきたらここを通っとかんといかんでしょう。宮古島を一躍有名にしたここ「通り池」は陸の池と海を結ぶ水中トンネルを通るド迫力のケーブダイビングポイントでここを通れるのは我々ダイバーの特権であります。
トンネルの入り口は大きく直径30m位あるでしょうか。群青色の大きな穴は一瞬恐怖心さえ感じます。そのうち身も心もこの群青色に溶け込んでいき吸い込まれるように池の中に入って行きました。
池に入って今度は皆で池の水面に浮上です。淡水と海水が混じった水は浮上していくうちにさまざまな色に変化しそれにとけていくように消えていくダイバー!
やるな!通り池!!
浮上すると大きな火口のような池にまるで異次元の世界に迷い込んだような錯覚さえ起こしました。しばらくこの不思議な光景を楽しんだ後再潜行です。帰りのトンネルは外海に面しているため行きに比べるととっても明るく吸い込まれそうな鮮やかなグランブルーにみんな本当に吸い込まれて行きました。ホンマにダイバーになってよかった〜!!
3本目も伊良部島のポイント「つなみ岩」
昔台風によって海底から打ち上げられた巨岩がつなみ岩。その真下なのでこの名前がついたそうです。ここも宮古島らしい穴ポイントで中は大きなホール状になっておりました。入り口付近にはスミレヤッコやアカマツカサに歓迎され、出口付近ではキンメモドキの大群が軟体生物のように群れ全体で色んな形に変形してお別れのダンスを踊ってくれました。ライトに照らし出された彼らの銀色のボディがきらきら光って本当にきれいでしたよ(^^)v
2本目は伊良部島の「ナンバー15」
オーバーハングが続くサンゴと岩盤のダイナミックなリーフエッジに沿ってコーナーまで進んでいくとアカネハナゴイやカシワハナダイやキンギョハナダイの乱舞の歓迎を受けました。
そうしているとブルーと黄色が鮮やかなウメイロモドキの群れが!竜宮城と言うのがあればこんなところだろうなぁと思ってしまうほど美しさに言葉を失いました。それはそれはとっても癒しの世界でありました(^^)
2日目1本目は下地島の「トリプルスリー」
伊良部島らしい岩盤の水底に船下集合して下っていくとオーバーハングした長い壁が続き、ここではアカククリがソメワケベラに気持ち良さそうにクリーニングしてもらっていました。壁をライトで照らすとオレンジ色のキサンゴやソフトコーラルがとってもきれいでした。そのなかでアナモリチュウコシオリエビがいつものよう両腕をぶらぶらしているのが妙〜に目を引きました。
帰り道にはナンヨウハギの幼魚やハタタテハゼやクロユリハゼ、オグロクロユリハゼ、アカヒメジやノコギリダイ、アカマツカサの群れが、そして船下ではアカネハナゴイの団体さんが我々を見送ってくれました(^^)
と言うわけで今回のT's AREA宮古島ツアーも無事そして楽しく終了しました(^^)
次回のビッグツアーは10/14〜10/17の沖縄の石垣島、そして11/1〜11/6のマレーシアのロッシュリーフです。
今回参加できなかった方は次回は是非一緒に行きたいですね。きっと素晴らしい思い出が出来ますよ!v(^^)v

そして我々のホームゲレンデ南紀や四国も忘れちゃあ困る!
水温も透明度も魚影も最高のこれからのベストシーズン!堪能して頂きますよ〜!(^-^)V