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2010年 7/16土〜20水 沖縄のケラマ諸島阿嘉島に行ってまいりました(^^)> 

ポイント: 7/16土
        阿真ビーチ前 
天気:  晴れ 気温: 32℃
水温: 27℃ 透明度: 25m 波高: 0.5m
毎年7月は西表島に行っていたのですが、今年はちょっと趣向と行き先を変えて、ダイバーズへブン(天国)ケラマ諸島の阿嘉島に行ってまいりました(^^)>

今年は神戸も早梅雨明けしましたが、阿嘉島も例年より大分早く梅雨明けして、夏真っ盛りでした。

しかしこの異常気象が災いしてか?今年は早くから台風が発生していますよね。

実は今回のケラマツアーの前日に南鳥島付近に台風が発生して、それが「沖縄方面に向うかも?」と言う予報でした。

そこで今回の参加メンバーの方と、このケラマツアーに行くかどうか?相談したところ、殆どの方が二つ返事で「行くで!」と言ってくれたのと、阿嘉島のダイビングショップ「ゴビーズ」の鴨谷さんも、「たぶん大丈夫だろう」と言うことだったので、「よっしゃ!それじゃあ行こか!」となりました。

と言う訳で7/16のAM8:15に神戸空港を飛び立ち、那覇空港に着いて泊港にタクシーで移動してクイーンざまみ(高速艇)に乗り込み阿嘉島に着いたのは、PM1:50でした。

やはり沖縄ですね〜(^^)高速艇から出た瞬間あの南方独特のむ〜っとした暑さと香りに包まれ、「真夏の沖縄に来たで〜!」と我々のテンションはドンドン上がって行きました。


着いて早速ちゃっちゃと水着に着替えて港に行くと、カーッと照りつけるお天道様と、真っ青な沖縄の海がわれわれを迎えてくれ、またまたテンションが上がってきました(^^)

と言う訳でケラマの海に繰り出したのは「阿真ビーチ前」を皮切りに今回も合計10本とよー潜ってきましたよ〜(^^)


それではそろそろここらで阿嘉島でのダイビングのリポートにまいりましょうかね〜(^^)>


先ず1本目は「阿真ビーチ前」

ここは座間味島の南側にある真っ白い砂地にサンゴ礁が点在するメチャ癒し系のポイントで、その周りには色取り取りの熱帯魚達が群れていました。

夕方の4時頃のエントリーにもかかわらず、やはり7月の真夏のケラマです。お昼間のような強烈なお天道様が差し込んで、真っ白い砂地やそこに棲むサンゴや熱帯魚達を満遍なく照らしているものですから、とても明るく一段と躍動感あふれる水中世界が広がりました。

サンゴ根の上には只今旬のデバスズメダイの成魚や幼魚の大群が覆いかぶさるように群れておりました。

真っ青な海に彼らの真っ青なボディとサンゴと真っ白い砂がとっても美しかったですよ(^^)

こう言う水中風景を見ていると、心身共に癒されていき、メチャ幸せな気分になり、今回も沖縄に来たんやなぁ〜!と感じる瞬間でありました(^^)v

今回参加して頂いたメンバーの方々(^^)v


A子さん奥様撮影のサンゴ根に熱帯魚


A子さん撮影のデバスズメダイの群れ。只今旬です(^^)


スタッフ岩井撮影の砂地に点在するサンゴ根


K口さん撮影のクロヘリイトヒキベラ


O橋さん撮影のフタスジリュウキュウスズメダイの群れ


Y田さん撮影のフエヤッコダイ

ポイント: 7/17日
@アゲナシク アダン下
Aサクバル漁礁
Bガヒ ブツブツサンゴ
天気:  晴れ 気温: 29〜33℃
水温:  27〜29℃ 透明度: 25〜30m 波高: 0.5m
2日目1本目は「アゲナシク アダン下」に潜りました。

ここも真っ白い砂地にサンゴ根が点在のケラマを代表する癒しのポイントであります。

サンゴ根にはケラマハナダイやカシワハナダイやハナゴイののハーレム、ウメイロモドキの幼魚の群れやキンメモドキの群れが共存し、うっとりするほどの美しさでした。

少し離れた根のイソギンチャクにはオレンジに白のラインが鮮やかなカクレクマノミと、透明エビのニセアカホシカクレエビが一緒に棲んでいたりしてとても可愛かったですよ(^^)


2本目は「サクバル漁礁」

阿嘉島の南側にあるポイントで、ケラマでは珍しくドロップオフのダイナミックなところでありました。

このドロップオフの窪みには僕の大好きなハナゴンベがたくさんいて、ズングリとしたオレンジの美しいボディを恥ずかしそうに見せてくれました。

根の渕や中層には、ブルーが鮮やかなハナゴイや、黒のボディに尾びれが白いアマミスズメダイや、和歌山県にも多い尾びれが黄色いキホシスズメダイの大群が我々を取り囲むように群れていて、その彼らと、澄み切ったブルーのケラマの海と、そして我々ダイバーがマッチして本当にウットリしてしまいました。

浅い棚の上には、見事なサンゴ礁が広がり、その上や周りには、色取り取りの熱帯魚がいっぱい棲み付いておりました。

ハタタテハゼやクロユリハゼがあちこちいっぱいいてとっても可愛かったです。

サンゴの間にはセダカギンポの幼魚や、岩の隙間にはクモウツボや、上にはトサカリュウグウウミウシやイシガキリュウグウウミウシなどが色んな海の生物が見れてとっても楽しかったです。


3本目はガヒ(嘉比)島の南側の「ガヒ ブツブツサンゴ」

浅い船下に皆で集合してから、なだらかなスロープを下っていくと、真っ赤な大きなリュウキュウイソバナが2箇所付いているところがあり、そのイソバナの付いている小さな根は、小魚の格好の棲家になっておりました。

ハナゴイの幼魚やウメイロモドキの幼魚、ナミスズメダイやアサドスズメダイの幼魚が真っ赤なイソバナに絡んでとても綺麗でした。

幼魚達だけでなく、ハナゴイやナミスズメダイやアサドスズメダイの成魚やケラマハナダイやキンギョハナダイのハーレムが同じくこのイソバナに絡んでとっても美しかったですよ(^^)

そして名物の大きなブツブツサンゴ(コモンシコロサンゴ)ではグルクン(クマザサハナムロ)のメッチャ大きな群れが我々の周りを行ったり来たりしてくれメッチャ圧巻でした(^^)

K口さん撮影のケラマハナダイ


A子さん撮影のカクレクマノミ


O橋さん撮影のアカホシカクレエビ


スタッフ岩井撮影のハナゴンベ


Y田さん撮影のハタタテハゼ


Y田さん撮影のリュウキュウイソバナと色取り取りの熱帯魚達



O橋さん(上)とスタッフ岩井撮影のグルクンの大群

ポイント: 7/18月
@西浜
Aガヒ 海底砂漠
Bシル 
天気:   晴れ 気温: 30〜33℃
水温: 27〜29℃ 透明度:  25m 波高: 0.5m
3日目1本目は阿嘉島の西側のある「西浜」

真っ白い砂地のなだらかなスロープを下っていくとポツンの一つの小さな根が現れました。

その小さな根が、ケラマで最も有名な小さな根、「アザハタの根」です。

この根にはスカシテンジクダイやキンメモドキ、ケラマハナダイやカシワハナダイ、フタイロハナゴイなどのハナダイの仲間達のハーレム、そして名前の通り大きなアザハタのカップルが彼らの王様のように偉そうに君臨しており、さすがに迫力がありました。

良く見ると甲殻類も多く、アカスジモエビやホワイトソックスやオシャレカクレエビ、スザクサラサエビなどがいっぱい棲みついておりました。

アカスジモエビに手を差し伸べると、指の上に乗っかり爪の間や指先をクリーニングしてくれて、とっても可愛かったですよ。


2本目は「海底砂漠」

ここは無人島ガヒ(嘉比)島の東側にあるポイントで、ご存知無機質な海底砂漠が広がるところであります。

でも良く見ると、砂地はハゼ天国でありました。あちこちに我々ダイバーのアイドルのヤシャハゼがカップルでホバーリングしていました。その合間には負けじとヒレナガネジリンボウもホバーリングしていたりして、皆さんマイハゼを見つけて独り占めして暫し遊んでもらいました。

浅場は小さなサンゴ根があちこちあり、サンゴにはブルーが鮮やかなナンヨウハギやデバスズメダイ、そしてフタスジリュウキュウスズメダイの幼魚などが覆いかぶさるように群れていてとっても美しくメッチャ可愛かったですよ(^^)v


3本目は座間味島の南側の「シル」

ここは浅場はサンゴのガレバとサンゴ礁、ガレバのなだらかなスロープを少し下ると白い砂地に変わります。

その砂地のスロープを下っていくと、大きなキクメイシ(サンゴ)の仲間が現れました。

ここはさながら砂漠のオアシスのように色んな生物達の棲家になっておりました。

毎度お馴染みケラマハナダイのハーレム、ヨスジフエダイやウメイロモドキの幼魚の群れ、隙間にはスカシテンジクダイやキンメモドキがいーっぱい群れていてとても見応えがありました。

そのサンゴの裏側に回ってみると、目をキラキラ輝かせていたハダカハオコゼのカップルと目が合ったり、下を見ると例のクリーニング屋さんのアカスジモエビが指をクリーニングしてくれたりで、僕たちもこの海の中のオアシスにすっかり癒されてしまいました(^^)

スタッフ岩井撮影のアザハタの根


A子さん撮影のアザハタのカップル


K口さん撮影の二入ハナゴイ


O橋さん撮影のキンメモドキの群れ


A子さん撮影のガイドの鴨谷さんと2匹のアザハタ


Y田さん撮影のハダカハオコゼ


K口さん撮影のシロブチハタ。ガレバでチョロチョロしていて、とても可愛かったです。

ポイント: 7/19火
@ウフタマ
Aギナ
Bガヒ 海底砂漠
天気:  晴れ 気温: 30〜33℃
水温: 27〜29℃ 透明度:  25〜30m 波高: 0.5m
最終日の1本目は無人島安室島の東側の「ウフタマ」

ここもケラマらしい真っ白い砂地に小ぢんまりしたサンゴ根が点在するところで、サンゴ根にはケラマのお約束のケラマハナダイやカシワハナダイ、キンギョハナダイ、ハナゴイなどの綺麗どころが我々を出迎えてくれました。

そしてサンゴ根のもう一つのお約束、スカシテンジクダイやキンメモドキの大群がお天道様の光をいっぱい受けてキラキラ光り輝いて見えました。

その美しさに引かれてか、どこからとも無くカスミアジのカップルが彼らの上を旋回しておりました。

そしてここでのスペシャルは、アゴハタが見れたことでした。

普通アゴハタはー40m前後の深い海に生息しているのですが、ここではー15m前後にいて、それもジックリ観察させてくれてとってもラッキーでした(^^)v


2本目は阿嘉島の北側の「ギナ」

ここは白い砂地に大きな根が点在するダイナミック&癒し系のところでありました。

只今ここはウミガメが多いです。とオーナーの鴨谷さんから聞いていたら、その通りアオウミガメにいっぱい出会えました。

エントリーしてすぐに中層を大きなアオウミガメがコバンザメを引き連れてホバーリングしていたり、大きな根の上にあっちもこっちも(計3匹)昼寝をしていました(その根が特別日当たりが良くって気持ちが良かったのでしょうか?)

その後は白い砂地の上や大きな根の周りや上を、いっぱいの熱帯魚達とお天道様と一緒に、素晴らしく抜けたブルーのケラマの海を、空を飛ぶように泳ぐのが気持ちよくて気持ちよくて!

いつもながら「ダイバーになって良かった〜!」と思える瞬間でありました(^^)


そして今回のツアーの締めくくりは再び「海底砂漠」

今回はハゼ天国一本勝負で、皆さんとヤシャハゼ、ヒレナガネジリンボウ、ミナミダテハゼ、ヒメダテハゼなどと「もうええわ!」というほどジーックリ遊んでもらいました。

ハゼ達とこれでもかと言うほど遊んだ後は、浅場でイソギンチャクのカクレクマノミやニセアカホシカクレエビ、そしてサンゴに覆うように群れていたナンヨウハギやデバスズメダイやフタスジリュウキュウスズメダイの幼魚達やイシガキカエルウオやフタスジギンポ、ヒトスジギンポ、キカモヨウウミウシなどとパチパチ撮影会をしてから、皆さんと名残を惜しむようにして浮上しました。

そしてここでも真っ白い砂地にサンサンとお天道様の光が差し込み、素晴らしく蒼いケラマの海が余計に美しく見え、本当に気持ちよいラストダイブが出来ましたよv(^^)v


このように今回のT's AREAケラマツアーは、台風の影響を心配したのですが、さすがケラマ諸島です。

台風の影響も殆ど無く、ケラマらしい地形、THE沖縄の世界、素晴らしいサンゴ礁と、色んなポイントにバランスよく潜れて本当に楽しくそして無事終了しました。

帰りの船や飛行機は一日早く(7/19)帰ったチームは、ケラマから那覇までの高速艇クイーンざまみが欠航になってしまったのですが、「ダイブ ゴビーズ」の鴨谷さんの気転でチャーター艇を手配してくれ、順調に神戸まで戻れましたし、本隊(7/20帰り)は高速艇も飛行機も予定通りに動き無事神戸まで帰ってこれました。

皆さん、本当にお疲れ様でした!m(==)m!


皆さん、海ってやっぱりええですね!

またぜひ近々感動と癒しを求めて色んな海にご一緒させて下さいね〜!v(^−^)v!



今回も参加者の皆様から頂いたケラマ阿嘉島ツアー費の一部を、東日本大震災の義援金として寄付させて頂きました。

参加者の皆様、ご協力ありがとうございました!m(==)m

O橋さん撮影のカスミアジ


K口さん撮影のアゴハタ


Y田さん撮影のアオウミガメ


ゆっくり水面まで浮上して行ったアオウミガメ


O橋さん撮影のヤシャハゼ


K口さん撮影のヤシャハゼ


Y田さん撮影のヒレナガネジリンボウ

砂地にたくさんいたガーデンイール(スタッフ岩井撮影)


最後に浅場でサンゴと熱帯魚達と遊びました(^^)











今回もよく潜りりーの、よく食べーの、よく飲みーの、よく眠りーののメッチャ幸せなツアーでした!v(^^)v

皆様、本当にお疲れ様でした!(~-~)/