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2011年 4/30土〜5/4水 沖縄の西表島に行ってまいりました(^^)> 

5/1日
@バラス西
Aヒナイビーチ
B船浦マンダリン 
天気: 曇り時々晴れ 気温:  26℃
水温:   25℃ 透明度:@20〜25m
      AB5〜8m
波高: 0.5m
毎年恒例の西表島ツアー。今年はゴールデンウィークに行って来ましたよ〜!(^^)>

時は4/30土、我々を乗せたJAL2573便が関西空港を定刻の10:20に飛び立って今年のティーズエリア西表島ツアーも始まりました。

その後那覇空港で石垣空港行きの飛行機に乗り継ぎました。と、ここまではすこぶる順調だったのですが、ところが何てことでしょう!この日から沖縄地方は梅雨入りして石垣空港上空は分厚い雲で覆われ我々の飛行機は着陸できず那覇に引き返しました。

そして一時間後もう一度那覇から石垣島に再チャレンジ飛行を試みたのですが、二度目も分厚い雲に着陸を阻まれ、やむなく二度目の那覇の土を踏むことになりました。

その日はもう石垣島行きの飛行機がなくなったので次の日の臨時便が出ることを期待して先ずは那覇のホテル探しです。

僕達と同じ境遇のお客さんがたくさんいたので那覇市内のホテルを取るのも結構いっぱいで大変でしたが、何とか立地の良い便利で綺麗なホテルを取ることができました。

そうしているうちに次の日の朝8:00発の臨時便が飛ぶようになりましたとJALの空港職員からアナウンスがあり、みんなで一安心して那覇市内のホテルにチェックインしました。

安心したらお腹が空いてきました。
それからみんなで国際通りの居酒屋さんに繰り出し、オリオンビールを片手に今日のトラブルと明日からの西表島の話に大いに盛り上がりました。
明日は何も起きませんように!

次の日れわれを乗せた臨時便JTA1631便は3度目の正直で無事石垣島に着陸でき、高速艇で西表島に着いたのはAM10:20でした。

西表島に到着後早速皆でダイビングの用意をして、ファストダイブの「バラス西」を皮切りにこの日は3本、そして合計10本と今回もよー潜りましたよ〜!(^^)

と言うことでこの日の1本目は「バラス西」

どぼん!と飛び込むと船の下は見事なサンゴ礁が広がり、みんなで久々西表の海の感触?を確認するように楽しみましたよ(^^)

見事なサンゴ礁には、やはり色取り取りの熱帯魚がつきものです。テングカワハギやフウライチョウチョウウオ、セグロチョウチョウウオ、シチセンチョウチョウウオ、ミスジチョウチョウウオやアサドスズメダイ、ルリホシスズメダイ、ナミスズメダイ、ネッタイスズメダイやヒフキアイゴ、モンガラカワハギなど書き出したらきりがないほどの色んな熱帯魚達が我々のファーストダイブを歓迎してくれました。


ここは潮通しも良いので、リーフのエッジには流れてくるプランクトンを捕食するカスミチョウチョウウオの群れが西表の鮮やかなブルーの海に桜の花びらが舞うように乱舞し息を呑むような美しさでした。

更にその鮮やかなブルーの海に銀色のイソマグロが2匹我々の周りをゆっくりそして何度も旋回してくれました。これまた我々のファーストダイブを歓迎してくれているかのように。

ふとダイブコンピューターをみるともう一時間近くたっていました。楽しいことをしていると時間はあっという間ですね(^^)

一粒で何度も美味しいファーストダイブでしたが、今回はこれ位にしといたろ!とみんなでご機嫌さんで浮上しました(^^)v


2本目は「ヒナイビーチ」、上原港のすぐ隣のポイントです。

透明度はあまり良くないのですが、ここは砂地あり、ガレバあり、サンゴ根ありと色んな環境が揃っているのでこういうところは色んな生物が棲んでいました。

先ず砂地のイボハタゴイソギンチャクにはトウアカクマノミのカップルにその幼魚達や、テッポウエビと共生していたクロオビハゼ、サンゴの周りには金色のボディがゴージャスなミヤコイシモチが棲みついておりました。

小ぢんまりしたサンゴ根では、お約束のスカシテンジクダイやキンメモドキやキンギョハナダイやケラマハナダイが群れていてサラサハタやオニカサゴやオニダルマオコゼが彼らを狙っているといういつもの沖縄の世界が広がりました。

そうそうそのサンゴ根の下の穴の中にオイランヨウジのカップルがいました。雄の方のおなかを見てみると卵をいっぱい付けて保育中でした。我々が見ている間、雌は心配そうにずっと雄に寄り添っていました。ヨウジウオの仲間は夫婦仲が良いんです。ゴメンね!脅かしてしまって。

ガレバにはエビカニなどの甲殻類が多いのですが、意外とウミウシの仲間も多く、フジナミウミウシやシライトウミウシなどがガレバをゆっくりとそして器用に移動しておりました。


3本目は「船浦マンダリン」

名前の通りマンダリンフィッシュ(ニシキテグリ)狙いのポイントです。

当然彼らの住処のユビエダハマサンゴがあちこち群生しており、あっちでちょろちょろ、こっちでちょろちょろと出てきてくれたので、皆さん全員に可愛い姿を見て頂きました。

しかしちょうどもぐら叩きゲームみたくあちらとおもえばまたこちらとちょろちょろ登場してくれるものですから写真はなかなか撮りにくかったです。

しかしそこはしつこい、いや根気のあるT'sのメンバーです。何とか皆さん記念撮影に成功して「したり顔」で上がってきました。(^^)v





今回参加して下さった皆様(^^)


T渕さん撮影のノコギリダイの群れ


スタッフI井撮影のイソマグロ


T渕さん奥様撮影のカスミチョウチョウウオ


K口さん撮影のシチセンチョウチョウウオ


O橋さん撮影のトウアカクマノミ


M羽さん撮影のスカシテンジクダイの大群


I百蔵ちゃん撮影のオイランヨウジの夫婦


K口さん撮影のニシキテグリ


I百蔵ちゃん撮影のニシキテグリ

5/2土
@ハリケーン
AGスポット
Bノースコーナー
C船浦マンダリン
天気: 曇り時々晴れ 気温: 26〜29℃
水温: 25℃ 透明度:@AB25mC3〜5m 波高: 0.5m

3日目は先ず西表島の西側の「ハリケーン」「Gスポット」そして「ノースコーナー」の3ポイントに潜りました。(^^)

この島の西側に行くまでのロケーションがまた良いのです
(^^)v

鮮やかなブルーの大海原に浮かぶ、大自然がいっぱい残る大きな西表島を眺めながらのクルージングは、いつもながら南方色が強く、まるでパラオやモルディブなどの南のダイビングリゾートに来ているような錯覚さえ起こします。

その気持ちよいクルージング後、最初のダイビングは西側の代表的なポイント「ハリケーン」に潜りました。

ドボーンと飛び込んだ瞬間、スコーンと青く抜けた海に素晴らしく見事なサンゴ礁が目に飛び込んできました!これにはあんたホンマに感動しました。

その上をみんなで遊覧飛行したのですが、本当に気持ちの良いこと!空を飛ぶってこんな感じなのかなぁ?と思わず両手を翼のように広げてしまいました。

こう言う時ですよね!ダイバーになって良かった!と思える瞬間はv(^^)v

特にここは琉球菊花サンゴ(菊の花と言うよりキャベツのようなサンゴ)の群落が広範囲で見事でした。日本では珍しい風景です。

そしてここは地形も面白くあちこちにチャネル(水路)やトンネルがまるで迷路のように走り、その中から天井を見上げると天穴から光のカーテンがサーッと差込み我々を照らし出す様はいつもながら幻想的でうっとりする風景でしたよ(^^)


「Gスポット」ここは、トゲヅツミミドリイシやオオトゲヅツミミドリイシ(エダサンゴの仲間)の大群落があるところで、まるで針葉樹の森の上をヘリコプターかなんかで遊覧飛行しているようでした。

その上には熱帯魚はなぜか見当たらず、それがまた独特の静寂で重厚な感じがして、ええ感じでしたよ!(^^)

その後浅いところに戻ってくると、今度は日本で一番浅いところ(-7m)で見れるであろうスミレナガハナダイのハーレムがありました。

雄の雌に対してのディスプレイがメッチャ綺麗でした。

更に浅場では、負けじとアカネハナゴイの大ハーレムがこれまたメッチャ美しかったですよ!(^^)


「ノースコーナー」ここも島の西側を代表するポイントで、色んなサンゴが生息し透明度も良くとっても気持ちの良いところでした。

サンゴが多いので、ここには色んな熱帯魚達が集まります。

サンゴ礁にはシチセンチョウチョウウオ、アミメチョウチョウウオ、ミスジチョウチョウウオ、ヤリカタギ、フエヤッコダイ、セグロチョウチョウウオなどのチョウチョウウオの仲間、中層には流れてくるプランクトンを食べるカスミチョウチョウウオやハナゴイの大きな群れやツマリテングハギや色んなグルクンの仲間達がとっかえひっかえ我々の目の前に現れてくれました。

浅場ではここでもアカネハナゴイの美しい大ハーレムが我々の安全停止に付き合ってくれ、これでもか!と言いたげな魚達の演出にグネグネに癒されてしまいました(〜〜)


4本目は島の北側に戻って、再び「船浦マンダリン」です。

お目当てのニシキテグリは夕方の方が出が良ろしいので、4本目に持ってきました。

早速ユビエダハマサンゴの群落に行ってみると、出てます!出てます!それも昨日よりもあちこちに!

それからと言うものは、みなさんマイニシキテグリと45分間バチバチ撮りまくり、今度は「したり顔」を通り越して「どや顔」で上がってきました(^^)


気持ちよく抜けた海に素晴らしいサンゴ礁と仲間達!癒されない訳がありません(^^)
(T渕さん撮影)


英名はキャベッジコーラル(キャベツサンゴ)、和名は琉球菊花サンゴ、キャベツか?菊の花か?どちらに見えます?(^^)
(O橋さん撮影)

その琉球菊花サンゴの群生の真ん中にポツンとイソギンチャクが生息していてそこにハマクマノミが棲んでいました。
最後はイソギンチャクとクマノミは琉球菊花サンゴに占領されるのかな?いやさにあらず!
イソギンチャクも負けじと刺胞を振りかざしてけっして生存競争に負けず、ずっと同じ場所に居座って頑張っているそうですよ(^^)(T渕さん奥様撮影)


I百蔵さん撮影のチャネルの中のツマグロマツカサの群れ


K口さん撮影のトンネルの中のアオギハゼ


天穴からの幻想的な光のカーテン(O橋さん撮影)


針葉樹の森の上を遊覧飛行
(M羽さん撮影)


日本で最浅?のスミレナガハナダイ(K口さん撮影)


M羽さん撮影のアカネハナゴイ


I百蔵さん撮影のダンゴオコゼ


T渕さん撮影のニシキテグリ


スタッフI井撮影のニシキテグリ

5/3火
@バラス東
A網取浅場
Bティーズエリア
天気: 曇り時々晴れ 気温: 25〜27℃
水温:   25℃ 透明度:@20mA30mB15m 波高: 0.5m

最終日の1本目は島の北側の「バラス東」

ここは大きな大きなウミウチワが有名なポイントです。

このダイビングでK口さんが400本を達成されました!

K口さん、本当におめでとうございます!これからも感動と癒しを求めて素晴らしいダイビングを重ねましょうね〜!v(^^)v

そこでここの名物の大きな大きなウミウチワの前で皆さんと記念撮影をやりました。
K口さんとっても良い記念になりましたね(^^)v

その後はみんなで浅場のサンゴのリーフに移動して、癒されタイムです。

イソギンチャクには、ハマクマノミやカクレクマノミ、サンゴのガレにはクビナシアケウス(カニに仲間)、サンゴ礁の上にはニジハギやアサドスズメダイやミスジリュウキュウスズメダイやデバスズメダイなどの色鮮やかな熱帯魚達、それにここでもアカネハナゴイの大ハーレムに囲まれて本当に目の保養になりました(^^)


2本目は「網取浅場

ここはまっ白い砂地に、小さなサンゴ根が点在すると言うTHE沖縄の世界が広がりました。

こう言う真っ白い砂地には、お約束のガーデンイールがいっぱい。

うつ伏せになって目線を下げて彼らを見ると、真っ白い砂地と彼らのグレーのボディとバックのブルーの水が本当に美しかったです。

見る角度によって背景のブルーの色が薄かったり濃かったりしてこれがまたええ感じなんですよね(^^)

その後小さなサンゴ根に行って見ると、ここもお約束のスカシテンジクダイやキンメモドキやケラマハナダイやカシワハナダイやキンギョハナダイの綺麗どころが、再び我々を癒してくれました。

お天気も良かったので、真っ白い砂地がメッチャ気持ち良かったですよ(^^)

そしてこのダイビングで、T渕さんが見事150本を達成されました!

T渕さん、本当におめでとうございます!これからも感動と癒しを求めて素晴らしいダイビングを重ねましょうね〜!v(^^)v


ラストダイブはやはり我らが「ティーズエリア」ですがな。

やっぱりここは面白いですね(^^)

ユビエダハマサンゴの群落は格好の小魚の棲家になっておりまして、ネオンテンジクダイ、スカシテンジクダイ、クロオビアトヒキテンジクダイ、イトヒキテンジクダイ、マンジュイシモチなどのとっても可愛いテンジクダイの仲間がいっぱいでしたよ。

そしてこれらテンジクダイの仲間達は口いっぱいに卵を頬張っている♂がいっぱいました。「テンジクダイのとうちゃん達、頑張ってね!」って思わず水中で声をかけてしまいました(^^)

隣のナガレハナサンゴには、心の美しい人しか見えないニセアカホシカクレエビがいたり、砂地にはグレーや黄色のギンガハゼがあちこちいたり、和名の無いツバガイの仲間ケリドヌラワリアンスが這っていたり、小さなエダサンゴにはアカメハゼやアカネダルマハゼやキイロサンゴハゼがチョコンと乗っかっていたり今回も本当に楽しませてくれました。

あまり楽しいので今年も水中ガイドの梅ちゃんと目を合わさない様にしていたのですが、ついに目が合ってしまって無常の浮上のサイン?を出されて、後ろ髪を引かれる思いでみんなで浮上しました(^^)>


皆様、本当に本当にお疲れ様でした〜!!v(^^)v


そして最後の夜は、恒例の和風居酒屋「初枝」で打ち上げです。

オリオンビールと島酒を片手に美味しいお寿司と創作料理と、往路のエアーと、素晴らしい西表島の海と、そして皆さんとの楽しい会話で盛り上がったのは言うまでもありません(^−^)

と言う訳で、今回の西表島ツアーは最初往路の飛行機のトラブルでどうなるかと思いましたが、ロスタイムも最小限で予定通り10本潜れました。

終わり良ければ全てよし!無事そしてメッチャ楽しく幕となりました。

みなさん海って本当にええですね!

またぜひ近々色んな海に感動と癒しを求めてご一緒させて下さいね〜!(^^)>

今回も本当にありがとうございました!m(==)m



今回も参加者の皆様から頂いた西表島ツアー費の一部を、東日本大震災の義援金として寄付させて頂きました。

参加者の皆様、ご協力ありがとうございました!m(==)m


大きなウミウチワ(上、I百蔵さん。下、O橋さん撮影)



その大きなウミウチワの前で見事400本達成して皆さんに祝福されるK口さん!
本当におめでとうございます!
v(^−^)v

これからも感動と癒しを求めて色んな海にご一緒させて下さいね〜!(^−^)>


白い砂地に小さなサンゴ根!
THE沖縄の世界が広がりました。(M羽さん撮影)


そのサンゴ根に大きなハーレムで棲んでいたケラマハナダイの♂(K口さん撮影)



カシワハナダイとケラマハナダイの乱舞(上、M羽さん。下、T渕さん奥様撮影)

ニセアカホシカクレエビですけど見えます?


たまたま砂地の上を泳いでいた?チンアナゴ(T渕さん奥様撮影)


K口さん撮影のイトヒキテンジクダイ


I百蔵さん撮影のアトヒキテンジクダイ


T渕さん撮影のネオンテンジクダイ


M羽さん撮影のマンジュウイシモチ



ギンガハゼ(上、Ii井撮影。下、T渕さん撮影)



「初江」にて恒例の楽しい打ち上げです!(^^)v

下は、「初枝」で頂いた料理の一部です。今年もメッチャ美味しかったなぁ(^−^)










最後はホットマングローブのクラブハウスで二次会!(^−^)

往路のエアーと素晴らしい西表の海の話で盛り上がったのは言うまでもありません!(^^)v