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2013年 8/11日〜15木 フィリピンのアニラオに行ってまいりました(^^)> 

ポイント: 8/12月
@キルビス ロック
Aベツレヘム
Bダイブ7000
天気: 曇り後晴れ 気温:  30〜32℃
水温:  29℃ 透明度:  20m 波高:  0.5〜1.0m
今回は、フイリピンのルソン島の南端にあるアニラオと言うところに行ってまいりました(^^)

フィリピン・バタンガス州にあるアニラオは、マニラ空港からルソン島を陸路で南下すること約3時間程でフィリピン有数のダイビングスポットです。

アニラオは外洋に近く絶えず新鮮な海水が出入りするため多種多様なサンゴが繁殖し、そこに住む海中生物が棲みつく非常に内容の濃いエリア。

日本では、まだ知名度は低いものの、 海外からのダイバーには知る人ぞ知るダイバー天国。

マクロに関してはフィリピンでも1,2位を競う素晴らしさで、ビギナーからベテランダイバーまで楽しめるポイントが点在しています。


8/11日。関西空港にAm7:55に集合してさぁ行くぞ!とみんなで日本を出発してPm1:20にマニラ空港に到着。

その後送迎車に乗り込み陸路を南に移動して、今回の目的地アニラオパシフィコアズールリゾートに到着したのはPM4::00過ぎでした。

道路は半分以上高速道路(フィリピンらしくない?)だったし、車は最新のハイエースワゴンでクッションもよくクーラーも効いていてとっても快適な車移動でした(^^)

リゾートに着くと、ウエルカムドリンクで乾杯です(^^)

その後コテージタイプの部屋にチェックインして、荷物の紐を解いたりしてゆっくりしてから、ビュッフェタイプの夕食を頂きました。
品数はそんなに多くないのですが、どれもとっても美味しかったです。

それにデザートに食べたフィリピンマンゴーの美味しかったこと!(^^)v

美味しい夕食とフィリピンと言えばサンミゲルビールを飲みながら、明日からのフィリピンの海の話に一花咲かせてから、この日は早めに休みました。

次の日起きてみるとフィリピンで発生した台風の影響でリゾートの前の船着き場は波が高かったので、ジプニー(フィリピンの乗合バス)をチャーターして波のない船着き場に移動して、われわれT's AREAだけの貸切バンカーボートに乗り込み、いよいよアニラオでのダイビングが始まりました。

でもアニラオは、地形的にも風や波に強いポイントが多く、今回も合計9ダイブ快適によー潜ってきましたよ〜!v(^ー^)v


まず記念すべきファーストダイブは「キルビス ロック」、に潜りました。

ここはアニラオの深場のNO.1ポイントで、深場のアイドル達がいっぱいいるところです。

今回は欲張らずに、深場ではコウリンハナダイとイズハナダイに的をしぼりじっくり観察&撮影をしました。

その後浅場に戻る道中では、クジャクベラやラボックスフェアリーラス、ラインスポットフラッシャーラスなどのベラの仲間に出会いました。

浅場のサンゴ根には、いっぱいのそして色んな生物が住み着いていました。

珍しいところでは、クラカケチョウチョウウオやレモンスズメダイの成魚やとってもエレガントなエビのオリビアシュリンプなどに出会い、とっても満足のアニラオお初ダイブでした(^^)v


2本目は「ベツレヘム」

ここは海底がサンゴ礁と岩盤と砂地のスロープのポイントで、こう言う色んな水中環境が揃っているところには、やはり生物が豊富ですね。
色んな生物にお目にかかりました。

砂地では、ヒレナガネジリンボウ、ニチリンダテハゼ、サラサハゼ、ヤツシハゼ、レッドマージンシュリンプゴビー、ブラックシュリンプゴビー、オドリハゼ、ゴールドスペックジョーフィッシュ、それにルソンイトヒキベラやラインスポットフラッシャーラスの♂の華麗なフラッシングなどが見れました。

サンゴ礁では、メラネシアンアンティアス、パープルビューティーなどの美しいハナダイの仲間や、
ローランドダムゼル、タルボットダムゼル、クロオビスズメダイ、アンボンスズメダイなどのスズメダイの仲間や、
ミカドチョウチョウウオ、ミゾレチョウチョウウオ、シチセンチョウチョウウオなどのチョウチョウウオの仲間や、
イソギンチャクには、トウアカクマノミ、甲殻類ではバブルコーラルシュリンプ、ヒトデヤドリエビ、ピンクスクワットロブスターなどが見られました。

ウミウシの仲間では、セグロリュウグウウミウシやアンナウミウシ、コールマンウミウシウグウウミウシ、ゾウゲイロウミウシ、アンナウミウシなど、初日からいっぱいの海のアイドル達に会えてとっても幸せでした(^^)


3本目は「ダイブ7000」

ここはサンゴと岩盤と砂溜まりの緩やかなスロープが続く体に優しい?ポイントでありました。

日本では少し深場にいるスミレナガハナダイが15mほどの浅いところで群れていました。
よく見るとルソンハナダイという日本にいないハナダイも一緒に群れていました。

少しその水深を移動すると今度はアカボシハナゴイが群れていました。
言うまでもなく彼らの美しいボデイを目とカメラに焼き付けました。

サンゴ礁には色んな生物が見れましたが、特に印象的だったのは、スプリンガーダムゼルと言うスズメダイでしょうか。
強烈なブルー系のインパクトのあるスズメダイでした。

その他には、ここでもラインスポットフラッシャーラスがしきりにフラッシングしていたり、砂地にはゴールドスペックジョーフィッシュやハナヒゲウツボなどが見れたりして、一粒で何度も美味しいダイビングになりました(^ー^)v

今回の参加メンバーと貸切バンカーボートで、いざ!アニラオの海へ! v(^ー^)/


F見さん奥さん撮影の
コウリンハナダイ


T先生撮影の
イズハナダイ


パンダ顔が可愛かった
クラカケチョウチョウウオ
(F見さん奥さん撮影)


オリビアシュリンプ
(F見さん撮影)


F見さん撮影の
ニチリンダテハゼ


ルソンイトヒキベラの婚姻色
(T先生撮影)


T先生撮影の
シチセンチョウチョウウオ


ピンクスクワットロブスターことサクラコシオりエビ
(スタッフ岩井撮影)


F見さん奥さん撮影の
セグロリュウグウウミウシ


スミレナガハナダイの婚姻色
(F見さん撮影)


T先生撮影の
ルソンハナダイ


アカボシハナゴイ(左)
T先生撮影


強烈なブルーが印象的だった
スプリンガーダムゼル
(F見さん撮影)


ハナヒゲウツボ
(スタッフ山川撮影)


ゴールドスペックジョーフィッシュ
(スタッフ岩井撮影)

ポイント: 8/13火
@ダリラウト
Aキルビス ロック
Bシークレットベイ
天気: 晴れ時々曇り 気温: 30〜33℃
水温: 29℃ 透明度:  20m 波高: 0.5〜1.0m
2日目1本目は「ダリラウト」

ここは、アニラオ唯一のレック(沈船)ポイントです。

沈船ポイントといっても原形は留めておらず、大きな鉄枠のような骨組みだけでした。

でもその骨組みには、いろんなサンゴが付いていてまるで漁礁のように生物たちの格好の住処になっていました。

黄色いクマドリカエルアンコウが骨組みを踏ん張るように付いていたり、サンゴの上にアカメハゼが乗っかっていたりアオボヤの中にホヤカクレエビが住み着いていたりしてとっても可愛かったですよ。

沈船の下は砂地とゴロタ岩が転がっていて、そこにはルブロマクラータスやスキンスポットドワーフゴビーなどのべニハゼの仲間やクレナイニセスズメの親戚のカンムリニセスズメなどの可愛いどころがあちこちいたりして、我々の目を楽しませてくれました。

ふと上を見るといつの間にか沈船にツバメウオが群れで登場してくれ、広角の被写体としてなかなか絵になりました。


2本目は再び「キルビス ロック」

前日同様コウリンハナダイとイズハナダイ狙いで深場から攻めてみたのですが、この日の方がコウリンハナダイやイズハナダイも我々に慣れてきたのか?結構じっくり美しい姿を見せてくれました。

その後は浅場のサンゴ根に戻ってこれまた前日同様エレガントで美しいオリビアシュリンプや、レモンスズメダイの成魚、クラカケチョウチョウウオ、それにフィリピンブレニーなどを相手にパチパチ撮影会をしてはみんなでご機嫌さんで浮上しました(^^)


3本目は「シークレットベイ」

インドネシアのバリ島にも同じ名前の「シークレットベイ」と言うところがありますが、海の中は地形も生物層もよく似ていました。

どういうところかと申しますと、細かい砂地のスロープが続くところでアニラオでNO.1のマクロ系の生物の宝庫であります。

カスリハゼやクサハゼ、スパイングルドシュリンプゴビー、ヒレナガネジリンボウなどのテッポウエビとの共生ハゼの仲間達や、リュウグウベラギンポやセミホウボウの幼魚やオオウミウマの幼魚、ブルースポットスティングレイやヤマドリやミヤコイシモチやスキンスポットドワーフゴビー、セスジミノウミウシやアヤトリカクレエビのような謎のエビなど色んなマクロ系の生物に出会えてとっても楽しかったですよ(^^)v

クマドリカエルアンコウのあくびの前と後
(スタッフ岩井撮影)


F見さん奥さん撮影の
アカメハゼ


アオボヤを住処にしていたホヤカクレエビ
(スタッフ山川撮影)


いっぱいいた
ルブロマクラータス
(F見さん撮影)


カンムリニセスズメ
(T先生撮影)


コウリンハナダイ
(F見さん撮影)


イズハナダイ
(T先生撮影)


レモンスジメダイ
(F見さん撮影)


カスリハゼの仲間
(F見さん奥さん撮影)


ホシハゼの仲間
(F見さん撮影)


リュウグウベラギンポ
(F見さん撮影)


セミホウボウの幼魚
(T先生撮影)


オオウミウマの幼魚
(スタッフ岩井撮影)


ミヤコイシモチ
(F見さん奥さん撮影)


アヤトリカクレエビのような謎のエビ
(スタッフ山川撮影)

ポイント: 8/14水
@カテドラル
Aコアラ
Bマトトギル
天気:  晴れ 気温:  30〜34℃
水温: 29℃  透明度:  20m  波高:   0.5m
3日目の1本目は「カテドラル」

カトリック教会の大聖堂を意味するここ「カテドラル」には水深15m程の海底に十字架がありここを通るキリスト教信者のダイバーは十字を切って通過するところで、今回の我々のフィリピン人水中ガイドのドナルドも例外ではありませんでした。

その十字架を通過して今回のお目当ては、深場の砂地に生息するアカオビサンゴアマダイとフジイロサンゴアマダイです。

みんなでガイドのドナルドについて行くと、いましたいました!

妖し気な藤色の魚(フジイロサンゴアマダイ)と白のボディに真っ赤なラインが鮮やかなアカオビサンゴアマダイが!

本当に美しくそしてインパクトのある妖しいアマダイ達でした。

でも彼らからするとガバガバと変な音をさせパシパシ光る変な箱を持って近づいてくる我々の方がよっぽど怪しく見えたことでしょう(^^)


2本目は「コアラ」

ここのスペシャルは、水深15mとピグミーシーホース(めっちゃ小さなタツノオトシゴの仲間)としたらめっちゃ浅い水深で見れるということだったので行ってみることにしました。

ホストのウミウチワを丹念に探すといました!
相変わらず全長1cmくらいの小さいやつが!

でもめっちゃ可愛かったので、みんなで順番にいっぱい撮ってしまいました。

その後は見事なサンゴ礁に移動して「THE南の海」で癒されまくりました。

色取り取りの熱帯魚に出会えましたが、今回僕はアミメチョウチョウウオやミカドチョウチョウウオやアミチョウチョウウオなどのちょっと珍しい系のチョウチョウウオの仲間達に出会えてちょっとハッピーな気分になりました(^^)


ラストダイブは「マトトギル」

ここはシークレットベイのような砂地とゴロタ石のスロープが続くところで、やはりマニアックな生物が多いところでした。

そしてここのスペシャルは、イイジマフクロウニの仲間に共生するコールマンシュリンプです。

イイジマフクウニを丹念に探していくと、いましたいました!そしていつものようにペアーで!

白いボディにこげ茶色の水玉模様がとっても可愛くそして美しいエビで、滅多にお目にかかれませんがお目にかかったときは本当に感激してしまいますし、カメラを持っていようものなら、そこに張り付いてしまいます。

と言う事で今回のメンバーの皆さんと交代で張り付いてしまいました(^^)

その後まわりをキョロキョロしてみると、ヤマドリやイッポンテグりなどのネズッポの仲間があちこちでチョロチョロしていてびっくりしました。

砂時にはやはりハゼの仲間が多く、ホシハゼの仲間やシマオリハゼ、クサハゼにボルケーノシュリンプゴビーなどやイレズミウミヘビに出会えましたよ。


と言う訳で、今回の「T's AREAフィリピン、アニラオツアー」もとっても楽しく、そしてボートも我々の貸切だったので、とってもノンビリとご機嫌さんで、アニラオの海にええように癒されて無事終了しました!
本当にお疲れ様でした!v(^ー^)v

みなさん、海ってやっぱりええですね!

またぜひ近々色んな癒しの海にご一緒させて下さいね〜!v(^ー^)/~


PS.
今回も参加者の皆様から頂いたアニラオツアー費の一部を、東日本大震災の義援金として寄付させて頂きました。

参加者の皆様、ご協力ありがとうございました!
m(==)m

水中十字架
(F見さん奥さん撮影)


妖しく藤色に光って見えた
フジイロサンゴアマダイ
(F見さん撮影)


赤のラインが鮮やかな
アカオビサンゴアマダイ
F見さん撮影)


ピグミーシーホース
(F見さん奥さん撮影)


T先生撮影の
アミメチョウチョウウオ


F見さん撮影の
コールマンシュリンプ




上から
ヤマドリ
イッポンテグリ
イレズミウミヘビ
(スタッフ岩井撮影)








出された料理は全部美味しかったです(^^)
それにマンゴーも!





パシフィックブルーダイブセンターとパシフィコアズールリゾート

今回の我々のガイド
ドナルド
どちらが?って?
勿論左の方ですよ(^^)





今回お世話になった
大沢さんご夫婦

お世話になった
パシフィコアズールの
スタッフの方々

快適だった最新のハイエース(送迎車)(^ー^)v