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2007年 2/10土〜14水 フィリピンのセブ、マクタン島に行ってまいりました(^^)> 

ポイント: 2/11日
   マクタン島 ウミパラ
天気:   晴れ 気温: 29℃
水温: 27℃ 透明度: 10〜15m 波高: 0.5m
今年最初のT's AREA ビッグツアーは、フイリピンのセブ島、マクタン島に行ってまいりました(^^)>

2/10土。関西空港にAm7:55に集合してさぁ行くぞ!とみんなで日本を出発して、マニラで乗り換えて目的地セブ島に着いたのは夕方の4時過ぎでした。

夕方と言えどもさすがフイリピンです。空港から外に出たとたん汗かきの僕の額には玉のような汗が噴出してきました。
でもこれがいいんですよね。冬の日本から夏の南国に来たと言うのを実感できる瞬間であります。

フィリピンスタッフのピックアップを受けコテージに着いてから各部屋に別れ、シャワーを浴びてすっきりしてからレストランでまずサンミゲルビールで乾杯です。そして美味しい夕食に舌鼓を打ちながらみんなで明日からのフィリピンの海の話に一花咲かせてから、この日は早めに休みました。

次の日起きてみるとコテージや芝生、プール、オープンカフェのようなレストランのテーブルを朝日が満遍なく優しく照らしてくれていてとってもすがすがしい朝とお洒落な朝食を迎えることが出来ました。
そして日が上がってくるうちに毎度お馴染み独特のあの南国の香りが立ち込めてきて、それを嗅ぐといつもながら、南の海に来たぞ〜!と気合が入るのは私だけではありますまい。

と言う訳で今回も合計9ダイブとよー潜ってきましたよ〜!
まずフィリピンでの1本目はマクタン島の「ウミパラ」
ここは砂地とゴロタとサンゴのスロープが広がるところで、ファーストダイブにはもってこいの穏やかなポイントでありました。

みんなでこのスロープを下って行くと先ずピンクの海綿にピンクのイロイザリウオが、そして黄色いウチワには黄色のイロイザリウオが、うまいこと擬態していました。

横のミズガメカイメンにはピンクスクワットロブスターが、パラオクサビライシにはコロールアナモネシュリンプが、ザラカイメンにはクシノハカクテエビが共生し、根の上ではゾウゲイロウミウシ、ミゾレウミウシなどの美しいウミウシ達が我々の初ダイブを迎えてくれましたよ(^^)v


イロイザリウオ


イロイザリウオ


ピンクスクワットロブスター


コロールアネモネシュリンプ

ポイント:2/11日
   マクタン島 アナポグ
天気:   晴れ 気温: 32℃
水温: 27℃ 透明度: 10m 波高: 0.5m
2本目はマクタン島の「アナポグ」というところに潜りました。

ここもゴロタとサンゴと砂地のスロープが-15mくらいまで続いた後ー10m位ストーンと落ちる小さなドロップオフがあり、その後は砂地のゆるいスロープになっているところです。

先ず、お約束の深場からと言う事で、みんなで砂地のスロープまで下りて行くとムチカラマツニにゴルゴニアンシュリンプ、ウミトサカにイソコンペイトウガニが付いていました。両方とも本当に見事に擬態していましたよ。

それからドロップの壁をゆっくり登っていくと壁にはネオンピグミーゴビーやイソハゼSPなどの小さくてとってもキュートなイソハゼの仲間達や、シライトウミウシやゾウゲイロウミウシ、コウメウミウシなどのこれまたとってもキュートなウミウシの仲間達が僕達の良い被写体になってくれました。

砂地とゴロタのスロープでは、ブラックレイドシュリンプゴビーと言う(日本にいない)ハゼの黒っぽいやつと黄色いやつがいました。(まるで日本の西表のティーズエリアポイントにいるギンガハゼのようでしたよ)
船下の砂地ではウミテングがひょうきんな姿と動きで我々を楽しませてくれました(^^)v


ゴルゴニアンシュリンプ


ゾウゲイロウミウシ


ブラックレイドシュリンプゴビー


ブラックレイドシュリンプゴビー

ポイント: 2/11月
マクタン島 マリンステーション
天気:   晴れ 気温: 33℃
水温: 27℃ 透明度: 15m 波高: 0.5m
3本目はマクタン島「マリンステーション」
ここは、−5m前後の浅い砂地とサンゴとゴロタの棚からいっきにー50m近くまで落ち込むドロップオフが続くポイントです。

こんなところはやはりドリフトダイビングが楽しくて楽ですよね。てなわけで、この壁沿いを緩やかな流れに乗りながら楽チンドリフトダイビングを楽しみました。

壁には色とりどりのソフトコーラルにパープルビューティーやメラネシアンアンティアスなどのカラフルなハナダイの仲間達がとっても綺麗でした。

キャンディーケインドワーフゴビーやネオンピグミーゴビーなどのキュートな小さいハゼ達もサンゴの上や岩盤などにあちこちいましたよ。

時折ある砂だまりを覗くとニチリンダテハゼが自慢の背びれを華麗に広げていたりして、本当にノ〜ンビリとドリフトダイビングを楽しめました(^^)v


キャンディケインドワーフゴビー


ニチリンダテハゼ




ポイント:2/12月
    ヒルトゥガン島
天気:   晴れ 気温: 29℃
水温: 27℃ 透明度: 20〜30m 波高: 0.5m
二日目は、少し違った雰囲気を楽しもうと1本目、2本目共に「ヒルトゥガン島」に行ってみました。

ここはサンクチュアリーになっているだけあってさすがにサンゴや熱帯魚がいっぱいでとっても美しくそして気持ちよかったです。

この島の周りはドロップオフになっていて潮通しがよいので透明度も良く色とりどりのサンゴが見事に生息していました。そのおかげでやはり色んな生物の住処になっていて我々の目を楽しませてくれました。

ドロップオフのリーフエッジ辺りにはツバメウオの大きな群れが出来上がっていてその群れがずーっと我々についてきました。

前述したように透明なブルーの海とカラフルなサンゴ礁をバックにパープルビューティーやメラネシアンアンティアス、鮮やかな水色のデバスズメや黄色いキイロサンゴハギや白黒のメリハリの利いたミスジリュウキュウスズメダイなどの群れが一際美しかったですよ。
それらが南国のお天道様の光のカーテンの演出とからんでとっても気持ち良いんです!本当に身も心も癒されていくのが分かりました。


ツバメウオ


センヒメウミウシ


ウミテング

ポイント:2/12月
  マクタン島 ウミパラ
天気:   晴れ 気温: 33℃
水温: 27℃ 透明度: 10〜15m 波高: 0.5m
3本目は、マクタン島に戻って「ウミパラ」に潜りました。

さっきは「南の海に癒されダイビング」を楽しんだので、今度はマクロの海のアイドル達に癒されようと、みんなで小物探しです。

みんなで船下に集合したあと、いつもの砂地とゴロタとサンゴのゆるいスロープを下りて行き、今度はー24mのウスアカイソギンチャクに擬態の名人アヤタリカクレエビが、そしてすぐ横のミズガメカイメンにはピンクスクワットロブスターが窪みに潜んでいました。

少し浅いところのウミトサカにはこれまた擬態の上手なイソコンペイトウガニがトサカになりきっていたり、ヒトデにヒトデヤドリエビが付いていたりしました。こういう忍者みたいなやつを見破って見つけた日にゃ本当に嬉しいですよね。そしてそういうやつらは近くでじっくり見ると本当に愛嬌があって美しいですよね。我々の格好の被写体になってくれました。

船下のアマモ林には西表島のティーズエリアポイントにいるフチドリカワハギの親戚ブリストテールトリガーフィッシュがいたりしてここは何か妙に懐かしさを感じさせるポイントでしたよ。


アヤトリりカクレエビ


イソコンペイトウガニ


ヒトデヤドリエビ


ポイント:2/13火
 マクタン島 ストローハット
天気: 曇り時々雨 気温: 27℃
水温: 27℃ 透明度: 10〜15m 波高: 1.0m
3日目1本目はマクタン島「ストローハット」に潜りました。

他のポイントと同じように砂地とゴロタとサンゴのゆるい砂地を下っていくとー35mまでいっきに落ち込むドロップオフがあってその下の砂地にはハゼ天国が広がります。

壁の際辺りの砂地にはモエギハゼの親戚、タイニーダートゴビーがわんさか群れていました。形はモエギハゼなので同じようにとっても美しくそして可愛いです。

その横にはこれまた日本にはいないイエローライナーズシュリンプゴビーが巣穴の上でホバーリングしていましたよ。
もう少し深いところに行くと本物の?モエギハゼやミミックオクトパス(変身ダコ)がいるのですが、今回はこれくらいにしといたろでした。

その後みんなでドロップの壁をきょろきょろしながらゆっくり浮上していくと、今度はベニハゼの仲間のオンパレードです。ルブロマクラータス、ベニハゼSP、キャンディケインドワーフゴビー、ネオンピグミーゴビー、リングアイピグミーゴビーと今度はベニハゼの仲間たちがいっぱいいました。

浅い砂地やゴロタやサンゴのゆるいスロープに帰ると、毎度お馴染みブラックレイドシュリンプゴビーの黄色と黒が出迎えてくれていたり、アオボヤの中に小さなホヤエビ、ソフトコーラルにはナガレモエビSPやリトルファイルフィッシュ(小さな可愛いハギ)、コウメウミウシ、ミゾレウミウシ、シライトウミウシなどのアイドル達に出迎えてくれたりして、本当に贅沢なダイビングでした。


タイニーダートゴビー


ルブロマクラータス


ホヤエビ

ポイント: 2/13水
  マクタン島 アナポグ
天気:   曇り 気温: 28℃
水温: 27℃ 透明度: 10〜15m 波高: 0.5m
2本目はマクタン島の「アナポグ」

ゴルゴニアンシュリンプにもう一度会いに行こう!とみんなでドロップオフ下の砂地まで潜っていくとやはり同じムチカラマツのところにいましたいました!本当に変な形をしたエビです。でも彼は本当に擬態の名人です。ホストのムチカラマツにそっくりです。

その近くのウミトサカには僕の大好きなスケロクウミタケハゼがそのカラフルなソフトコーラルに溶け込むように住み付いていました。

その横のソフトコーラルには白いボディに赤いラインの入ったニシキフウライウオもまるでソフトコーラルになりきっていましたよ。

彼ら擬態の名手はとてもユニークな形をしているんですけど、これがまたじっくり見ると本当に美しいし写真栄えするんですよね。いつも僕達カメラを持っている者を魅了します。

ドロップオフの上の砂地ではこれまたいつものブラックレイドシュリンプゴビー(黄色と黒のペアー)が出迎えてくれたり、船下ではブルーの鮮やかなゾウゲイロウミウシ、黄色と黒のウミシダにはそっくりのアンボンクリノイドシュリンプ、ソフトコーラルにもそっくりなナガレモエビSP等に会えました。

海の中って同じところに潜ってもいつも違う生物や景色に遭遇するところが本当に楽しいですよね(^^)v


ニシキフウライウオ


バサロカクレエビ


ナガレモエビSP

ポイント:2/13水
  マクタン島 タンブリ
天気:  曇り時々晴れ 気温: 29℃
水温: 27℃ 透明度: 10〜15m 波高: 0.5m
ラストダイブはマクタン島の「タンブリ」です。

ここはサンゴとゴロタと砂だまりのゆるやかなスロープが続くところで、ここもいろんな生物に出会えましたよ。

シーファン(ソフトコーラル)にはとっても可愛いラジアルファイルフィッシュやエイトスパインカーディナルフィッシュが潜んでいましたよ。
サキシマミノウミウシ、フィロデスミウムブリアレウム、ミゾレムミウシなどのウミウシの仲間もいっぱいいました。

スロープを前進していくと飛行機が沈んでいましたよ。これはダイバーのために沈められたらしいのですが、まだ時間が経過していないのか、まだサンゴも魚達もあまり付いていませんでした。でも海の中で人間が作ったものをみるとなんか変な感じがしますね。その違和感が何か哀愁さえ感じさせます。映画「サルの惑星」の最後のシーンを思い出してしまいました(古っ!)

その後は、スロープを上がって行き、船の近くの浅いところではブルーレッグボクサーシュリンプが美しい姿を僕達に見せてくれました。
そして今回僕が一番見たかったユキンコボウシガニも最後にゆっくりじっくり見れて本当にラッキーでしたよ。

と言う訳で、今回の「T's AREAフィリピン、セブ島マクタン島ツアー」も無事そしてとっても楽しくご機嫌さんで終了しましたとさV(^ー^)V



サキシマミノウミウシ


ブルーレッグボクサーシュリンプ


ユキンコボウシガニ


皆さんで記念撮影(^^)v