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2017年 11/23木〜26日 屋久島に行ってまいりました(^^)> 

ポイント: 11/23木
湯泊温泉前ビーチ
天気: 曇り時々晴れ 気温:  25℃
水温: 23〜24℃ 透視度: 10〜15m 波高: 0.5m

今回は、宮崎駿さんの「もののけ姫」のモデルになった鹿児島県の屋久島に行ってまいりました(^^)>


時は11/23のAM10:05。我々を乗せたJAC2453便(ボンバルディアDHC8―Q400)が定刻通り伊丹空港を飛び立ち、今回の「T's AREA屋久島ツアー」がスタートしました(^ー^)>

プロペラ双発機でしたが、さすが直行便です。
屋久島空港に着いたのは、PM11:45でした。

到着後貧乏性、いやアクティブなT'sのメンバーは早速ダイビングに繰り出しました(^^)

この日は島の北側は風波が立っていたので、南側からビーチエントリーで1ダイブ楽しんできました。

と言うことでビーチから入ったのは有名な露天風呂の湯泊温泉のすぐ前の「湯泊温泉前ビーチ」でした。

玉砂利のビーチだったのでエントリー&エキジットは少し大変でしたが、お天気が良かったので、海の中も明るくとっても気持ち良く屋久島での初ダイブを楽しめました(^^)v

ここは砂地やガレ場がありの、岩場ありの、サンゴ礁ありので色んな環境が揃っていたので、色んな水中生物に出会えました。

砂地ではクビアカハゼやヨメヒメジやオビテンスモドキの幼魚、ガレ場ではキンチャクガニやツユベラの幼魚、岩場ではサザナミヤッコやタテジマキンチャクダイ、サンゴ礁ではヤリカタギやウミツキチョウチョウウオなどの熱帯魚達が見られました。

そして水面近くではキビナゴの大群が太陽の光を反射させて体をキラキラ光らせながらまるで軟体動物のように色んな形に変化する様には、本当にうっとりされてしまいました。

その後、今回のお宿「ロッジ八重岳」にチェックインした後、お風呂に入ってから、美味しくてボリューム満点の夕食と地元の「焼酎三岳」を頂いてこれまた幸せな気分になりました。

「明日は朝からダイビングを楽しむで〜!」とお部屋のリビングで皆で明日からの屋久島でのダイビングのお話にひと花咲かせた後、少し早めに休ませて頂きました(^ー^)



屋久島空港に到着


屋久島の南側の風景


湯泊温泉前ビーチ





キンチャクガニ


オビテンスモドキの幼魚


ウミヅキチョウチョウウオ


コールマンウミウシ



軟体動物のようだった
キビナゴの大群








メッチャ雰囲気が良かった&食事がメッチャ美味しかった、
「ロッジ八重岳」

ポイント: 11/24金
@一湊タンク下NO.1ブイ
Aお宮前
B一湊タンク下NO.2ブイ
天気:
 曇り時々雨時々晴れ
気温: 15〜19℃
水温: 23℃ 透視度: 15〜20m 波高: 0.5〜1.0m

2日目は一湊エリアに繰り出しました(^^)

一湊は屋久島の真北にある集落で、古くから漁業の町として栄え、屋久島の特産品で有名な「首折れサバ」の生産地だそうですよ。

と言うことで1本目は「タンク下NO.1ブイ」に潜りました。

ここは大きな根やサンゴ礁や砂地やガレ場の水路など色んな環境が揃っていたので、色んな生物に出会えましたよ(^^)

特にここはアオウミガメが多く、根やサンゴの間にとあちこちで見ることができました。

浅い所はハナガタサンゴの仲間やウスサザナミサンゴが広範囲に群生していて、その上や周りは熱帯魚達の格好の棲家になっており、その水中景観はまるで沖縄でした(^^)


2本目は同じく一湊エリアの「お宮前」

岩礁には海藻が生い茂り、所々にサンゴが点在するといった、我々のホームゲレンデの南紀を潜っているようでした。

でも生物は熱帯性が多く、岩礁とサンゴの上や周りにはロクセンフエダイやアカヒメジやクロホシフエダイやニジエビスやクロオビマツカサが群れていたり、ハナゴンベやスミレナガハナダイが群れていたりしました。

かと思うと温帯性のカゴカキダイの群れが我々の前を横切ったりしました。

このシチュエーションは、南紀串本のグラスワールドに似ているな〜!と直感しました(^^)

帰り道でガイドの原崎さんがアワサンゴの仲間に付いていたヤクシマカクレエビを見せてくれました。

このエビは2009年に原崎さんが屋久島で発見したエビなので、学名はharazakiiらしいです。
原崎さんって凄い人だったんですね!(^^)

そしてこのダイビングでM下さんが見事100ダイブを達成しました!v(^−^)v

M下さん、本当におめでとうございます!
これからも世界の色んな海に感動と癒しを求めてご一緒させて下さいね!m(^−^)m


3本目は同じく一湊エリアの「タンク下NO.2ブイ」

1本目の「タンク下NO.1ブイ」の沖合いにあるポイントで、潜ってみると先ずスミレナガハナダイのハーレムが出迎えてくれました。雄がしきりに雌にアプローチしていて、その時の雄の婚姻色がとっても美しかったですよ(^^)

少し浅いところに移動すると、黒いハナヒゲウツボの幼魚が成魚と同じように一人前に大きな口をカクカクさせて我々を威嚇していました。

その近くには、屋久島の名前が付いたヤクシマキツネウオが群れていました。それにあちこちに幼魚も。
(ちなみに知っている方もいると思いますが、この魚の幼魚は以前プリンセスモノクルブリームと言う素敵な名前で親しまれていましたよね)

(ちなみにこの成魚と幼魚が同じ魚だったことを付き止めたのも、名前を付けたのも今回お世話になったダイビングサービス「もりとうみ」のオーナーの原崎さんでした。凄いじゃあないですか!原崎さん)

そして根の浅場では、キビナゴがすごい大きな群れを作っていました。

その大きな群れにオキザヨリが突っ込むものですから、その大群が「食われちゃたまらん!」と、軟体動物のようにグネグネと色んな形になるものですから、とても不思議な世界が広がりましたよ(^^)



一湊エリアへ!(^^)


コンペイトウウミウシ


オトヒメウミウシ



あちこちいたアオウミガメ


ウスサザナミサンゴ
の群生


ロクセンフエダイの群れ


カゴカキダイの群れ


ハナゴンベ


久々に見た
ニューギニアベラ



アワサンゴの仲間に
付いていた
ヤクシマカクレエビ


相変わらずシャイだった
パンダダルマハゼ




M下さん100本達成!
本当におめでとうございます!m(==)m

これからも世界の色んな海に感動と癒しを求めてご一緒させて下さいね!
(^−^)>


婚姻色の雄の
スミレナガハナダイ



ハナヒゲウツボの
幼魚と成魚



ヤクシマキツネウオの
成魚と幼魚
(昔、幼魚はプリンセスモノクルブリームと
言われていた)

ポイント: 11/25土
@永田エリア オツセ西
A永田エリア オツセ東
B一湊タンク下NO.3ブイ(ゼロ戦) 
天気:
  曇り時々雨時々晴れ
気温: 15〜18℃
水温:  23℃ 透明度:
永田エリア 20〜25m
一湊エリア 15〜20m
波高: 0.5〜1.0m

3日目は1本目と2本目は永田エリアの「オツセの西側」「オツセの東側」に潜りました(^^)

ここは屋久島の北西にある永田岬の屋久島灯台の近くの外洋に近いポイントでした。

固定ブイに船を留めて、みんなでエントリーすると、海が青い!そして水中も陸上同様巨岩があちこちゴロゴロしていてダイナミックな景観が広がり、我々のテンションもどんどん上がっていきました。

そして海藻類やサンゴが共存する、我々のホームゲレンデの南紀や四国の海に少し似たような、温帯の海と亜熱帯の海をミックスしたような海にめっちゃ親しみが沸いてきました。。

こういうところは温帯系と熱帯系の生物が共存しているのでやはり生物が多いですね。

どういう生物に出会えたかと申しますと、表層や中層には南紀にも多いキビナゴやイワシの大群、沖縄によくいるグルクンの仲間(クマザサハナムロやタカサゴ)があちこちで群れていました。

根のソフトコーラルにはクダゴンベがいっぱい付いていたり、ヤギの仲間にはピグミーシーホースが絡んでいたり、クダヤギには大きなクダヤギクモエビが潜んでいました。

砂地やガレ場ではベニハナダイのハーレムがあり雄の婚姻色がとっても美しかったです。

ふと横を見るとアケボノハゼがホバリングしていました。

サンゴにはカスリフサカサゴやサンゴガニの仲間、ミカドチョウチョウウオやフエヤッコダイ、ミスジチョウチョウウオ、ウミツキチョウチョウウオなどのチョウチョウウオの仲間などまるで沖縄の海でした。

岩礁域ではハナゴイやハナゴンベ、ヤイトヤッコやヒレナガヤッコ、ソメワケヤッコ、シテンヤッコやサザナミヤッコ、タテジマキンチャクダイなどのキンチャクダイの仲間、ハタタテハゼやハナヒゲウツボやオヤビッチャ、ムレハタタテダイなどと色んな温帯や熱帯の生物たちに出会えました。


3本目は一湊エリアに移動して「タンク下NO.3ブイ(ゼロ戦)」

ここは白い砂地に飛行機の残骸(と言ってもエンジンとプロペラのみ)が沈んでいるところで、まるで砂漠のオアシスの如くいっぱいの生物が住み着いていました。

クロホシイシモチやスカシテンジクダイの大群やケラマハナダイやフタイロハナダイのハーレムがその残骸を覆い、彼らを大きなアザハタ達が狙っていると言う、慶良間の西浜や南紀串本のアザハタの根に見られる風景が広がりました。

その他にはヨスジフエダイやヨスジフエダイによく似ているベンガルフエダイやロクセンフエダイやキュウセンフエダイも群れに紛れていて、本当に華やかな残骸でした。

甲殻類も多くスザクサラサエビやアカシマシラヒゲエビやホワイトソックスなどがドクウツボをクリーニングしていました。

その後みんなでブイ下に戻ってみると、最後はムレハタタデダイの大群のお出迎えです。
まるで我々のラストダイブを知っているかのような演出に本当に癒されてしまいました(^ー^)

そうそう最後に皆さんに聞いて欲しいのですが、ここ屋久島で見られたクマノミの仲間が、クマノミしかいなかったことにびっくり!それを「もりとうみ」のオーナーの原崎さんに聞いてみると「そうなんです。屋久島はクマノミしかいない海の最南端です」ですって(^^)

こういうところも南紀や四国と同じですよね。

このように今回のT's AREA屋久島ツアーの海中版は心底ええように癒されて本当に楽しくそして無事終了しましたv(^−^)v

さあ明日はいよいよ「もののけの森」こと「白谷雲水峡トレッキングツアー」ですよ!v(^ー^)/





永田エリアへ!(^^)



海が青くて気持ち良い〜
!v(^ー^)v



クダゴンベ


ピグミーシーホース


クダヤギクモエビ


婚姻色を出していた
ベニハナダイの雄


アケボノハゼ


ハナヒゲウツボ


ヒレナガヤッコの雄


2匹のヤイトヤッコの雌と
シテンヤッコ


ハナゴンベ


モンガラカワハギの幼魚


波打ち際近くの
浅い根にいた、
シシマイギンポ



ゼロ戦の主、
アザハタ


ケラマハナダイ♂♀



クロホシイシモチの大群




零戦にいたエビ達
上から
アカシマシラヒゲエビ
ホワイトソックス
スザクサラサエビ




ムレハタタテダイの群れ
メッチャエエ感じでした
v(^ー^)v

ポイント: 11/26日
白谷雲水峡トレッキング
天気: 曇り時々雨 気温: 12〜16℃
水温: 透明度: 波高:

最終日は朝から「もののけの森」がある「白谷雲水峡」にトレッキングツアーに繰り出しました。

朝と言っても我々だけの貸切ツアーなので、そんなに早くなく8:00に山ガイドの高田さんが迎えに来くれ、車で走ること約30分で「白谷雲水峡」の入口に到着しました。

白たえの滝、憩いの大岩、飛流おとし、そしてさつき吊橋を通りいよいよもののけの森にみんなで入っていきました。

「もののけ姫」のモデルになったと言われるところはそこからもっと奥にある苔むす森と言うところなのですが、さつき吊橋を抜けた直後から苔に覆われた緑の森が広がり、のっけからマイナスイオンがムンムンしていました。

大きな屋久杉の股を潜れるくぐり杉を潜り、大きな七本杉の巨大な枝を見上げ、野生のヤクシカやもぐらに出会えたりしながら苔むす森(もののけの森)に到着しました

まさにもののけ姫こだまが今にも出てきそうな世界で、この世のものとは思えない何とも言えない不思議なそしてマイナスイオンバリバリの世界に、身も心も洗われたような清々しい気持ちになり、俗世の負が浄化されていくような気がしました。

昔、お客様のK山先生が、「山には神様がいる」とおっしゃってましたが、それは本当のことだったんだと思いました。
ちなみにダイビング後のK山先生の言葉には続きがありまして「海にも神様がいた」でしたよ(^^)
僕もそう思いました(^^)

何か海の中と共通の癒し&浄化ポイントがあるように思いました。

そして持ってきたおやつを食べ、森の神様や妖精達に感謝&挨拶をしながら、名残お惜しむようにみんなで来た道を一歩一歩ゆっくりと踏みしめながら下山していきました。
まるで映画のエンディングロールを見るように。

このように今回のT's AREA屋久島ツアーは水陸共にマイナスイオンをいっぱい浴びて心底癒されて本当に楽しくそして無事終了しました。

下山した後は、宮之浦の食堂「潮騒」で美味しいお昼ごはんを食べて、お土産を買って、16:45発の伊丹直行便で帰ってまいりました(^−^)>

皆様おつかれ様でした!m(^ー^)m


今回も参加者の皆様から頂いた屋久島ツアー費の一部を、東日本大震災と熊本大震災の義援金として寄付させて頂きました。

参加者の皆様、ご協力ありがとうございました!m(==)m


いざ「もののけの森」
白谷雲水峡へ!


白たえの滝


さつき吊橋


段々エエ雰囲気になってきましたよ〜!(^^)


しかの宿



くぐり杉


二代杉


七本杉





苔むす森
いわゆる「もののけの森」
です(^^)



皆で下山(^^)




宮之浦の食堂「潮騒」
メッチャ美味しかった〜!
v(^−^)v




お土産屋さん
(屋久島観光センター)




宮之浦漁港



屋久島空港

今回は、よく潜りーの、
よく登りーの、よく食べーの、よく飲みーの、よく眠りーののメッチャ幸せなツアーでした!v(^^)v

皆様、本当にお疲れ様でした!(~-~)/