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2013年 11/1金〜5火 屋久島に行ってまいりました(^^)> 

ポイント: 11/1金
  屋久島、島内観光 
天気: 曇り時々晴れ 気温:  25℃
水温: 透明度: 波高:
今回は、「もののけ姫」のモデルになったと言われる鹿児島県の屋久島に行ってまいりました(^^)>


時は11/1のAM10:30。我々を乗せたJAC2453便(ボンバルディアDHC8―Q400)が伊丹空港を飛び立ちました。
プロペラ双発機でしたが、さすが直行便です。
屋久島空港に着いたのは、PM0:20でした。

到着後貧乏性、いやアクティブなT'sのメンバーは早速レンタカーで島内観光に繰り出しました。

コースは、空港からスタートして島を時計回りに回ることにしました。

先ずはお腹がすいたので、安房まで走ってお昼ご飯です。

「屋久どん」と言う評判のうどん屋さんに入ったのですが、評判通りめっちゃ美味しかったですよ。
美味しいものは人を幸せにしてくれますよね(^^)

みんな幸せな気分になったところで、今度は安房から山の中に入り「ヤクスギランド」に行ってみました

ここには「紀元杉」と言う、推定樹齢3000年、樹高19.5m、胸高周囲8.1mの車で行くことのできる最も大きな屋久杉がありました。

およそ3000年を生き抜いてきたこのは「紀元杉」は、車の車窓からでも眺められる唯一の屋久杉で、 表面の胴周りはゴツゴツしており、 これは杉に害を及ぼすウイルスと戦ってきた証だそうです。
そのゴツゴツ感がまた何とも言えない歴史の重みを感じさせます。

その幹には、ヒカゲツツジやヒノキ、ナナカマド等の20種類近くの植物をやしなっていて、 それだけでまるで小さな森のようでした。

それから島の南東にある「千尋の滝」に行ってみました。

大きくV字に割れた谷間を勢いよく流れる滝の水は本当に迫力がありましたよ(^^)

その後は島の南側の「平内海中温泉」に行ってみました。

岩場の海岸の波打ち際にあるこの温泉は干潮のときにしか入れない温泉で、干潮の入浴出来る時刻が立て看板に書いていありました。

僕らが行った時は残念ながら干潮でなかったので入ることができず、見学だけさせて貰いました。

でもこの岩風呂温泉は囲いもないので入るのは勇気が必要ですね。それに混浴だし、水着禁止だし、男の僕でもちょっと恥ずかしいかも?

この後は再び島を時計回りに走り、南西にある「大川の滝」に行ってみました。

この滝はすぐ近くまで行くことができ、地響きのような水の音と、水しぶきが霧のようにまわりを包み込んでいて、その自然のミストを体全体に浴びることができ本当にリラックス&良い気持ちでした。

最後は世界遺産の「西部林道」をドライブしました

一車線の狭い山道ですがこの辺りの地形は急峻で、標高1323メートルの国割岳まで、見事な植生の 垂直分布が見られます。

日本最大の照葉樹林で世界遺産の根拠となった垂直分布が一望で きる東シナ海に面した無人地帯に広がるこの「西部林道」にはあちこちに野生のヤクシカやヤクザルが横断したり道の脇にいたりして、改めて屋久島のスケールのデカイ自然に接してびっくりするやら癒されるやらでした。

最後は、夕日が屋久島一美しいと言われる「いなか浜」を通り、今回のお宿の「海星」がある宮之浦と言う町に帰ってきてこの日の島内観光ツアーは終了しました。

その後、お宿にチェックインした後、地元で美味しいと評判の「たぬき」と言う居酒屋さんで評判通りの美味しい夕食と地元の「焼酎三岳」を頂いてこれまた幸せな気分になりました。

明日はいよいよ「もののけの森」に繰り出すぞ〜!と盛り上がったのは言うまでもありません(^^)v



屋久島空港に到着!
早速レンタカーで
島内観光です(^^)v




安房の「屋久どん」で昼食
屋久島うどんに、
トビウオの漬け丼と、
トビウオの唐揚げ。
メッチャ美味しかったです!v(^^)v



「ヤクスギランド」の
紀元杉



千尋の滝
メッチャ迫力がありました!(^^)



平内海中温泉



大川の滝
この滝もとっても迫力が
ありました(^^)


世界遺産「西武林道」に
いた、ヤクシカ






ボリューム万点で
とっても美味しかった
「たぬき」

ポイント: 11/2土
白谷雲水峡トレッキング
天気: 曇り時々雨 気温: 20〜22℃
水温: 透明度: 波高:
2日目は朝から「もののけの森」がある「白谷雲水峡」にトレッキングツアーに繰り出しました。

朝と言っても我々だけの貸切ツアーなので、そんなに早くなく9:00に山ガイドの辻さんが迎えに来くれ、スーパーで好きなお昼弁当を買って出発進行!です。

車で走ること約30分で「白谷雲水峡」の入口に到着。

早速トレッキングシューズに履き替え、スタートです

白たえの滝、憩いの大岩、飛流おとし、そしてさつき吊橋を通りいよいよもののけの森にみんなで入っていきました。

「もののけ姫」のモデルになったと言われるところはそこからもっと奥にある苔むす森と言うところなのですが、その前からと言うよりさつき吊橋を抜けた直後から苔に覆われた緑の森が広がり、のっけからマイナスイオンがムンムンしていました。

大きな屋久杉の股を潜れるくぐり杉を潜り、大きな七本杉の巨大な枝を見上げ、野生のヤクシカやもぐらに出会えたりしながら苔むす森(もののけの森)に到着しました

まさにもののけ姫こだまが今にも出てきそうな世界で、この世のものとは思えない何とも言えない不思議なそしてマイナスイオンバリバリの世界に、身も心も洗われたような清々しい気持ちになり、俗世の負が浄化されていくような気がしました。

昔、お客様のK山先生が、「山には神様がいる」とおっしゃってましたが、それは本当のことだったんだと思いました。
ちなみにダイビング後のK山先生の言葉には続きがありまして「海にも神様がいた」でしたよ(^^)
僕もそう思いました(^^)

何か海の中と共通の癒し&浄化ポイントがあるように思いました。

そして最後は太鼓岩からの絶景を眺望しようと登ったのですが、残念ながらこの日は霧が深く目の前はまるで雲の中にいるかのように真っ白で、これはこれで幻想的でなかなか良かったです。

そして持ってきたお弁当やおやつを食べ、森の神様や妖精達に感謝&挨拶をしながら、名残お惜しむようにみんなで来た道を一歩一歩ゆっくりと踏みしめながら下山していきました。
まるで映画のエンディングロールを見るように。

白谷雲水峡トレッキング


白たえの滝


憩いの大岩


さつき吊橋




いざ!もののけの森へ!


二代杉




七本杉





苔むす森
いわゆる「もののけの森」
です(^^)


太鼓岩
あいにく下界は真っ白!
でもこれもなかなかでした
(^ー^)

ポイント: 11/3日
@永田エリア オツセ西
A永田エリア オツセ東
B一湊エリア お宮前 
天気:  曇り時々雨 気温: 20〜24℃
水温:  25℃ 透明度:永田エリア 30m
      一湊エリア 20m
波高: 0.5〜1.0m
3日目はいよいよダイビングです。

1本目と2本目は、永田エリアの「オツセの西側」「オツセの東側」に潜りました(^^)

ここは屋久島の北西にある永田岬の屋久島灯台の近くの外洋に近いポイントでした。

固定ブイに船を留めて、みんなでエントリーすると、透明度の良さにびっくり!30mは優に見えていたと思います。

水中も陸上同様巨岩があちこちゴロゴロしていてダイナミックな景観が広がりました。

海藻類やサンゴが共存する、我々のホームゲレンデの南紀や四国の海に少し似たような、温帯の海と亜熱帯の海をミックスすたような海でした。

こういうところにはやはり生物が多いですね。

どういう生物に出会えたかと申しますと、表層や中層には南紀にも多いギンユゴイやキビナゴや、沖縄によくいるグルクンの仲間(クマザサハナムロやウメイロモドキ)があちこちで群れていました。

根のソフトコーラルにはクダゴンベがいっぱい付いていたり、ミズガメカイメンにはピンクスクワットロブスターことサクラコシオリエビが潜んでいました。

サンゴにはカスリフサカサゴやサンゴガニの仲間、ミカドチョウチョウウオやフエヤッコダイ、ミスジチョウチョウウオ、ニセフウライチョウチョウウオ、フウライチョウチョウウオ、それにツキチョウチョウウオ(珍)などのチョウチョウウオの仲間などまるで沖縄の海でした。

砂地や岩礁ではハナゴイやハナゴンベ、ヒオドシベラの幼魚、ヤイトヤッコやヒレナガヤッコ、ソメワケヤッコ、シテンヤッコやサザナミヤッコ、タテジマキンチャクダイなどのキンチャクダイの仲間、ハタタテハゼやオグロクロユリハゼやヤマブキハゼやクビアカハぜなどのハゼの仲間や、ハナヒゲウツボなどと色んな温帯や亜熱帯の生物たちに出会えました。


3本目は一湊エリアの「お宮前」

ここは屋久島の北側のほぼ中央に位置する一湊と言う集落の前の「お宮前」と言うところに潜りました。

ここは午前中の永田エリアよりももっと温帯色が濃かったです。

岩礁には海藻が生い茂り、所々にサンゴが点在するといった、我々のホームゲレンデの南紀を潜っているようでした。

でも生物は熱帯性が多く、岩礁とサンゴの上や周りにはロクセンフエダイやニジエビスやクロオビマツカサが群れていたり、ハナゴンベやスミレナガハナダイが群れていたりしました。
かと思うと温帯性のカゴカキダイの群れが我々の前を横切ったりしました。
このシチュエーションは、南紀串本のグラスワールドに似ているな〜!と直感しました。

根の隙間では、オイランヨウジとカスミオイランヨウジやヤミスズキ、シモフリタナバタウオなどが見ることが出来ました。

最後は、ユニークなクネクネ泳ぎのムスジコショウダイの幼魚と、ひょうきんな顔のカエルアマダイ(ジョーフィッシュ)と、ひと遊びして屋久島での初日のダイビングを終了しました(^^)v

永田の漁港にて



さぁ!いよいよダイビングですよ〜!v(^ー^)v


ギンユゴイの大群
(M本さん撮影)


いっぱいいたクダゴンべ
(M本さん撮影)


サクラコシオリエビ
(Y田さん撮影)


ハナヒゲウツボ
(M本さん撮影)


ヒオドシベラの幼魚


ヒレナガヤッコの♂
(M本さん撮影)


2匹のヤイトヤッコと
シテンヤッコ
(Y田さん撮影)


ハナゴンベ
(Y田さん撮影)


カゴカキダイの群れ
(Y田さん撮影)



岩の窪みにいた
カスミオイランヨウジと
オイランヨウジ(下)
(Y田さん撮影)


ヤミスズキ


ジョーフィッシュ
(M本さん撮影)

ポイント: 11/4月
一湊エリア
@タンク下NO.3(零戦)
Aタンク下NO.2〜NO.1
Bタンク下NO.1
天気: 曇り時々雨 気温: 20〜23℃
水温:  25℃ 透明度:  20m 波高: 0.5〜1.0m
最終日の1本目は一湊エリアの「タンク下NO.3 零戦」と言うところに潜りました。

ここは白い砂地に飛行機の残骸(と言ってもエンジンとプロペラのみ)が沈んでいるところで、まるで砂漠のオアシスの如くいっぱいの生物が住み着いていましたし、集まってきました。

クロホシイシモチの大群やケラマハナダイやフタイロハナダイのハーレムがその残骸を覆い、彼らを大きなアザハタ達が狙っていると言う、慶良間の西浜や南紀串本のアザハタの根に見られる風景が広がりました。

その他にはヨスジフエダイによく似ているベンガルフエダイやロクセンフエダイも群れに紛れていて、本当に華やかな残骸でした。

甲殻類も多くスザクサラサエビやアカシマシラヒゲエビやホワイトソックスなどがドクウツボをクリーニングしていました。

そのような残骸の住民と遊んでいると、突然ツムブリの大きな群れが我々を取り巻き、突然の彼らの乱入にびっくりするやら感動するやらでした。

レインボーフィッシュとはよく言ったものです。
彼らの抜群のプロポーションのボディに美しいボディラインがめっちゃカッコ良かったです。

その後みんなでブイ下に戻ってみると、最後はムレハタタデダイの大群に囲まれてしまいました。

本当に癒されまくりのダイビングでした(^ー^)


2本目と3本目は「タンク下NO.2〜NO.1」です。

ここは一湊の港から5分のめっちゃ近いポイントでした。

しかしここもめっちゃ魚影の濃いところでした。

先ずは深場の「タンク下NO.2」に行ってみると、屋久島の名前が付いたヤクシマキツネウオがいっぱい群れていました。それにあちこちに幼魚も。
(ちなみに知っている方もいると思いますが、この魚の幼魚はプリンセスモノクルブリームと言う素敵な名前で親しまれていましたよね)

(ちなみにこの魚の和名の名付け親は今回お世話になったダイビングサービス森と海のオーナーの原崎さんでした。)

「タンク下NO.1」は大きな根や砂地やガレ場の水路などいろんな環境が揃っていて、こういうところにはやはり生物が多いですね。

砂地やガレ場の水路ではカエルアマダイことジョーフィッシュやハナヒゲウツボやキンチャクガニやカメンタマガシラやオビテンスモドキの幼魚やワカヨウジなど個性派生物が見れました。

大きな根や岩盤では、ダイバーを全然怖がらないアオウミガメが黙々と海藻を食べていたり、アオスジテンジクダイやヨスジフエダイが群れていたり、ウミウシの仲間も多くシンデレラウミウシやメレンゲウミウシ、タヌキイロウミウシなどに出会えました。

根の浅場では、キビナゴがすごい大きな群れを作っていました。
その大きな群れにオキザヨリが突っ込むものですから、その大群が「食われちゃたまらん!」と、軟体動物のようにグネグネと色んな形になるものですから、とても不思議な世界が広がりました。

最後は浅場のサンゴ礁ではフウライやニセフウライチョウチョウウオ、ミカドチョウチョウウオ、ミスジチョウチョウウオなどのチョウチョウウオの仲間や、マルスズメダイやシコクスズメダイ、ルリホシスズメダイやヒレナガスズメダイの幼魚などのスズメダイの仲間やヒレナガハギやチョウチョウコショウダイやマダラタルミの幼魚などが、われわれのラストダイブを知っていたのか?お見送りしてくれるように登場してくれました。。

そうそう最後に皆さんに聞いて欲しいのですが、ここで見られたクマノミの仲間が、クマノミしかいなかったことにびっくり!それを森と海のオーナーの原崎さんに聞いてみると「そうなんです。屋久島はクマノミしかいない海の最南端です」ですって(^^)

こういうところも南紀や四国と同じですよね。

このように今回のT's AREA屋久島ツアーは水陸共にマイナスイオンをいっぱい浴びて心底癒されて本当に楽しくそして無事終了しました。


アフターダイブの夕食は近所の美味しいと評判の居酒屋さん「たぬき」「潮騒」などにみんなで繰り出しました。

両方共めっちゃ美味しかったです!(^^)v

その美味しい料理と地元の焼酎「三岳」と皆さんとの屋久島での楽しい会話で毎晩大いに盛り上がったのは言うまでもありません。

皆様おつかれっす!(^ー^)>


今回も参加者の皆様から頂いた屋久島ツアー費の一部を、東日本大震災の義援金として寄付させて頂きました。

参加者の皆様、ご協力ありがとうございました!
m(==)m



零戦にいた魚達
クロホシイシモチの大群
や、アザハタや、
ケラマハナダイの群れ




零戦にいたエビ達
上から
アカシマシラヒゲエビ
ホワイトソックス
スザクサラサエビ


浮上前に囲まれた
ムレハタタテダイ



ヤクシマキツネウオの
幼魚と成魚
(昔プリンセスモノクルブリームと言われていた)



ハナヒゲウツボの
幼魚と成魚
(Y田さん撮影)


キンチャクガニ
(M本さん撮影)


オビテンスモドキの幼魚
(M本さん撮影)


シンデレラウミウシ
(Y田さん撮影)


メレンゲウミウシ
(M本さん撮影)


タヌキイロウミウシ
(M本さん撮影)


軟体生物のようだった
キビナゴの大群
(Y田さん撮影)


ヒレナガハギの幼魚
(M本さん撮影)


チョウチョウコショウダイの幼魚
(M本さん撮影)








全てとっても美しかった、「潮騒」v(^^)v




お土産屋さんにて
(屋久島観光センター)




宮之浦漁港



今回の参加して下さったT's AREAのメンバーと、
民宿海星のお母さんと
森と海の原崎さん(下)




屋久島空港

今回は、よく登りーの、
よく潜りーの、よく食べーの、よく飲みーの、よく眠りーののメッチャ幸せなツアーでした!v(^^)v

皆様、本当にお疲れ様でした!(~-~)/