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2011年 9/15木〜19月 沖縄の宮古島に行ってまいりました(^^)> 

ポイント: 9/15木
   魔王の宮殿 
天気:  晴れ 気温: 31℃
水温: 29℃ 透明度: 20m 波高: 0.5m
宮古島に出発直前は小笠原諸島近辺に発生した台風15号が不気味に西にゆっくり進路を取り出したところで、だれがこの台風のその後の迷走ぶりを予測でしたでしょうか。

奄美諸島と沖縄本島の間を抜ける進路をアメリカ海軍と気象庁が予測していたので「大丈夫そうやから行こ行こ!」と我々を乗せた関空発、宮古島直行便のJTA098便が定刻通り飛び立ち今年のT’s AREA宮古島ツアーがスタートしました。


と言う訳で9/15の朝、関西空港を飛び立ち、宮古空港に着いたのはお昼の12:00でした。

宮古島に着くと本当に台風が近づいてるの?と言うくらい、メッチャええ天気で真夏そのものでした。

そんな夏の沖縄の海を前におとなしく出来るT'sのメンバーではありません。「さぁ行くで〜!」と着いて早速、水着に着替えて宮古島の海に繰り出したのは「魔王の宮殿」でした。

さすが沖縄ですね。カーッと照りつけるお天道様と、むーっとしたあの夏の香がわれわれを迎えてくれ、テンションを上げていってくれました(^^)

と言う訳で初日の「魔王の宮殿」から始まって今回も合計8本とよー潜ってきましたよ〜(^^)v

でも前述したようにその後迷走台風15号のおかげでなかなか大変でした。

しかしそこは宮古島の海を知り尽くしているマールプロモーションの川本君です。彼が出来るだけ台風の影響の少ないところを選んで我々を連れて行ってくれたおかげで、ほぼ予定通り潜れたんです。本当に大した男です。(夜の彼からは想像がつきませんけどね)

それではここらでそろそろ苦労して大事に潜ってきた宮古島のダイビングリポートにまいりましょうかね〜(^ー^)>


先ず1本目は「魔王の宮殿」

下地島にあるビッグポイント ここも言わずと知れた宮古島を代表する地形のポイントであります。

壁にあいた横穴を入り、真っ暗な短いトンネルを通ると、薄暗いホールに出てきます。

そのホールには天穴が開いていてそこから太陽の光が差し込んでいます。その奥には大きな椅子に魔王が座っているような妖しい雰囲気があるのでこういう名前が付きました。

今回もこの妖しい光のカーテンにハタンポの群れが絡むように舞泳いだり、皆さんが交代で魔王の代わりに光のカーテンを浴びたりして、本当に妖しくそして美しい宮殿でした。

そしてその後その天穴からみんなでこの宮殿から脱出です。僕は最後に脱出したのですが、下から見ているとブルーの穴に皆さんが次々と解けていくように消えていく様はいつもながら不思議な感じがしましたし何よりも圧巻でした(^−^)





さぁ、今回の宮古島も楽しむでぇ〜!(^ー^)v


Y田さん撮影の魔王の宮殿の門番のアカマツカサ


T渕さん奥様撮影宮殿の天井の穴。ここから差し込む光がまた美しいんですよね〜これが
(^^)(T渕さん奥様撮影)



でそこからみんなで脱出です。
(^^)(T渕さん撮影)

ポイント: 9/16金
@グロートマーケット北
Aグロートマーケット南
B中の島チャネル
天気:  晴れ 気温: 29〜32℃
水温: 28〜29℃ 透明度: 15〜20m 波高: 0.5m
2日目も台風15号は沖縄本島と奄美諸島の西側に停滞していましたので前日同様伊良部島方面に繰り出しました。

と言うことで1本目は「グロートマーケット北側」と2本目は「グロートマーケット南側」に潜りました。

ここは両方とも白い砂地にサンゴ根が点在するTHE沖縄の世界が広がる癒し系のポイントでした。

これらのサンゴ根は小宇宙を形成し、それぞれ小ぢんまりした独立した生態系を形成しておりました。

サンゴ根にはお約束のキンメモドキやスカシテンジクダイの大きな群れ、カラフルなキンギョハナダイやケラマハナダイ、そして彼らを狙うユカタハタやミノカサゴ達が緊張感を表現してええ感じでした。

イソギンチャクにはハマクマノミ、岩陰にはアカシマシラヒゲエビ、その周りをフタイロカエルウオ、イシガキカエルウオやカンムリベラの幼魚やソメワケヤッコやタテジマキンチャクダイの幼魚がちょろちょろしていたりで、メチャ癒されましたよ(^^)

真っ白い砂地では、ミナミホタテウミヘビが恐ろしげな顔だけを出していたり、真っ黒で小さなウミウシ、クロボウズやクロネズミなどが這っていたり、黒白のストライプの海蛇がクネクネ泳いでいたり、やはりこういう風景もやはり沖縄らしい感じでこういうところでノーンビリ潜っていると何か力が抜けると言いましょうか本当に心身ともにグネグネに癒されてしまいました。

そしてここの1本目でY田さんが見事300本達成されました!
本当におめでとうございます!v(^−^)v
Y田さん、海って本当に良いですね!
これからもこの癒しの海で素晴らしいダイビングを重ねて下さいね(^^)/


3本目は下地島の「中の島チャネル」

ここは水深10m〜20mの間にいくつものアーチやケーブが迷路のように複雑に入り組んでいるので、自然と冒険心をかき立てられるエキサイティングなポイントです。

それだけでなく、チャネルの下にはサンゴのガレ場が広がるところがありあり、そこには多くの色んな魚達の幼魚が棲み付いていてまるで魚達の幼稚園のような優しい所でした。

ここでは、オビテンスモドキやノドグロベラ、ルリホシスズメダイ、メガネスズメダイ、ベニヒレイトヒキベラ、ツユベラ、ナミダクロハギ、ヒメテングハギ、イロブダイなどの色んな幼魚達に出会えました。

人間をはじめ動物もそうですが魚達の子供達も本当に可愛いいですね(^^)

ここでもやはりメチャ癒されてしまいましたよ(^^)

そしてここの3本目でさんがN本さんが見事300本達成されました!
本当におめでとうございます!v(^ー^)v
N本さん、海って本当に良いですね!
これからもこの癒しの海で素晴らしいダイビングを重ねて下さいね(^^)/



Y田さん撮影のサンゴ根の上の熱帯魚達。スカシテンジクダイ(中)キンメモドキ(下)


根の窪みにいたシモフリタナバタウオ(K口さん撮影)



(上)クロネズミ、(下)クロボウズ(O橋さん撮影)


サンゴ根にいたヒレナガスズメダイ(M羽さん撮影)


T渕さん奥様撮影のとってもシャイなクマノミ


T渕さん撮影のミナミホタテウミヘビ


チャネルの壁にいた光る貝、ウコンハネガイ(M羽さん撮影)


K口さん撮影のオビテンスモドキの幼魚


K口さん撮影のイロブダイの幼魚


Y田さん、300本達成!本当におめでとうございました!!
v(^−^)v


N本さん、100本達成!本当に
おめでとうございました!!
v(^−^)v

ポイント: 9/17土
@ムイガー
A七又アーチ 
天気:   晴れ 気温: 28〜32℃
水温: 28〜29℃ 透明度: 30m〜? 波高: 0.5m
この日は、さすがに台風15号の影響で下地島や伊良部島方面はうねりが高かくなってきたので、無理をせず宮古島本島の南側のポイントに繰り出しました。

南側に行ってみるとうそみたいに穏やかな海が広がりました。

と言うことで3日目の1本目に飛び込んだのは「ムイガー」

飛び込んでみると透明度がメッチャ良いではありませんか!
はるか向こうを泳いでいるダイバーまで見えるほどでした。

そしてここの地形が豪快なドロップオフときていますから、その群青色の中層を泳ぐ我々ダイバーの何とカッコいいこと!

こういう時、ダイバーになって良かった〜!とつくづく思ってしまいますよね!

久々に本当に気持ちの良い遊覧飛行を楽しめました。


2本目は「七又アーチ」

ここもメッチャ透明度が良くてまるで水が無く皆さんが空中に浮いているように見えるほどでした。

みんなでわくわくしながら、ここの名物の大きな洞窟に入っていくと、中には複雑に入り組んだケーブやアーチがあちこちあり、それらから差し込む光は本当に神秘的で思わず下地島の「アントニオガウディ」と言うポイントを思い出してしまいました。

あまりの美しさにしばし言葉を失いました。(なに?水中やから当たり前ですって?いやぁそれほど美しかったってことですよ(^^))

そしてこの大きな洞窟から出て行くときの群青色の大き穴が何と美しかったことか。
その大きな群青色にみなさんがシルエットとして浮き上がりました。
あまりの美しさと静寂さに今度は鳥肌が立つほど感動しました(*^^*)

僕の大好きな下地島の「一ノ瀬ホール」に負けず劣らずの感動ポイントでした。


ムイガーの水中の小高い丘にて(^^)(M羽さん撮影)


ダイバーになって良かった〜!(T渕さんご夫妻)


さぁ、七又アーチへ!(Y田さん撮影)



七又アーチの中から見えるアート性たっぷりのブルーの穴達
(上、O橋さん撮影。下、T渕さん撮影)


七又アーチより脱出(T渕さん奥様撮影)


ポイント: 9/18日
@牛さんありがとう
Aガオー
天気: 曇り時々晴れ時々雨 気温: 28〜30℃
水温: 28〜29℃ 透明度: 25〜30m 波高:0.5m
この日も台風15号の影響が残っていたので昨日と同じく宮古島の南側に繰り出しました。

と言うことで最終日の1本目は「牛さんありがとう」

名前の通り「牛さんありがとう乳業」のシンボルの牛の像のすぐ近くのポイントなのでそう言う名前が付いたそうです。

ここも宮古島を代表する地形のポイントで壁には縦穴や横穴があちこち開いたホール状の大きな洞窟が有名な所です。

中に入ってみると、ここも天井の穴から光のカーテンが美しくその光を我々ダイバーやアカマツカサやハタンポなどの魚達が纏うように浴びながら泳ぐ様子は本当に美しかったです。

それもそのはず。このホールに差し込む光で青色に輝く海はここの地名を取って「博愛ブルー」と称されるほど美しいと言うことでした。

ええ海を見せて頂き、「ありがとう」でした。


ラストダイブは「ガオー」

さぁラストダイブです。ここは壁に「ガオー」と言っているような口に見える穴が開いているのでこういう名前が付いたそうです。

ここはドロップオフありのケーブや亀裂ありのサンゴ礁ありの水路ありのガレ場ありのと色んな環境が揃った宮古島らしいダイナミックでそしてマニアックなポイントでした。

こういうところにはやはり色んな生物が生息しています。

ドロップオフやサンゴ礁ではシテンヤッコやイロブダイやバラフエダイやヨスジフエダイ、ヒフキアイゴやグルクンの大群から始まり、

ケーブや亀裂ではツバメタナバタウオやアオギハゼ、クレナイニセスズメやウコンハネガイ。

水路のガレ場ではルリホシスズメダイやメガネスズメダイ、オビテンスモドキやベニヒレイトヒキベラ、ナミダクロハギ、ヒメテングハギなどの色んな幼魚達がまるで海の中の保育園のように集まっていました。

最後はサンゴ礁の上でのんびりフィッシュウォッチングです。

オキナワスズメダイ、レモンスズメダイ、ヒメスズメダイ、アサドスズメダイなどのスズメダイの仲間やセグロチョウチョウウオ、ゴマチョウチョウウオ、チョウハン、イッテンチョウチョウウオ、フウライチョウチョウウオなどのチョウチョウウオの仲間。それに最後にまた沖縄の県魚グルクンの仲間達が川の流れのように次々に現れてくれました。

まるでわれわれのラストダイブに名残を惜しむように(^^)
みんな本当にありがとうね〜!!


このように今回のT's AREA宮古島ツアーは迷走台風15号のおかげで大変でしたが、そんなことでめげないアクティブなT’s AREAのメンバーの方々と、マールプロモーションの川本君のおかげで宮古島らしい地形、THE沖縄の世界、素晴らしいサンゴ礁と、素晴らしくスコーンと抜けた海と色んなポイントにバランスよく潜れて本当に楽しくそして無事に終了しました。

勿論アフターダイブは、最近のお気に入りの居酒屋「出入り口」でキャワモト二等兵と一緒に打ち上げで大いに盛り上がったのは言うまでもありません。皆様おつかれ〜っす!(^ー^)>



<番外編>

翌日9/20は、夕方の4:20発の飛行機だったので、レンタカーを借りて島内観光をしました。

最初向かったのは、島の南東にある「宮古守る君」(警察官の人形です。)の近くにある紳助の「プロデュース大作戦!」目玉企画、宮古島の民宿「夢来人」。

しかし行って見ると神助の引退騒動で営業していないのか?敷地にはロープが張られ、ガードマンさんが立っていて残念ながら中には入れませんでした。

次に向かったのは、泡盛「琉球王朝」で有名な「多良川酒造」で、みんなで酒蔵見学をしてきました。

先ずフロントで泡盛が出来るまでのDVDを見せて頂いた後、泡盛の入ったカメを貯蔵する洞窟に案内されました。

その中にプロ野球のオリックスの元監督迎木さんや、清原さんの泡盛のカメが保管されているのを発見しました。
(以前にTVで見たことがあります。ここやったんやぁ!)

その後は、色んな「琉球王朝」の試飲をしてみなさんちょっとご機嫌さんでした。

こうしているうちにお昼になったので、近くの沖縄ソバで有名な「丸吉食堂」に行きました。

さすが人気店です。すでに店の前には行列が出来ておりました。

しばらく並んだ後、お店に入れて美味しい沖縄そばを頂きました。

ソーキソバや三枚肉ソバなどを頂いたのですが、とってもボリューミィーでお腹いっぱいになりましたよ。

なぜか食後のデザートに黒糖のアイスキャンディが付いていました。これが素朴で妙に美味しかったなぁ(^^)

最後は「あたらす市場」(近海から取れる海の幸、島の土壌から取れる山の幸などを提供している市場)とマックスバリュー(宮古島にも出来たのです)でそれぞれお土産を買って、ミスドでお茶してから、ちょっと早めに宮古空港に戻りました。

皆様!本当にお疲れ様でした!m(==)m!

そして今回も本当にありがとうございました!m(==)m



今回も参加者の皆様から頂いた宮古島ツアー費の一部を、東日本大震災の義援金として寄付させて頂きました。

参加者の皆様、ご協力ありがとうございました!m(==)m


「牛さんありがとう」のブルーの穴達(^^)
(上、Y田さん撮影。下、T渕さん撮影)


K口さん撮影のアオギハゼ


O橋さん撮影のクレナイニセスズメ


「ガオー」のドロップオフと熱帯魚達(T渕さん奥様撮影)


M羽さん撮影のハタタテハゼとクロユリハゼ


フウライチョウチョウウオ(T渕さん奥様撮影)


Y田さん撮影のグルクンの群れ


居酒屋「出入り口」で打ち上げ!皆様お疲れ様でした〜!
m(==)m


多良川酒造



オリックス元監督の仰木さんの泡盛が保管されておりました。


元オリックスの選手の清原さん
の泡盛もありましたよ(^^)




地元で有名な丸吉食堂でソーキソバや三枚肉ソバなどを頂きました。
なかなか美味しかったですよ!(^−^)v