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2014年 11/20木〜24月 フィリピンのアニラオに行ってまいりました(^^)> 

ポイント: 11/21金
@ダリラウト
Aキルビスロック
Bダキエダ
天気:  晴れ 気温:  30〜32℃
水温: 28〜29℃ 透明度: 15〜25m 波高:   0.5m
今回は、フイリピンのルソン島の南端にあるアニラオと言うところに行ってまいりました(^^)

フィリピン・バタンガス州にあるアニラオは、マニラ空港からルソン島を陸路で南下すること約3時間程で着く、フィリピン有数のダイビングスポットです。

アニラオは外洋に近く絶えず新鮮な海水が出入りするため多種多様なサンゴが繁殖し、当然そこに棲み付く海中生物の種類は非常に多いエリアです

日本ではまだ知名度は低いものの、 海外からのダイバーにとっては知る人ぞ知るダイバー天国なんですよ(^^)

マクロに関してもフィリピンでも1,2位を競うところで、ビギナーからベテランダイバーまで楽しめるポイントが点在しています。


11/20木。関西空港にAm7:55に集合してさぁ行くで!とみんなで日本を出発してPm1:20にマニラ空港に到着。

その後送迎車に乗り込み陸路を南に移動して、今回の目的地アニラオパシフィコアズールリゾートに到着したのはPM5::00過ぎでした。

道路は(フィリピンらしからぬ)半分以上高速道路だったし、車は最新のハイエースワゴンでクッションもよくクーラーも良く効いていて、とっても快適な車移動でした(^^)v

リゾートに着くと、先ずコテージタイプの部屋にチェックインして、荷物の紐を解いたりしてゆっくりしてから、ビュッフェタイプの夕食を頂きました。

品数はそんなに多くないのですが、どれもとっても美味しかったです(^^)

それにデザートに食べたフィリピンマンゴーの美味しかったこと!(^^)v

美味しい夕食とフィリピンと言えばサンミゲルビールを飲みながら、明日からのフィリピンの海の話に一花咲かせてから、この日は早めに休みました。

次の日起きてみると空は快晴!海は波もなくベタ凪!のベストコンディションのフィリピンの海が我々の目の前に広がりました。

そんな素晴らしいアニラオのロケーションを前に逸る気持ちを抑えながら、「腹が減っては戦は出来ぬ!」と先ずは美味しい朝食を頂きました(^^)

ゆっくりと朝食を楽しんだ後、ダイビング器材やスーツなどを用意しているうちに当然我々のテンションはどんどん上がっていき、T's AREAの貸切バンカーボートに乗り込み、いよいよアニラオでのダイビングが始まりました(^^)>


まず記念すべきファーストダイブは「ダリラウト」、に潜りました。

ここは、アニラオ唯一のレック(沈船)ポイントです。

沈船ポイントといっても原形は留めておらず、大きな鉄枠のような骨組みだけでした。

でもその骨組みには、いろんなサンゴが付いていてまるで何かのオブジェのような風格がありました。そして漁礁のように生物たちに格好の住処を提供していました。

そのサンゴのオブジェのような骨組みに付いていたヤギには紅白の格子柄がお洒落なクダゴンベが棲みついていたり、その骨組みの上や中にはヤマブキスズメダイやオキナワスズメダイ、キンギョハナダイやメラネシアンアンティアス、ニシキヤッコにソメワケヤッコなどのカラフルな熱帯魚達がとっても絵になりました。

沈船の下は砂地とゴロタ岩が転がっていて、そこにはルブロマクラータスやスキンスポットドワーフゴビーやリングアイドワーフゴビーなどのべニハゼの仲間や、パラオクサビライシにはスレンダーパイプフィッシュやコロールアネモネシュリンプなどが見れて我々の目を楽しませてくれました。

ふと上を見るといつの間にかこの鉄枠にナンヨウツバメウオが群れで登場してくれ、広角の被写体としてなかなか絵になりました。

最後は浅場のユビエダハマサンゴの群生に移動してアカメハゼとお昼間からニシキテグリとメッチャ贅沢な安全停止をしてからみんなでご機嫌さんで浮上しました!(^^)v


2本目は魚影の濃さではアニラオで屈指のポイント「キルビスロック」

今回は欲張らずに、黄色いウチワに付く黄色いピグミーシーホース(タツノオトシゴ)に的をしぼりじっくり観察&撮影をしました。

小ぢんまりしたウチワには4個体付いていて、おなかの大きいヤツやカリカリのヤツ、ふっくらしたヤツなどそれぞれ個性がありましたが、顔はみんな同じくヒョットコのような顔をしていてとっても可愛かったですよ!(^^)v
(宇宙人のようにも見えなくもないですね(^^))

その後はドロップオフの壁沿いを浅場に向かって流していったのですが、その壁には色とりどりのサンゴがびっしり付いていて、そのカラフルなサンゴの壁にクダゴンベやメラネシアンアンティアス、シチセンチョウチョウウオやミカドチョウチョウウオやミナミハタタテダイなどのチョウチョウウオの仲間やタルボットダムゼルやローランドダムゼルやヤマブキハゼなどのスズメダイの仲間、ラボックスフェアリーラスやクジャクベラなどのベラの仲間、ニシキヤッコやサザナミヤッコ、ソメワケヤッコなどのキンチャクダイの仲間など書き出したらきりがないほどの色とりどりの熱帯魚達が乱舞していたものですから本当に癒されまくりでした(^^)v


その後、リゾートに帰って美味しいランチを頂いた後、部屋で昼寝をしてから(これがまたメッチャ気持ち良い!)夕方から3本目「ダキエダ」、に潜りました。

ここはユビエダハマサンゴが群生するポイントで、只今ニシキテグリの交配&放卵・放精が見れるということだったので皆で繰り出してみました。

ポイントに着いた時は、まだ明るかったのですが、エントリーしてユビエダハマサンゴの周りに着底してしばらくすると段々薄暗くなってきました。

するとサンゴの間をチョロチョロする生物が目に入ってきました。

ニシキテグリです!そしてしばらく我々にその美しいボディを見せたり隠れたりしているうちに、いつの間にかカップルになって雄が雌を胸鰭に乗せて上昇していくあの有名なシーンを惜しげもなくあちこちで披露してくれました

個人的に僕は始めてこのシーンを見ることが出来たので、メッチャ感動しました!

無論バチバチ撮影したのは言うまでもありませんが感動と興奮で手が震えてぜんぜん良い写真が撮れませんでした!(TーT)
が、僕の目にはしっかりと焼き付けてきましたので、その模様を聞きたい方はぜひショップに遊びに来て下さい!(^−^)>

後で写真を見るとサークルドラゴネットのカップルが同じような産卵行動をしていたり、ニシキテグリとサークルドラゴネットのカップルが産卵行動をしていたことが分かって二度ビックリでした。

ニシキテグリとサークルドラゴネットのハイブリッド(混血)が生まれたらどんなテグリになるのでしょうか?そんなことが繰り返されるとまた新しい新種のテグリの仲間が出来るのでしょうか?

こういう生物の不思議な生態に比較的簡単に遭遇できるのもまたダイビングの魅力の一つですよね。

「やっぱり海の中って面白いよね!」と、リゾートの美味しい夕食とサンミゲルビールを頂きながらアニラオの海の話で盛り上がりました(^−^)









今回の参加メンバーと
貸切バンカーボートで、
いざ!アニラオの海へ!
v(^ー^)/



ダリラウトの鉄枠


O橋さん撮影の
クダゴンベ


スタッフ山川撮影の
リングアイドワーフゴビー


スタッフ岩井撮影の
スレンダー
パイプフィッシュ


O橋さん撮影の
コロールアネモネ
シュリンプ


Y田さん撮影の
ナンヨウツバメウオ


スタッフ岩井の
ニシキテグリ


スタッフ山川撮影の
ピグミーシーホ−ス


Y田さん撮影の
クダゴンベ


スタッフ山川撮影の
シチセンチョウチョウウオ


O橋さん撮影の
ヤマブキスズメダイの幼魚



ニシキテグリのカップル
上:O橋さん
下:山川


サークルドラゴネットの
カップル
(スタッフ山川撮影)


ニシキテグリと
サークルドラゴネットの
カップル
(スタッフ岩井撮影)



美味しい夕食と
サンミゲルと
皆さんとの楽しい会話!
v(^−^)v

ポイント: 11/22土
@ソンブレロ
Aキルビス ロック
Bカテドラル
天気:  晴れ 気温: 30〜33℃
水温: 28〜29℃ 透明度:  15〜25m 波高:  0.5m
2日目1本目は「ソンブレロ」

ここは、リゾートから南西にバンカーボートで約20分のソンブレロ島にあるポイントでその名もそのまんまの「ソンブレロ」

アニラオNO.1のサンゴと熱帯魚の癒し系ポイントであります。

飛び込んでみると、サンゴの多さにビックリ!その上の熱帯魚の多さに二度ビックリ!でした。

硬いサンゴは勿論、カラフルな柔らかいサンゴ(ソフトコーラル)も多くそれらとカラフルな熱帯魚達が絡みそれに透明度もお天気も良かったので、心身ともにメ〜ッチャ癒されてしまいました。

その癒しのサンゴ根の窪みには、オリビアシュリンプというメッチャエレガントなエビが潜んでいました。本当に美しいエビでした。

そしてそのエレガントなエビをみんなでパチパチ撮影した後ふと横を見るとシレーっとアカボシハナゴイやルソンハナゴイなどが我々の目の前を通りビックリ!その向こうにはスミレナガハナダイやケラマハナダイもあちこちにいっぱいいて、改めて偉大な黒潮発祥の地フィリピンの底力の片鱗を見たような気がしました。

そしてこの素晴らしい海で、T's AREAの女性で最年長(80歳)のN本さんが見事200ダイブを達成しました!v(^−^)v

本当におめでとうございました!m(==)m

これからも感動と癒しの瞬間を求めて、世界の色んな海にご一緒させて下さいね〜!m(^ー^)m


2本目は再び「キルビス ロック」

前日同様黄色い宇宙人のようなピグミーシーホース狙いで、黄色いウチワに行ってみたら、前日同様この日も元気な姿を見せてくれました。

我々に慣れてきたのか?結構じっくりユニークな美しい?姿を見せてくれました(^^)

その後はこれまた前日同様浅場のドロップオフに戻ってみると、この日もラボックフェアリーラスやクジャクベラなどのベラの仲間や、タルボットダムゼルやローランドダムゼルアンボンスズメダイなどのスズメダイの仲間や、日本ではレアなクラカケチョウチョウウオやアミメチョウチョウウオなどのチョウチョウウオの仲間や、それにフィリピンブレニーやツースポットブレニーなどのユニークなカエルウオ達などが見れたので、言うまでもなく彼らを相手にパチパチ撮影会をしてからみんなでご機嫌さんで浮上しました(^^)


3本目は「カテドラル」

カトリック教会の大聖堂を意味するここ「カテドラル」には水深15m程の海底に十字架がありました。

ここを通るキリスト教信者のダイバーは十字を切って通過するところで、今回の我々のフィリピン人水中ガイドのニックも例外ではありませんでした。

今では十字架にはイボヤギなどのカラフルなサンゴが付いていて凄く雰囲気がありました。

ガイドのニックがパンを袋に入れて持って来ていて、彼がそのパンを袋から出すととたんに隣のダイバーが見えなくなるくらい色んな熱帯魚達がいーっぱい寄ってきました。

周りの砂地ではゴールドスペックジョーフィッシュやヤマブキハゼがいたり、浅場のサンゴ礁では毎度お馴染みタルボットダムゼルやローランドダムゼルやオキナワスズメダイなどのスズメダイの仲間や、ミカドチョウチョウウオやシチセンチョウチョウウオやミゾレチョウチョウウオなどのチョウチョウウオの仲間やメラネシアンアンティアスやキンギョハナダイなどのハナダイの仲間が群れていてとっても華やか&癒しの世界でした(^ー^)





ソンブレロの素晴らしい海
(スタッフ山川撮影)



オリビアシュリンプ
上:Y田さん
下:O橋さん撮影




上:アカボシハナゴイ
中:ケラマハナダイ
下:スミレナガハナダイ
(スタッフ山川撮影)


N本さん(^^)
200ダイブ達成!
本当におめでとうございました!m(==)m



ピグミーシーホース
上:スタッフ岩井
下:O橋さん撮影




上:カラフルなドロップオフ
中:クラカケチョウチョウウオ
下:アミメチョウチョウウオ
(スタッフ山川撮影)




海底の十字架
上:スタッフ岩井
中:O橋さん
下:スタッフ山川撮影



O橋さん撮影の
ゴールドスペック
ジョーフィッシュ


スタッフ岩井撮影の
ヤマブキハゼ

ポイント: 11/23日
@シークレットベイ
Aツインロックス
天気:  晴れ 気温:  30〜34℃
水温: 28〜29℃  透明度:  20m  波高:   0.5m
3日目の1本目は「シークレットベイ」

インドネシアのバリ島にも同じ名前の「シークレットベイ」と言うところがありますが、なるほど海の中雰囲気も地形も生物層もよく似ていました。

どういうところかと申しますと、細かい砂地のスロープが続くところでアニラオでNO.1のマクロ系の生物の宝庫であります。

カスリハゼやクサハゼ、レッドマージンシュリンプゴビー、ヒレナガネジリンボウなどのテッポウエビとの共生ハゼの仲間達や、セミホウボウの成魚や幼魚が砂地で快適に?生息していました(^^)

可愛いサイズのオオモンカエルアンコウの幼魚(オレンジ色)が砂地の小岩にしがみついていました。

枯れ木にはミジンベニハゼのカップルが棲み付いていたり、カイメンにはスカシモエビや謎のエビの仲間が付いていたり、砂地の小石の際にクビナシアケウスのようなカニの仲間がいたりして、色んなマクロ系の生物に出会えてとっても楽しかったですよ(^^)v


ラストダイブは「ツインロックス」

ここは名前通り基点となるところに2つの岩が並んでいるところでです。

周りは砂地ありの、小ぢんまりしたサンゴ根や根もありの、広い範囲のサンゴ礁もありので、こういうところはやはり生物が多いですね。

砂地では目がサッカーボールのヤマブキハゼやゴールドスペックジョーフィッシュの黒っぽい子とシルバーの子達がキョロキョロしながらこちらの様子をうかがっていました。

そうそうハナヒゲウツボの幼魚(Y田さんが見つけてくれた)も一人前に口をカクカクさせて我々を威嚇していました(^^)

小ぢんまりした根の窪みの砂溜まりにはニチリンダテハゼやオドリハゼがテッポウエビと共生していたり、根の窪みにはイエローヘッドドワーフゴビーやリングアイピグミーゴビーなどの可愛らしいハゼが付いていたり、ロボコンことアナモリチュウコシオリエビが両手をぶらりと垂らしていたりして、色んなマクロ系生物に出会えました(^^)

ウミウシの仲間も多く、セグロリュウグウウミウシやアンナウミウシ、エリザベスウミウシ、コールマンウミウシ、シライトウミウシなどに出会えました。

甲殻類も多く、黄色いウミシダにはバサラカクレエビ、ミズタマサンゴにはバブルコーラルシュリンプなどがユニークな姿を我々に見せてくれました(^^)

最後は、浅場のサンゴ礁でフィリピンでは毎度!のタルボットダムゼルやローランドダムゼル、メラネシアンアンティアスなどの可愛いどころ綺麗どころと安全停止をかねてノ〜ンビリして心身ともにす〜っかり癒されてから皆で浮上しました(^−^)


と言う訳で、今回の「T's AREAフィリピン、アニラオツアー」もとっても楽しく、そしてボートもほとんど我々の貸切だったので、とってもノンビリとご機嫌さんで、アニラオの海にええように癒されて無事終了しました!

本当にお疲れ様でした!v(^ー^)v

みなさん、海ってやっぱりええですね!

またぜひ近々色んな癒しの海にご一緒させて下さいね〜!v(^ー^)/~


PS.
今回も参加者の皆様から頂いたアニラオツアー費の一部を、東日本大震災の義援金として寄付させて頂きました。

参加者の皆様、ご協力ありがとうございました!
m(==)m

スタッフ山川撮影の
シークレットベイ


O橋さん撮影の
ヒレナガネジリンボウ


スタッフ岩井撮影の
セミホウボウの幼魚


スタッフ岩井撮影の
オオモンカエルアンコウ
の幼魚


スタッフ山川撮影の
ミジンベニハゼのカップル


スタッフ山川撮影の
スカシモエビ


スタッフ山川撮影の
アヤトリカクレエビに似た謎のエビ


スタッフ岩井撮影の
クビナシアケウス(?)


スタッフ岩井撮影の
ヤマブキハゼ


Y田さんが見つけた&
撮影の
ハナヒゲウツボの幼魚


フィリピンでは
根の窪みの砂溜まりに
お約束の
ニチリンダテハゼ


上:イエローヘッドドワーフゴビー
下:リングアイピグミーゴビー
(スタッフ岩井撮影)





スタッフ岩井撮影の
セグロリュウグウウミウシ


O橋さん撮影の
アンナウミウシ


スタッフ山川撮影の
ダイアナウミウシ


スタッフ岩井撮影の
バサラカクレエビ


O橋さん撮影の
バブルコーラルシュリンプ


ツインロックスの
二つの岩の間
(スタッフ山川撮影)





パシフィックブルーダイブセンターと
パシフィコアズールリゾート


今回お世話になった
マネージャーの益田さん


お世話になった
パシフィコアズールの
スタッフの方々




快適だった最新の
ハイエース(送迎車)
v(^ー^)v