最近朝夕肌寒い日がありますが、でもお天気のよい日のお昼間なんかはポカポカ暖かく本当に気持ちのよいですね。一年中で一番過ごしやすい季節になってきました。メンバーの皆様如何お過ごしでしょうか?海の中も水温はまだまだ暖かいし透明度はこれからドンドンよくなっていく一年中で一番よい季節になってきました。晴れている日なんかは暑いくらいの日もあってウエットスーツでもまだまだOKです。もちろんドライスーツを着ると快適そのものですよ。(^^)v

それにしても今年は台風が異常に多いですね。今年になって上陸した台風の数はついに異例の10個となりました。ただしこの数字には沖縄の分は入っておりません。沖縄を入れると当然10個以上になります。特に後半は関西直撃型が続きましたね。そして大型台風が相次ぎました。この前の23号では室戸岬沖で観測史上最高の波高24mを測定したそうです。24mと言えば8階建てのビルの高さです。本当に自然の力は人間の常識をはるかに超えるときがありますよね。そしてこの台風では全国で多くの方が災害に遭われました。本当に心からお見舞い申し上げます。m(==)m

我々のホームゲレンデ南紀の海もどうなっているのか気になったので、22号、23号が立て続けに関西を通過した後、まず南部に行ってみることにしました。
T's通信 11月号
22号の通過後の10/16日は「ショウガセ」と「ミサチ」に潜って来たのですが以外にも?透明度がよく15〜20m位見えていました。中層ではタカベ、イサキ、ニザダイ、キホシスズメダイ、コガネスズメダイの群れが、いつもと変わらず登場してくれてほっとしました。「ショウガセ」の少し下の方にはスジハナダイやサクラダイのハーレムが(と言ってもいつもより少し浅めのー28m位でしょうか)、−26mの壁にはロボコンエビことアナモリチュウコシオリエビのびっくり眼が、そして「ミサチ」では1mクラスの迫力いっぱいのアオブダイが数匹ユラ〜リ。と言う訳で前述したようにこの日は透明度とお天気が良かったので南部を代表する地形ポイントを気持ち良く遊覧飛行してきました。

23号の通過後の10/24日は「ショウガセ」と「アーチ」に潜って来たのですが以外にも?さすがに24mの大波が通過したためか今度は透明度が悪く、2〜3mというところでした。「ショウガセ」の根の上のクリアークリーナーシュリンプがいた穴の天井の岩が割れて半分崩れかけていたり、「アーチ」でもアーチは健在でしたがところどころ岩やサンゴが崩れたりなくなっていたりしていました。でも生物達はいつものタカベやイサキ、キホシスズメダイ、二ザダイ達が台風にも負けず元気一杯でしたよ。
「ショウガセ」の−26mの壁のロボコンエビも元気でした。今回は透明度が悪かったので目のレンズを先週のワイドレンズからマクロレンズに切り替えて壁沿い岩沿いを水中ライトを当てながらじっくり見ていくと結構マクロ系の生物が目に入ってきていつもと違った感じでこれはこれで結構面白いダイビングでしたよ。
右の写真はそのとき見つけた愉快なマクロ達です。いつもよりじっくり観察できてとっても可愛かったし「あ、このエビはこんなところにきれいなラインが入っているんだなぁ」なんて新たな発見もありました。
皆さん、やっぱり海はいいですねぇ!(^^)ある時は透明度がスコーンとよくて、空を飛んでいるような浮遊感を楽しめたり、ある時にはそれができなくてもじっくり生物ウォッチングメインで楽しんだり、一度だって全く同じ条件の海はないところが大自然を相手にするダイビングの面白いところであり、飽きないところであるのでしょうね。

と言う事で、南紀南部に関しては、少し岩が割れたりしていましたが、全体的には被害は少なく生物達もいつも通りしたたかに生活していましたのでご安心下さい(^^)
しかし南紀の中でも白崎やすさみや串本は現地のショップや、テーブル珊瑚の群生のある浅いポイントに台風の被害があったように聞きました。心からお見舞い申し上げます。m(==)m次回はそれらの方面をリポートして来たいと思います。
ただ今我々のホームゲレンデの南紀や四国では水温24度、気温も晴れると25度以上でまだまだ夏の雰囲気が残っていてとっても気持ち良いですよ。
水中も上記のようにとっても賑やかで活気に満ち溢れております。毎回言っておりますが、ぜひ近々この「野生の王国」に一緒に繰り出しましょう!我々の母なる海は偉大ですよ〜。メチャ元気になれるんだなぁこれが(^ー^)