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2015年 1/1木〜4日 お正月にフィリピンのアニラオに行ってまいりました(^^)> 

ポイント: 1/2金
@ダリラウト
Aカテドラル
Bツインロックス
Cダキエダ
天気:  晴れ 気温:  30〜32℃
水温: 28〜29℃ 透明度: 15〜25m 波高:   0.5m
今回は、お正月早々にフイリピンのルソン島の南端にあるアニラオに行ってまいりました(^^)>

フィリピン・バタンガス州にあるアニラオは、マニラ空港からルソン島を陸路で南下すること約3時間程で着く、フィリピン有数のダイビングスポットです。

アニラオは外洋に近く絶えず新鮮な海水が出入りするため多種多様なサンゴが繁殖し、当然そこに棲み付く海中生物の種類は非常に多いエリアです

日本ではまだ知名度は低いものの、 海外からのダイバーにとっては知る人ぞ知るダイバー天国なんですよ(^^)

マクロに関してもフィリピンでも1,2位を競うところで、ビギナーからベテランダイバーまで楽しめるポイントが点在しています。


11/20木。関西空港にAM7:55に集合してさぁ行くで!とAM9:55発のPR407便にみんなで乗り込み日本を出発してPM1:20にマニラ空港に到着。

その後送迎車に乗り込み陸路を南に移動して、今回の目的地アニラオパシフィコアズールリゾートに到着したのはPM4::00過ぎでした。

道路は(フィリピンらしからぬ)半分以上高速道路だったし、車は最新のハイエースワゴンでクッションもよくクーラーも良く効いていて、とっても快適な車移動でした(^^)v

リゾートに着くと、先ずコテージタイプの部屋にチェックインして、荷物の紐を解いたりしてゆっくりしてから、ビュッフェタイプの夕食を頂きました。

品数はそんなに多くないのですが、どれもとっても美味しかったです(^^)

美味しい夕食とフィリピンと言えばサンミゲルビールを飲みながら、明日からのフィリピンの海の話に一花咲かせてから、この日は早めに休みました。

次の日起きてみると空は曇り空だったのですが、リゾートの前に広がるフィリピンの青い海を見ているうちに段々我々のテンションも上がっていきました。

そんな素晴らしいアニラオのロケーションを前に逸る気持ちを抑えながら、「腹が減っては戦は出来ぬ!」と先ずは美味しい朝食を頂きました(^^)

ゆっくりと朝食を楽しんだ後、ダイビング器材やスーツなどを用意しているうちに当然我々のテンションはどんどん上がっていき、T's AREAの貸切バンカーボートに乗り込み、いよいよアニラオでのダイビングが始まりました(^^)>


まず記念すべきファーストダイブは、マリカバン島の入り江にある「ダリラウト」、に潜りました。

ここはかつて水上レストランだった建物が水中に沈めてあり、漁礁となっているアニラオ唯一のレックポイントであります。

水上レストランといっても原形は留めておらず、大きな鉄枠のような骨組みだけでした。

でもその骨組みには、いろんなサンゴが付いていてまるで何かのオブジェのような風格がありました。そして漁礁のように生物たちに格好の住処を提供していました。

そのサンゴのオブジェのような骨組みに付いていたヤギには紅白の格子柄がお洒落なクダゴンベが棲みついていたり、その骨組みの上や中にはヤマブキスズメダイやオキナワスズメダイ、キンギョハナダイやメラネシアンアンティアス、ニシキヤッコにソメワケヤッコなどのカラフルな熱帯魚達がとっても絵になりました。

沈船の下は砂地とゴロタ岩が転がっていて、そこにはルブロマクラータスやスキンスポットドワーフゴビーやリングアイドワーフゴビーなどのべニハゼの仲間や、ニチリンダテハゼやハタタテシノビハゼなどの共生ハゼの仲間や、フィリピンやマレーシアやインドネシアの一部にしかいないカンムリニセスズメ(パープルバック・ドティーバック)などが我々の目を楽しませてくれました。

ふと上を見るといつの間にかこの鉄枠にナンヨウツバメウオが群れで登場してくれ、広角の被写体としてなかなか絵になりました。

そして浅場にいたイイジマフクロウニの仲間の上に、な、な、なんとコールマンシュリンプのカップルが乗っかっているではありませんか!

最後はもっと浅場のユビエダハマサンゴの群生に移動してアカメハゼとお昼間からニシキテグリとメッチャ贅沢な安全停止をしてからみんなでご機嫌さんで浮上しました!(^^)v

ホンマどんな海やねん!ここは!(^^)


2本目はいったんリゾートに帰ってちょっと休憩してから「カテドラル」に繰り出しました。

カトリック教会の大聖堂を意味するここ「カテドラル」には水深15m程の海底に十字架がありました。

ここを通るキリスト教信者のダイバーは十字を切って通過するところで、今回の我々のフィリピン人水中ガイドのミックも例外ではありませんでした。

今では十字架にはイボヤギなどのカラフルなサンゴが付いていて凄く雰囲気がありました。

ガイドのミックがパンを袋に入れて持って来ていて、彼がそのパンを袋から出すととたんに隣のダイバーが見えなくなるくらい色んな熱帯魚達がいーっぱい寄ってきました。

周りの砂地ではゴールドスペックジョーフィッシュやヤマブキハゼがいたり、浅場のサンゴ礁では毎度お馴染みタルボットダムゼルやローランドダムゼルやオキナワスズメダイなどのスズメダイの仲間や、下を向いて泳ぐヘコアユの群れや、ミカドチョウチョウウオやシチセンチョウチョウウオやミゾレチョウチョウウオなどのチョウチョウウオの仲間や、メラネシアンアンティアスやキンギョハナダイなどのハナダイの仲間が群れていてとっても華やか&癒しの世界でした(^ー^)


その後、リゾートに帰って美味しいランチを頂いた後、3本目は「ツインロックス」

ここは名前通り基点となるところに2つの岩が並んでいるところでです。

周りは砂地ありの、小ぢんまりしたサンゴ根や根もありの、広い範囲のサンゴ礁もありので、こういうところはやはり生物が多いですね。

今回は砂地の少し深いところのソフトコーラルにピグミーシーホース(ピンク)がいると言うことで、先ずは彼らに会いに行ってみました。

砂地の緩やかなスロープを下りていくと大きなウミウチワがあり、目を凝らして見ると、いました!いました!裏表に3個体も!(他にももっといたかもしれません)

小ささもですが、彼らにはいつもながら本当に擬態の名人ぶりには驚かされてしまいます。

その他砂地では目がサッカーボールのヤマブキハゼや金色の眉毛のゴールドスペックジョーフィッシュがキョロキョロしながらこちらの様子をうかがっていました。

そうそうハナヒゲウツボの幼魚も一人前に口をカクカクさせて我々を威嚇していました(^^)

ウミウシの仲間も多く、セグロリュウグウウミウシやアンナウミウシ、コールマンウミウシ、エリザベスウミウシ、シライトウミウシや正体不明のヒラムシなどに出会えました。

最後は、浅場のサンゴ礁でフィリピンでは毎度!のタルボットダムゼルやローランドダムゼル、メラネシアンアンティアスや、子育てをするスパイニーテールクロミス達(スズメダイ)などの綺麗どころや可愛いどころと安全停止をかねてノ〜ンビリして心身ともにす〜っかり癒されてから皆で浮上しました(^−^)


またいったんリゾートに戻って休憩してから夕方から4本目「ダキエダ」、に潜りました。

ここはユビエダハマサンゴが群生するポイントで、今回もニシキテグリの交配&放卵・放精が見れるということだったので皆で繰り出してみました。

ポイントに着いた時は、まだ明るかったのですが、エントリーしてユビエダハマサンゴの周りに着底してしばらくすると段々薄暗くなってきました。

するとサンゴの間をチョロチョロする生物が目に入ってきました。

ニシキテグリです!そしてしばらく我々にその美しいボディを見せたり隠れたりしているうちに、いつの間にかカップルになって雄が雌を胸鰭に乗せて上昇していくあの有名なシーンを惜しげもなくあちこちで披露してくれました

個人的にはこのシーンを見るのは2度目だったのですが、やはりええですね!メッチャ感動しました!

無論今回もバチバチ撮影したのは言うまでもありませんが、感動と興奮で手元が狂ってぜんぜん良い写真が撮れませんでした!(TーT)

が、僕の目にはしっかりと焼き付けてきましたので、その模様を聞きたい方はぜひショップに遊びに来て下さいね!(^−^)>

今回も後で写真を見るとサークルドラゴネットのカップルが同じような産卵行動をしていたことが分かって二度ビックリでした。

「やっぱり海の中って面白いよね!」と、リゾートの美味しい夕食とサンミゲルビールを頂きながらアニラオの海の話で盛り上がりました(^−^)





今回の参加メンバーと
貸切バンカーボートで、
いざ!アニラオの海へ!
v(^ー^)/


クダゴンベ


ニチリンダテハゼ


ハタタテシノビハゼ


カンムリニセスズメ



ナンヨウツバメウオ
(上:T渕さん奥様
下:T渕さん撮影)


コールマンシュリンプ


ニシキテグリ




カテドラル名物の十字架と魚達と我々ダイバー



T渕さん奥様撮影の
ブチウミウシ


T渕さん撮影の
ミゾレウミウシ



お腹がパンパンの
ピグミーシーホース


セグロリュウグウウミウシ
上:T渕さん奥様
下:T渕さん撮影


T渕さん奥様撮影の
モンジャウミウシ


T渕さん撮影の
アンナウミウシ


正体不明のヒラムシ


ハナヒゲウツボの幼魚



T渕さん奥様撮影の
スパイニィーテール
クロミス


綺麗だった
アニラオの夕日



ニシキテグリのカップル


サークルドラゴネットの
カップル



美味しい夕食と
サンミゲルと
皆さんとの楽しい会話!
v(^−^)v

ポイント: 1/3土
@ソンブレロ
Aキルビス ロック
Bシークレットベイ
天気:  晴れ 気温: 30〜33℃
水温: 28〜29℃ 透明度:  15〜25m 波高:  0.5m
2日目1本目は「ソンブレロ」

ここは、リゾートから南西にバンカーボートで約20分のソンブレロ島にあるポイントでその名もそのまんまの「ソンブレロ」

アニラオNO.1のサンゴと熱帯魚の癒し系ポイントであります。

飛び込んでみると、サンゴの多さにビックリ!その上の熱帯魚の多さに二度ビックリ!でした。

硬いサンゴは勿論、カラフルな柔らかいサンゴ(ソフトコーラル)も多くそれらとカラフルな熱帯魚達が絡みそれに透明度もお天気も良かったので、心身ともにメ〜ッチャ癒されてしまいました。

その癒しのサンゴ根の窪みには、今回もオリビアシュリンプというメッチャエレガントなエビが潜んでいました。本当に美しいエビでしたよ(^^)

そしてそのエレガントなエビをみんなでパチパチ撮影した後ふと横を見ると今回もシレーっとアカボシハナゴイやルソンハナゴイなどが我々の目の前を通りビックリ!その向こうにはスミレナガハナダイやケラマハナダイもあちこちにいっぱいいて、改めて偉大な黒潮発祥の地フィリピンの海の底力の片鱗を見たような気がしました。

最後は見事なサンゴ礁とその上を乱舞するキンギョハナダイとメラネシアンアンティアスのあまりの美しさに見とれてしまってずいぶん長い安全停止をして、皆で浮上しました(^^)


2本目は魚影の濃さではアニラオで屈指のポイント「キルビスロック」

ここでは黄色いウミウチワに付く黄色いピグミーシーホース(タツノオトシゴ)いるので、彼らに的をしぼりじっくり観察&撮影をしました。

小ぢんまりしたウチワには4個体付いていて、おなかの大きいヤツやカリカリのヤツ、ふっくらしたヤツなどそれぞれ個性がありましたが、顔はみんな同じくヒョットコのような顔をしていてとっても可愛かったですよ!(^^)v
(我々の想像する宇宙人のようにも見えなくもないですね(^^))

その後はドロップオフの壁沿いを浅場に向かって流していったのですが、その壁には色とりどりのサンゴがびっしり付いていて、これまた前回同様浅場のドロップオフに戻ってみると、この日もラボックフェアリーラスやクジャクベラなどのベラの仲間や、タルボットダムゼルやローランドダムゼルアンボンスズメダイなどのスズメダイの仲間や、日本ではレアなクラカケチョウチョウウオやアミメチョウチョウウオなどのチョウチョウウオの仲間や、それにフィリピンブレニーやツースポットブレニーなどのユニークなカエルウオ達や大きなオオモンカエルアンコウなどが見れたので、言うまでもなく彼らを相手にパチパチ撮影会をしてからみんなでご機嫌さんで浮上しました(^^)

そのカラフルなサンゴの壁にクダゴンベやメラネシアンアンティアスやキンギョハナダイ、ニシキヤッコやサザナミヤッコ、ソメワケヤッコなどのキンチャクダイの仲間などなど書き出したらきりがないほどの色とりどりの熱帯魚達が乱舞していたものですから本当に癒されまくりでした(^^)v


3本目は「シークレットベイ」

インドネシアのバリ島にも同じ名前の「シークレットベイ」と言うところがありますが、なるほど海の中雰囲気も地形も生物層もよく似ていました。

どういうところかと申しますと、細かい砂地のスロープが続くところでアニラオでNO.1のマクロ系の生物の宝庫であります。

ブラックシュリンプゴビーやクサハゼ、ボルケーノシュリンプゴビー、ヒレナガネジリンボウなどのテッポウエビとの共生ハゼの仲間達や、セミホウボウの成魚や幼魚が砂地で快適に生息していました(^^)

可愛いサイズのオオモンカエルアンコウの幼魚(グレイ色)も砂地の小岩にしがみついていました。

椰子の実にはミジンベニハゼのカップルが棲み付いていたり、小さなイバラタツ(タツノオトシゴ)が海藻に付いていたり、ソフトコーラルにはアカスジカクレエビやナカソネカニダマシや謎のエビの仲間が付いていたりして、今回も色んなマクロ系の生物に出会えてとっても楽しかったです(^^)v


と言う訳で、今回の「T's AREAフィリピン、アニラオツアー」もとっても楽しく、そしてボートもほとんど我々の貸切だったので、とってもノンビリとご機嫌さんで、年明け早々アニラオの海にええように癒されて無事そして楽しく終了しました!

本当にお疲れ様でした!v(^ー^)v

みなさん、海ってやっぱりええですね!

今年もぜひ近々色んな癒しの海にご一緒させて下さいね〜!v(^ー^)/~


PS.
今回も参加者の皆様から頂いたアニラオツアー費の一部を、東日本大震災の義援金として寄付させて頂きました。

参加者の皆様、ご協力ありがとうございました!
m(==)m




2日目
ソンブレロに向かって
GO!GO!(^^)v





ソンブレロの海中
とっても癒されてしまいました(^−^)


とってもエレガントだった
オリビアシュリンプ


今回もシレ〜っと登場の
アカボシハナゴイ



キンギョハナダイと
メラネシアンアンティアスの大群の乱舞!
本当に美しかったなぁ!



黄色い
ピグミーシーホース


T渕さん撮影の
ヒレナガスズメダイの幼魚


T渕さん撮影の
オオモンカエルアンコウ



浅場のサンゴと熱帯魚達


ブラックシュリンプゴビー


ボルケーノ
シュリンプゴビー


オオモンカエルアンコウ
の幼魚



ミジンベニハゼ


イバラタツ


アカスジカクレエビ


ナカソネカニダマシ