メンバーの皆様、最近暑いですね〜。晴れているときなんか夏を思わせる陽気です。夏と言えば先日夏の夜空を彩る打ち上げ花火の生産が只今ピークを迎えていて花火職人さん達は火薬を詰める「玉込め」などの作業におわれていると新聞に書いてありました。
今年は土星形や円を2つ重ねた「クロスリング」が人気だそうです。その他にも各職人さんオリジナルの「玉」もいっぱいあるそうですよ。
ちなみに毎年恒例の神戸港メリケンパークの花火大会は8/6土予定らしいですが、今年の夏の神戸の夜空にはどんな素晴らしい花が咲くのか今からとっても楽しみですね(^^)

それではここらで夏と言えばひと足先に夏してきた「T's AREA石垣島ツアー報告」にまいりましょうか!
今回の日程は5/3〜5/7のゴールデンウィークに今年も都会のわずらわしさから逃避行してきました。
やはり沖縄は暑いですね。もう夏でした。でも皆様ご存知のようにこんな暑さに負けるようなT’sの面々ではありません。しっかり9ダイブと今回もよう潜ってきましたわ。それじゃあ順番にリポートしていきましょうかね0(^^)0
T’s通信 6月号
この日はお昼過ぎに石垣島に到着してちょっと一服してから早速「いざ石垣の海へ!」と潜ったのが「米原リーフ」。
米原ビーチ沖にある大きなリーフ、プカピー(深干)の南側に潜ってまいりました。
最初浅くてフラットな砂地とサンゴのガレ場を進んで行くと小ぢんまり根が現れ、その根の回りや上にはスカシテンジクダイやキンメモドキがいっぱい群れ、それを狙ってユカタハタやクロハタ、ハナミノカサゴ等が彼らを狙っていると言ったいつものTHE沖縄の世界が広がり、つかみはOK!で、とーってもリラックスしてきました。
そうなるといっぱい色んな物が目に入ってきます。ひょうきん者のイシガキカエルウオ、ヒトスジギンポ、フタイロカエルウオなどが愛嬌を振りまいてくれました。ピンクのハダカハオコゼやウルトラマンのようなウミウシカクレエビも「よう来たの」と出迎えてくれました。
今回のスペシャルは何と言ってもガイドの多羅尾さんが教えてくれたオトヒメエビSP(ボディが黄色い)です。ひょっとしたら日本発公開かも?勿論みんなでバチバチ撮りまくりました。
その後はサンゴ畑に行って赤や黄色の熱帯魚達と戯れてから上がると石垣島のファーストダイブは70分近くたっていました。(^^)
2日目1本目は今度は島の西側の「大崎ハナゴイリーフ」。ここの狙いはナカモトイロワケハゼ一本勝負でした。
サンゴ礁と岩盤の浅いリーフにアンカリングして下っていくと、ガレ場のスロープに変わり-25mあたりから細かい砂地のスロープに変わります。この砂地の-36mのところの空き瓶にナカモトイロワケハゼが数ペアーいました。
親戚のミジンベニハゼ同様ビンや空き缶、ウニの死骸などに住み生態もほとんど同じ様に思います。違いは生息域が少し深いのとナカモトの方は頭に白いラインがあるところくらいでしょうか。今回の石垣島でぜひ見たかった魚なので本当に興奮しました(^^)

2本目も「大崎ハナゴイリーフ」
今度はゆるいガレ場のスロープにいる黄色いジョーフイッシュに会いに行きました。
この子はとても愛嬌者で、メチャ怪しく円陣を組んで見に来た我々の一人一人に顔を向けてくれてお愛想をしてくれました。
ジョーちゃんの次はクジャクベラやツキノワイトヒキベラのハーレムやミスジスズメダイやコガラシエビなどが登場してくれてここのガレ場はなかなかのものでございました(^^)v
3本目は「ブルーガーデン」ここは人の指のようなユビエダハマサンゴが群生しその上を淡いブルーが鮮やかなアオバスズメダイが乱舞するところなのでこういう名前が付いたそうです。
ここではこの時期、コブシメが産卵しに来るので見れたら良いね!といってみると見事大当たり!珍しい産卵のシーンを一部始終見ることが出来ました。最初にガイドの多羅尾さんにコブシメの産卵の仕方を教えてもらっていたのでとってもよくわかったし、面白かったですよ(^^)
@まず母ちゃんイカがヒョットコの口みたいな噴射口から象さんが鼻で餌を口に運ぶような恰好で足?で卵を一つ取り出し、
Aその足の中で雄にもらった精子の入ったカプセルをあけて卵に受精させ、
Bそれからサンゴの間に場所を選びながら産み付けます。
C産み付け完了したときは全ての足をパーして広げるので今生んだなってのが分かります。これをコブシメの母ちゃんは繰り返して一つ一つ丁重に生み付けていました。
その間は父ちゃんイカはどうしているかと申しましと、ちゃんと母ちゃんの近くで見守っていましたよ。もっと近くにメチャ怪しい我々ダイバーがいたのに、父ちゃんイカはけなげにも頑張ってずーっと見守っていました。
これもブリーフィングでガイドの多羅尾さんの丁寧な説明があったからこそ彼らが今何をしているのかよく分かり本当に感動で胸が熱くなりました。
ホンマええもん見せて頂きました!当分イカちゃん達を食べる気がしないなぁ・・・???
最終日2本目「荒川」
今度は荒川の新しいポイントを潜って見ました。ガイドさんたちも勿論僕たちも何が出てくるのかわからないびっくり箱状態のラストダイブになりました。
ここもヨスジの根同様浅いところはサンゴ礁が素晴らしくフウライチョウチョウウオやシチセンチョウチョウウオ、ミゾレチョウチョウウオ、チョウハンにイシガキスズメダイ、アサドスジメダイ、色んなクマノミの仲間、イシガキカエルウオ、セダカギンポ、ハナゴイ、アカネハナゴイなどサンゴ礁の綺麗どころが勢ぞろいで我々のラストダイブに花を添えてくれました。サンゴ礁の下は真っ白い砂地が広がってブルーの水とサンゴ礁の三者ががとてもマッチして本当に気持ちよい浮遊感を楽しめましたよ。
下の砂地に行ってみると、ちょうどオドリハゼが穴から家主のエビに押し出されていたところでした。水玉模様の胸鰭をフリフリしている様は、家主のエビに催促されて我々にさよならの挨拶をさせられているようでとっても可愛かったですよ(^^)
このようにして今回のティーズエリア石垣島ツアーも無事そして気ぃよう終了しました
(^^)>
次回のビッグツアーは7月の西表島ツアーです。お次も連れもって癒されに行こら(^^)v
そして忘れちゃ困る!ホームゲレンデの南紀、四国、日本海もこれからええ感じですよ。ぜひこちらの方も一緒に癒されに行くさ〜!(^^)>
最終日1本目「荒川ヨスジの根」
ここは昔ヨスジフエダイがいっぱいいたのでそういうベタな名前がつきました。(今はほとんどいません)
サンゴと岩盤のスロープを下っていくとフラットな白い砂地になりここに昔ヨスジフエダイがいっぱいいたと言うベターっとした背の低い根のまわりで遊びました。
ここは意外とウミウシが多く、コールマンウミウシ、シライトウミウシ、キスジカンテンウミウシ、センテンイロウミウシや僕の大好きなミゾレウミウシなどが見られました。
ギンポの仲間も多くミナミギンポ、ヒトスジギンポ、イシガキカエルウオ、フタイロカエルウオなどのひょうきんどころが遊んでくれました。
甲殻類もミズタマサンゴにアカヒゲカクレエビがいたりオランウータンそっくりのオランウータンクラブがいたり、真っ白い砂地にはガーデンイールがユラユラしていたりでとっても癒されてしまいましたよ(^^)
3本目「スミレコーナー」
ここはスミレナガハナダイが-15m〜-20m位の比較的浅いところに群れているのでこういう名前が付きました。
前半は浅いサンゴ礁でヤサイサンゴに住んでいるパンダダルマハゼやカサイダルマハゼ、ダンゴオコゼや上から見ても下から見ても人の顔に見えるサンゴテッポウエビなどと遊んだ後、サンゴの斜面を下りていってスミレナガハナダイのハーレムに行きました。
雄は薄いピンクのサロンパスを張ったような模様と鰭と頭部ががとっても美しい魚であります。そんな彼がオレンジ色一色の牝にナンパする時、特にボディ全体が輝いて見えてとっても美しかったですよ(^^)v
最後は船の下のサンゴのリーフのところで
今回のツアーで仲良く400ダイブを達成された大将こと伏見勝様と奥さんこと伏見淳子様と、そして見事100ダイブを達成された大橋さんこと大橋洋子様と全員で記念撮影をしました。
伏見様ご夫婦、大橋様本当におめでとうございました!これからも一緒にお茶目なダイビングを続けていきましょうね!v(^^)v
2本目「石崎マンタスクランブル」
泣く子も黙る、日本屈指のマンタポイントでその名もマンタスクランブル!
いつものマンタのホバーリングする根の中腹辺りでみんなで待っていると、でっでた〜!!
今回は2枚のマンタが我々のすぐ近くをとってもサービス満点に何回も何回もゆーっくり旋回してくれたものですから、カメラを持っている方は無論色んなアングルでバチバチ!持っていない方も自らの位置を少しずつ変えつつお好みのアングルのマイマンタを楽しんでいました。
本当に何回見てもマンタはカッコいいですね(^^)v
この時もダイバーになってよかった〜!って思える瞬間であります(^^)
3日目1本目は「ロックレイク」
ここは昔火山から溶岩が流れ込んで出来た溶岩の岩礁が広がるところで(勿論今ではその上にサンゴも群生しております)、ここのスペシャルはモンツキカエルウオ!いつもながら鼻毛を出したバカボンの親父のような間抜け顔がとっても可愛かったですよ
(^^)v
彼らとヘッパラ遊んだ後は、トンネル有りのクレバス有りの地形を楽しみながらみんなで遊覧飛行しながら帰りました。
そうしているとどこからともなく、グルクマの大群があごが外れるやろと言うくらい大口を開けてプランクトンを食べながらやって来て、また大口を開けたまま去って行きました。
忙しいやっちゃな(^^)